【詩】霜の声
夜明け前の静寂に
草木が白く染まるころ
霜は語りかける...
「冬の訪れを感じてごらん」
その声はどこか懐かしく、
子供の頃の凍てつく朝を思い出す。
真っ白な息を吐きながら、
小さな手で雪を掬った記憶...
霜の声は、心に響く。
急がなくてもいい
寒さの中にも温もりはあると、
ささやくように...
足元の霜柱を踏みしめる音は、
消えてしまった遠い日の足音。
振り返れば、
そこにはいつも変わらぬ冬の風景。
やがて、朝日が昇り、
霜は静かに姿を消す。
「また会おう」と告げるように、
そっと、そっと消えていく。
冬の入り口で聞こえる声、
それは霜が残した、
忘れられない懐かしい響き...
By MakoCafe
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