コミュニケーションツールとしての同梱物
優良良顧客への同梱物を変えることは
CRMの最初の一歩です。
売上の8割は2割の優良顧客によるもの
という話はよく耳にするかと思います。
パレードの法則や2:8の法則といわれています。
通販のLTVを上げるためには
優良顧客が握っていると言っても過言ではありません。
優良顧客は最初にどこにいるのか自社の顧客でしっかり
区分してマーキングしている必要があります。
そのやり方は、数回にわたり解説している通り
まずは、全顧客の中からTOP1%をグルーピングする
ことから初めてください。
そして、そのTOP1%の優良顧客に対しては
”〇〇様、いつもご利用ありがとうございます”
とメッセージを添えて特別なプレゼントを同梱してあげてください。
対面同様に特別感のある接客を心掛けましょう。
誕生月にはプレゼントを同梱するなども有効です。
1回から2回目の引き上げやお試し購入から本購入
に至るグループについても重要です。
その具体的な方法は購入手段によって
同梱物を変える方法も有効です。
ECサイトから購入いただいたお客様と、オフラインから
購入いただいたお客様への同梱物も変えてみてください。
初回のお試し商品から
本購入への引き上げや定期購入の引き上げを例に挙げると、
・ECサイトから購入は
QRコード付きの定期コース申し込みチラシを同梱
・電話やFAXなどオフライン経由で
購入:定期コース申し込みの専用はがきを同梱
といったように、購入経路によって同梱物を変えるべきです。
これが例えば、FAXで注文した高齢のお客様に
QRコード付きのチラシを同梱してしまっては、
注文方法が分からず購入を断念することになり、
せっかくの定期コースへ引き上げるチャンスを逃してしまいます。
それぞれに適した注文方法を案内し、できるだけ機会損失を防ぎましょう。
どちらも同梱すればいいのでは?と
思われるかもしれませんが、
同梱物を入れすぎると逆に見てもらえなくなります。
まとめて捨てられてしまいます。
よって、サイズ感や色柄フォントを併せてブランディングした
同梱物を作成してください。
出来る限り必要なものだけを同梱する工夫を凝らしてください。
普段から競合から商品を購入し、自分が気になった同梱物の
一覧を準備しておくとよいです。
なぜ同梱物が大事なのか?
たかがチラシ、されどチラシ。
同梱したチラシで売上が飛躍的に伸びた事例が増えています。
D2Cや通販において同梱物は非常に重要です。
しかし、「なぜ」重要なのかを理解できている方は
少ないのではないでしょうか。
対面接客できないD2Cや通販の
コミュニケーションツールと位置付けてください。
よって宣伝チラシではありません。
コンバージョン率が高い優秀なコミュニケーションツール
です。