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NPS指数からわかる現場力の改善と利益の源泉
第二世代のネット通販のノウハウの中で
利益を改善するための指数について共有したいと思います。
お客様の声のフィードバックから改めて体系化してみます。
その体系化とは、NPS指数(ネットプロモータースコア)になります。
このNPS指数を時系列で、お客様に定期的に取得をしてみてください。
NPS指数とは、「あなたの商品・サービスを
お友達に紹介してくれる可能性はどれくらいありますか?」
0から10点で評価の点数をつけてください、
というアンケートの項目内容です。
評価のやり方はこうです。
0点から10点にそれぞれ評価をつけてもらいます。
その点数を3つに分解します。
0点から6点までを批判者(マイナス)でくくります。
10点と9点は、奨励者(プラス)とします。
7点と8点は、これが中立者としてくくります。
この奨励者のプラスの比率と批判者の
マイナスの比率を引いて絶対数を出します。
例えばn=100として、批判者のカテゴリーとして
0点から6点付けた人が、例えば40人あれば、40÷100
で40%です
もし10点と9点つけた人が30名いたとします。
そうすると、30÷100=30% です。
その結果、プラスの奨励者の比率は30%
マイナスの批判者の比率は、40%
となり、30%マスナス40%で▲10となります。
※中立者は、このNPS指数の計算には使用しません。
このマイナス10ポイントっていうのが、
NPS指数となります。
このNPSの数値を改善すると、
経常利益が改善します。
業界によってそれぞれの基準値は違うのですが、
通販業界の平均は、マイナス30なんです。
だからマイナス30よりも、
極端なことを言うとマイナス30から0の中に
収まっているとすればすごい会社と
いうことになります。
このNPS指数が改善してくると
現場力が上がって利益も確保できると
いうことになります。
このNPS指数で計測された現場力って何かというと、
基本的にアップセール、アップサーブという
ついでに高額な商品を購入してもらうように
勧めたりするセールスをメインに指していました。
主にはコールセンターで販売する手法です。
※販売することが目的
しかしながら、現在ではこの現場力は
販売ではなくて、どちらかと言うとこれは、
顧客の相談窓口に意味付けが変わっています。
この相談窓口やコンセルジュを
社内で持ってる企業はリピート率が高いです。
これからの第三次世代のデジタルコマースでは、
位置付けが、いわゆるブランドとかメーカーに
なっています。
だから、この顧客対応は、非常に重要です。
この通販ノウハウの移りかわりからわかることは、
販売から相談窓口に変わり、顧客への寄り添いに
なっています。
しかしながら変化しない普遍な公式は、
CPAとライフタイムバリューの関係値です。
CPA<LTVです。
ライフタイムバリューの方が高くなるように
設定するというのが、普遍的な考え方になります。
そのためには、
事前期待と事後評価の関係値です。
何回もお伝えしていますが、
大切なのでもう一度お伝えします。
事前期待>事後評価 =批判(クレーム)
事前期待=事後評価 =満足(リピート)
事前期待<事後評価 =感動(口コミ)
この3つは端的に表現しています。
現場力を高めて顧客体験や顧客満足度を
高めることで、NPS指数が改善され
結果的に利益も残るということになっていきます。
現場でい多くの信用残高を高めるアイデアを出し合って
施策に落とし込んでみてください。
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