wakatteTVで学歴を馬鹿にされるのはいい大学に入った証拠
wakatteTVはご存じの通り学歴エンタメYouTubeチャンネルで、人に学歴を聞いてはその価値を判断するという、人の興味を痛烈に狙った、あるいはそのせいで下品、低俗という評価もある動画チャンネルのことです。
一番話題になった「法政大学第一志望0人説」は大炎上しましたが、炎上したということはそれだけリアルを突いているという裏返しでもあるのですね。確かに法政大学は第一志望は少ない感じがするし、当の本人たちも理解しているし、なんならそれをちょっと楽しんでいる感すらあります。
さきほど「裏返し」という言葉を用いましたが、もう一回、さらに裏返ししてみましょう。
wakatteTVでは高卒、専門卒、聞いたこともないような大学の場合は反応が薄く、それほど馬鹿にしたりもしません。馬鹿にはするのですが、トーンが薄いのです。
これって他の現象にも当てはまりますよね。仕事でもちょっとダメな子には厳しく指導して使えるようにするし、期待のあらわれでもありますが、てんでダメな人には大して指導もしません。就職活動の面接でも、まるっきりダメな志望者はあくまでお客さん扱いしてニコニコしながら帰します。
つまり、法政大学をはじめMARCHあたりをコケにするのは、wakatteTVのコンセプトをはじめ、高学歴層の味方も、一応自分たちと同じステージの人間扱いをしており、その中での下層なわけです。
五大商社やコンサルでMARCH下位がいれば、会社の中でもほぼ最底辺の学歴ですが、でもそれはコミュニティ、仲間の中の最底辺であって、仲間外ではないということです。
法政大学は仲間内の最底辺、いわば、高学歴集団の一番下だから面白おかしく動画でコケにしているし、本人たちもそれをわかっている。明治、中央、法政の学生は以前からの大学気質もあって、そのようにされて喜びすら感じている人も多い(私の家族もそうですね笑)。ギリギリ高学歴の仲間に入って、そこでイジられ役をやっているだけで、そこに受からなかったその他大勢とは異なる学歴であることは動画編集者もインタビューされている人も視聴者もみんなwakatteいるわけです。
2月16日から法政大学一般入試の合格発表が始まりますが、合格した方は、wakatteでいじられるぐらいの学歴になったと合格を喜びましょう。わ、私は法政に受かったけど、法政は素晴らしい大学だし、あんな番組下品だし許せない!などと批判するよりも、冗談で吹き飛ばすような人の方が、友達づくりや就職活動など、対人コミュニケーションでもうまくいったりもします。
ところで、筆者は法政大学T日程を2年連続で受けたのだけど、今年はどうなるのだろう。昨年度は試験が終わった瞬間に満点を確信できたのですが、今年は1ミス2ミスぐらいはしていそうな気がするので、はてさてどうなることやら。
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