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某アナウンサーへのイジり炎上に関して

フジテレビで落ち着いた印象のある新人アナウンサーが先輩アナウンサーにイジられているのが炎上しました。

この件について、というより、一般論でもありますが、マスコミ業界は普通の会社とは異なり、ほぼ個人自由業(個人プレーが主体)の勤め人です。局アナは多少サラリーマン要素もありますが、新聞記者や雑誌編集者などはほぼ個人プレーで、普通の上位下達な会社員とはまるで異なります。おそらく、こうしたバッシングの背景にはマスコミが、メーカーや商社、金融などのごく普通のJTCであるという前提で書かれている方が多いように思います。
私が上垣アナならおいしい場面だと感じますし、基本的にメディア人というのは見た目が地味だろうがなんだろうが遊び心のカタマリのような人が大変多いです。いつも脳内で面白いネタを考えるような人がメディア人です。それこそ、上垣アナの見た目が落ち着いて真面目そうだからこそ、イジられているのではないか?という視聴者のステレオタイプこそが炎上の要因の一つだったのではないでしょうか。
キー局地上波ですからあらゆる方、もっと言えば高齢者や高度情報に接さない人(非高学歴、非ハイビジネスマン)の思考、もっと砕けて言えば感情論先行の大衆層レベルに誤解を招かないことも大切です。他方で、こういう炎上の一つひとつの経験から、あらゆる階層に配慮して、「今のテレビはつまらない」「無難なクイズ番組ばっかりになった」みたいなことも起きます。

とにもかくにも、上垣アナはまたイメージアップになったようで、昭和時代から「軽い」印象のあるフジテレビでは異色のアナウンサーで活躍を期待したいと願います。

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