戦略の見直しはまずは 自社強みをざっくりと把握する
戦略の見直しはまずは、
自社強みをざっくりと把握したところで、
次はいよいよ本格的に戦略らしいことをやってみましょう!
戦略の見直しは戦略BASiCSを利用すると良いです。
B … Battlefield(競争の場・戦場)
A … Asset(独自資産)
S … Strength(差別化ポイント)
I
C … Customer(顧客ターゲットのニーズ)
S … Selling Message(売り方・伝え方)
この5つについて順番に考えていきましょう。
戦略BASiCSとは?
戦場はどこか?
まずは戦場です。
戦場の定義は様々ですが、ジャンル・活動エリア・
活動プラットフォームを基軸に考えると良いです。
活動プラットフォームとは YouTube、TikTokなど
SNSで発信できるサービスを考えることです。
以前は「活動エリア」が重要でした。
しかし、コロナ禍は活動プラットフォーム
が重要になってきているかもしれません。
一旦、今の戦場を理解するところだけでOKです。
独自資産は何か?
次に独自資産を見ていきます。
独自資産は競合にはない独自の優位資産と考えてください。
例えば、創業200年の老舗の店舗・オリジナルレシピをもっている
特許技術・登録者数1万人のチャンネルをもっている
などは独自資産です。
その他にも、例えば老舗店舗のメンバー全員が
販売士資格のあったとしたら、
それも独自資産となります。
売り方に特化してファンと独自のつながりが持てそうですよね。
このように、あらゆる角度から自社を
客観的に観察して、独自の優位資産を定義してください。
差別化ポイントは何か?
強みと差別化ポイントです。
独自資産から生み出されたものが強みとなります。
先ほどの創業200年の例で言うと、次のようになります。
メンバー全員が販売士 = 独自資産
ファンと独自のつながりを作れる = 差別化
強み(競合優位性)と差別化ポイントは、
どちらも圧倒的であるほうが有利です。
また、持っている独自資産の組み合わせで
差別化ポイントが生まれることもあります。
とても大事なことなのでじっくりと考えてください。
ターゲットはどんな人か?
戦場、独自資産、差別化ポイントが定まったら、
次はターゲットの定義です。
あなたの商品やサービスをどんな人に届けたいですか?
「購入してくれるならだれでもOK!」
というのはやめてください。
もちろん、なるべくたくさんの人に届けたい、
という気持ちは大事です。
でも、ランダムに選んだ100人全員に
ベストなものを届けるのは無理です。
良いファンになってくれそうな
人の特徴を具体的に書き出しておきましょう。
そしてその人がどんな生活を送っているか
という世界観や価値観まで着目してください。
この人はあなたの商品やサービスを気に入ってくれて、
良い関係を築けそうですか?
ひとつ注意点があります。
ターゲットは具体的であればあるほど良いですが、
あまり絞り込みすぎるとマーケティングとしては失敗します。
特殊すぎる方向で絞りすぎると、
どこを探してもファン候補が見つからない、
なんてことになってしまいます。