コミュニティ・ドミナントロジックの到来がすぐやってくる!
これからのブランドづくりの最もベースとなる考え方を
自分なりに整理しました。
本題へ
端的に要約すると、
・モノからコトへ
・機能価値から体験価値へ
という話を最近もよく耳にします。
このコト価値や体験価値の
最大化にしたブランドづくりを
ゴール設定にしていては、
今後、圧倒的なブランドができず
勝てなくなるのでは
ないかと考えています。
なぜなら、顧客がブランドを選ぶ
選択基準が、
こんなモノがほしい
こんな体験がしたい
というモノやサービスが
もたらす体験に寄った選択基準だけではないからです。
このブランド(この人)から買いたい
このブランドを応援したい&貢献したい&つながりたい
といった感情を持てるかが、
選択基準として重要になってきているからです。
この人やブランドと繋がりたい!
という感情が行動の原点になるかと思います。
このような変化になっても選ばれる
ブランドになるための考え方を、
コミュニティ・ドミナントロジック
(造語です)という概念です。
G-Dロジックは商品そのものの機能的価値の最大化
を目指す概念です。
G-Dロジックとは、グッズ・ドミナントロジック
です。
S-Dロジックはモノをサービスの一部と捉えます。
S-Dロジックは、サービス・ドミナントロジック
です。
サービス全体としての体験価値の最大化
を目指す概念と整理できます。
モノが溢れる以前の日本の高度経済成長期の時期は、
まさにG-Dロジックの時代です。
消費者の機能的なニーズが
満たされていなかったので、
商品自体の価値を高めることに
意味がありました。
昔の言葉で言うとプロダクトアウトです。
テレビをカラーにする
洗濯機を全自動にする
などの高度成長期の日本です。
しかし、モノが溢れてくると、
なかなか機能的な差別化難しくなっています。
例えば冷蔵庫だと
500㎜のビール缶が●本入る
消費電力を●%下げよう
など、G-Dロジックの範囲での
価値向上では、競争が厳しくなりました。
コモディティ化という状況です。
そこで最近言われているのが、
S-Dロジックの考え方です。
例えば冷蔵庫なら、
冷蔵庫の中身をAIで把握して
その食材で作れるレシピを提案する
や
冷蔵庫の開け閉めから
高齢者の見守りをする
などです。
また、購入後の利用フェーズも含めて
どんな体験を提供すると価値が最大化するか
という視点で、冷蔵庫を単なる
モノではなくサービスの一部として捉えます。
S-Dロジックでよく出てくる
例としては、ナイキ+もあります。
ナイキがNFTスニーカー企業を買収
ブランドのメタバース進出が加速
と15日のニュースで報道がありました。
ナイキは、ランニングシューズ
そのもののモノ価値だけではありません。
そのシューズを履いてランニングする
利用フェーズも含めて、
距離やペースの測定や記録化と
いったサービスでランニング体験価値を
高めた、まさにS-Dロジックの考え方です。
RTFKTブランドに投資することで
彼らの革新的でクリエイティブな
コミュニティーに貢献し、成長させます。
ナイキのデジタルへの進出と
可能性を拡張することだと、
ナイキの社長兼CEOのジョン・ドナホー
は説明されています。
日本のブランドもナイキのように
さらにその先に行く必要が出ていると思います。
それが今回整理した
コミュニティ・ドミナントロジックです。
コミュニティ・ドミナントロジック
をC-Dと略してみます。
C-Dロジックとは、
体験価値をコミュニティ
価値向上のための手段として捉えます。
コミュニティ価値の最大化を目指す概念です。
機能としてのコミュニティではなく、
共通の想いに共感した人たちで形成される共同体
というもっと広義の意味です。
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