RSGT2024に登壇しました
1/10-12の3日間に開催されたRegional Scrum Gathering Tokyo 2024で、「約30年の時を超えたデザインパターンの価値 -現代のスクラムチームの開発者がGoFのデザインパターンを学び直し得たもの-」というタイトルで登壇してきました。
参加ブログはまた別で書く予定で、ここではプロポーザルの元になった体験から登壇までの話を書いていこうと思います。
CSD研修〜プロポーザル提出
発表の中でも話したんですが、2023年6月に受けたDavid BernsteinのCertified Scrum Developer (CSD) 研修がきっかけでした。
RSGTにプロポーザルを出したいけど何かないかと5〜7月くらいに悩んでたんですが、何かのタイミングで直近で一番のUnlearnとしてCSD研修での体験が浮かんで、そこからは割と自分の頭の中ではトントン拍子でした。
先にブログでCSD研修での体験をまとめていたので、プロポーザルの書き始めの段階から考えがまとまっていたし、最後発表資料作りのタイミングでも比較的迷子にならずに済んだのでよかったです。
考えがまとまってたとは言え、プロポーザル自体は分散アジャイルチームについて考える会でフィードバックをいただいて一部の表現やタイトルを変更しています。
最終的なタイトルはすごく気に入っていて、フィードバックをいただいたみなさんありがとうございました。
事前準備、発表資料作り〜当日
CSD研修での体験に加えて、その後継続している学習の内容を発表しますとプロポーザルに書いたおかげで、発表準備にゴールがないストイックな状況でした。
結局資料をちゃんと作り始めたのは年明けてからなので、ほんっとギリギリまで読んでましたね。3冊諦めました、今読んでます。
年末年始全て返上したからできた動き方で若干の反省はしてますが、後悔はしてません。
読書しながら発表内容に繋がりそうなものをメモ取ってたんですが、おかげで普段より本の内容理解が捗ったような気がします。
複数の本からのメモを集めてると、色んなところが繋がってめちゃくちゃテンション上がってたんですが、さすがに材料全部を20分セッションに詰め込めるわけがなく…
fukabori.fmのGoFのデザインパターン回も好きなので聞き直して文字起こしさせてもらって引用しようと思ってたんですが、残念ながらお蔵入りしました。
諸々Miroには残してあるので、興味持ってくれた人と後日オタクトークのネタにしたいですね。
できるだけ追体験に近づく時間になるように
資料作りは過去の発表と比べると迷いなく進められた方なんですが、1つだけ途中で
「聞いた人ができるだけ追体験に近づく時間になるように」
と放心転換してました。
時間が20分に収まらない中、資料の52ページに聞いてる人に考えてもらう時間を作りました。
と言いつつ10秒も考える時間を取れてないんですが「◯◯でした」ばかりで話すよりも、より自分ごとになるようにとワンクッション挟んでみてます。
聞いていた方、狙い通りの効果があったかフィードバックいただけると嬉しいです。
発表練習のタイミングが難しい
1/9には移動するし、1/8は祝日だし、じゃあ2023年内に資料が完成するわけもないということで社内での発表練習を1/5に設定したんですが、まあほぼほぼ全員お休みな訳で…
けど発表者の自分を含めて10人(二進数)での発表練習が盛り上がって、すごく良いフィードバックをいただけたのでとてもありがたかったです。
ちなみに余談ですが、社内では何度でも再演するつもりなので他のセッションやコーチズクリニックなど優先して欲しいと伝えてました。
なので社内向けはここからが本番だったりします。
発表当日
お昼過ぎからスピーカー控え室に行って最後の準備を始めたんですが、そのくらいから発表前恒例の気持ち悪くなりまして…
今回は話が自分の言葉だけじゃなく、勉強して学んだ言葉を詰め込んでるので話す内容が飛ばないか、気が気じゃなかったです。
けど発表会場に入ると前の方に知った顔の皆さんが集まってくれて、さらに部屋付きスタッフの方含めいつもの感じで冗談を言い合っていただけたおかげでかなり回復しました。
発表中皆さんのリアクションを見ることはできず、後ろの壁あたり遥か彼方に目が行ってたんですが、始まる前の空気のおかげで程よい緊張感を保てました。
新潟の時はほんとに心臓バクバク、表情も喋りも凍ってたんですが、今回少なくとも喋りは解凍できた気がします。
緊張はしてたので誰がいたかちゃんと全員覚えきれておらず、抜け漏れ・間違いが怖くて名前はあげないですが(実際声をかけてもらったのにそのことを忘れてた方がいました、すみません…)、ほんっとうにありがとうございました!!
発表自体はほぼ予定通りの長さで終えられたし、1カ所話の流れに影響しない一言が抜けたくらいでちゃんと話しきれたと思ってます。
どんな人が聞きに来てくれたのか、開発者の人に手を挙げてもらおうと思ったのも忘れてましたが、まあよし。
いやーーー、やり切った!!!!!!
早速フィードバックをいただいたのも嬉しい
翌朝、OSTのテーマ出しの最中にしいばさんから感想&質問があるという方と繋いでいただいて、あれこれ話させてもらったのがとても嬉しかったです。
発表を聞くにあたってどれくらいの前提知識が必要だと感じたという、すごく気になってた話も聞けたのでありがたい限りです。
フィードバックは怖い気持ちもありますが、何もない方がもっと怖いので、フィードバックいただけると嬉しいです。
僕も他の人の動画を見たらできるだけ感想を送りつけようと思ってます。
最後に
プロポーザルにライクしてくださった皆さん、採択してくださったスタッフの皆さん、聞きに来てくださった皆さん、改めて本当にありがとうございました!!