クープマンの法則からわかること!【占有率】
ネット通販モデルの成功実例として
よく説明されるのが小林製薬さんです。
ネーミングが凄くイメージができるので
とても親近感が生まれます。
計画通りの売上を作ることができるのは
科学的な全体設計図があり、テストを繰り返し
やることで数値が見えてきます。
そして、特に重要な数字、つまり大手通販は
活用しているのに中小の小さな通販会社が
知らない3つの基準がコロナ前はありました。
・通販指数:2000
・MR:0.8
・年間リピート率:60%
があり、説明会やセミナーでもお伝えしてきました。
しかしながら、
定期購入の縛りが来年の4月になれば出来なくなります。
その前提でも、コロナ渦で大切な3つの基準は、
・NPS指数:▲30以上
・年間リピート率:60%
・営業利益率:30%
大手通販が育ててくれた市場のスキマを人の
価値観や世界観を通して商品やサービス
投影することになります。
その結果、小さな自社サイトが選ばれる
通販ビジネスになっていくのです。
最後に、全体設計図をつくる時に欠かせない
5箇条をまとめたいと思います。
全体設計図をつくる5箇条
1)付加価値(他社が言っていないこと)>価格
:価格より付加価値が重要です。
2)小さくてもナンバー1のポジションをつくる
:順番に上がっていくのではなく、デビューした時から
NO1というポジショニングが大切です。
3)コンセプト(一言で言うとどうすごいのか)を作成する
4)誰が言うのか?何を言うのか?からUVP構文をつくる
:アンケートやお客さまの声からUVP構文を作成します。
・〇〇にとって
・△△になるための
・××のサービス
お客様の声から価値を発信して欲しいと思います。
結果としてファンを獲得できれば、
カルピスの原液を薄めていくやり方で
リピートを増やすことができます。
つまりバックエンドからフロントエンドを構築していくのです。
5)ドライテストを実施する
:スモールサーチをしてから売り出すのが重要で、
決して直感で「えい、やぁっ!」はNGということが
わかって頂けたと思います。
どうぞ、これまでの私の解説を参考にして、
大手通販のやり方をそのまま自社のビジネスにあてはめる
のではなく、小さな通販のやり方で、大きな成果を手に入れて下さい。
最後に、市場の占有率を理解することで
一気にビジネスが加速します。
手通販会社=ブルーオーシャン
小さな通販会社=レッドオーシャン
として競合を精査する(市場シェア)
ことを心掛けてみてください。
大手通販がライバルのシェアを
奪う際に使う「クープマンの法則」があります。
市場シェアのお話が出たので、
大手通販がよく使っている「クープマンの法則」について、
少し触れておきたいと思います。
独占的シェアを持つ大手企業が、
市場の何%までを他社に奪われたら
認知して対策を講じてくるのか、ご存知でしょうか?
通販業界において、
その答えは、「10.9%以上」と言われています。
10.9%とは、市場的認知シェアになります。