ハワイ大学の解剖実習を修了。なぜ経営コンサルが人体を解剖をするのか?
ハワイ大学マノア校で実施された解剖実習を修了しました。
表紙の写真が修了証です(名前は生成AIで消してあります)。
修了証にはこう書いてあります。
The John A. Burns School of Medicine University of Hawaii at Manoa in collaboration with Hawaii Anatomy Lab certifies that
’’NAME’’
has completed the Hawaii Anatomy Lab Anatomy Workshop October 11-13, 2024
直訳するとこうなります。
「ハワイ大学マノア校のジョン A. バーンズ医科大学は、ハワイ解剖学研究所と協力し、「あなた(NAME)」が 2024 年 10 月 11 ~ 13 日のハワイ解剖学研究所の解剖ワークショップを完了したことを証明します。」
たった一枚の紙ではありますが、学びの尊さと、多くの学びを得た誇らしさを感じています。
ありがたいことに本当に充実した3日間でして、終了後にPCを開いて日本の仕事を眺めてみると、ドラゴンボールの「精神と時の部屋」から出てきたような感覚がありました。
3年ほど留学して帰国して「え?日本ってなにも進んでないね?」と思うような感覚です。一緒に仕事している日本の皆さんをディスっているわけではなく、それぐらい解剖実習の情報量が多く、充実していたということです。
※精神と時の部屋についてはこちらをどうぞ。ご丁寧に物理学者が実現可能性について説明してくれています。ちなみに物理学的にも実現可能ですが、認知科学的にも、気功としても実現可能です。
さて、なぜ経営のコンサルタントを職業とする私が解剖を学ぶのか?
端的に言えば、身体をよく知るためです。
私は経営のコンサルタントをしながら、経営者に施術をすることもあります。思考や感情だけではなく、身体からアプローチしたほうが、よいゴール設定ができたり、問題が解決することも多いからです。
例えば、あれこれと悩んでいるクライアントに筋トレをさせると、「あー、なんかすっきりしました!」「なんか新しいゴールが見えてきました!」なんて言い出して、気持ちの良い顔で帰っていくことなんてざらにあるのです。
施術も同じです。経営者は、役員や従業員、顧客、競合、友人、家族、見知らぬ誰かから情報的に憑りつかれることがよくあります。憑りつく相手の情動は、嫉妬がや執着(しゅうじゃく)がほとんどです。
そして、本人は憑りつかれていることに気が付いていません。原因がわかっていないので、食事を変えても、睡眠を十分にとっても、遊んでもダメ。
だから、整体やオイルマッサージで払ってあげます。そうすると、元気になってまた仕事に戻っていきます。
これにはいくつか理由があって、物理と情報で分けることができます。
物理的には、運動によるホルモンの分泌や、施術による筋肉のゆるみ、交感神経・副交感神経の正常な動作、リラックスなどが挙げられます。
情報的には、先ほどの通り、憑りついているものを取り除くことでの脱洗脳や、クンダリーニ(大周天)を通すことでのゴール設定や気持ちのいい身体になることなどが挙げられます。
そして、情報と物理の基本的な法則があります。
「情報が先。物理が後。」なのです。
運動にしても情報が先です。クライアントにどんな運動をさせればよいのか、素早く問題解決ができるのかと考えることは情報です。
クライアントの身体のどこをどう触ればいいのか?これも情報です。
脱洗脳やクンダリーニはそれそのものが情報です。
さらに、情報と物理は地続きです。物理を見ることで情報も見れるし、情報から書き換えることで物理が書き換わるのです。
クンダリーニを通したければ、そこが通る中枢神経の臨場感が高ければ通りやすくなるのです。
憑りついているものは情報的であり物理的にも付いています。例えば大腰筋に付いていたりします。払おうとして大腰筋からどこかに逃げ込んだりもします。その時に、梨状筋や、恥骨接合部などを知っていれば、どこにいったかの特定もしやすくなります。
だから人体を学ぶのです。
物理的な人体の中身をよりリアルに見て記憶し、解剖学的視野から人体を情報的にも理解するのです。
でも、「それだったら本でも学べる」と思うかもしれません。
学べます。
しかし、臨場感の高さが違うのです。
解剖をすると圧倒的に見えてくるのです。筋肉の大きさ、筋繊維の走行、起始部停止部、動作と筋膜の連動性、神経の場所、形、脳、小脳、松果体…とにかくリアルに理解できるのです。
圧倒的に理解が進むことで、クライアントに対する運動のアドバイスも、施術も当然進化します。より早く、より正確にできるようになるわけです。
身体(物理)が見えると、思考や感情(情報)もより見えるのようになるのです。
しばらくは解剖学、ハワイ大学での学びをシェアしていきたいと思います。