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地方旧帝大レベル国立組の移動距離と後期合格の悲哀

東大を目指す人は無理そうであれば一橋と東工大があり、それもきつければ早慶があり、東京都内に何重ものセーフティネットが用意されています。早慶第一志望の人もMARCHに日東駒専といくらでも裾野があります。
地方国立狙いの人も群馬大学がきついから宇都宮大学であるとか、高崎経済大学であるとか、2~3時間程度で帰省できる大学を選びがちです。
それに比べると受験結果でとんでもない移動距離を強いられるのが地方旧帝大の層です。

阪大を狙っていたけど難しく、神戸大も危ない、さすがに大阪公立じゃ同志社と変わらないし、でも北大なら受かりそうだなんてことはよくありますよね。
そうなると、今まで大阪で育ってきた高校生が共通テストの結果を見ただけでいきなり北海道に飛ぶ、何の地縁もない場所で生活をするなんてことがあります。ここまでの距離があるのはこの層特有ではないでしょうか。

また、〇〇大学前期僅差不合格、△△大学後期合格というパターンもよく見かけますが、〇〇大学と△△大学に3ランクぐらいの差があることもしばしばです。大学一般受験は競争の参加者が多い分、スポーツや芸術などと比べれば概ね実力通りのところに収まりやすい性質にありますが、国立大学かつ現役一本勝負が条件になると実力からかなり乖離した結果になることもあります。

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