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100記事目指して毎日更新!その66、ド素人がVR版のコミケ、「バーチャルマーケット」に出店して限界突破した話
Ignition.挨拶
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
そろそろタイトルを変えようかなと思う今日このごろ。
どうも僕です。
本記事は私、Evolution LoopのMμLT1(まるち)がアウトプットの練習をするために100記事書こうぜ的なサムシングの記念すべき66記事目になります。毎日更新する気はあるんです!「する気は!」
それでは今日も進化の為に書いていきます
※今回は考える系の話ではなく筆者のエッセイ?になります。
そしてクッソ長くなると思うので、素人の苦悩を見たい方はぜひ御覧ください※
1st.恩返しは3倍返しで
出店を決意したのに特に理由はありませんでした。強いて言うのなら「なんかいけそうな気がする」と思ったので出店しました。非常に浅はかですね。
もともと筆者はVRSNSで使用するゲームワールドや自分がVR空間で自身の分身となるアバターなんかはちまちまと改変(見た目の改造みたいな行為)はチョットデキル位でフルスクラッチなんてまっっっったくと良いほど経験がありませんでした。
ですが、当時の筆者は無計画突撃野郎だったので、こともあろうことかフォローさせていただいている「コバッチ」さんという方にこのようなリプライを送ってしまいます。
リプライを飛ばして数時間たった後、我に返った瞬間に出てきた冷や汗の量は今でも覚えています。あぁ~人間て寒くてもこんなに汗掛けるんだなと………
いやいや、どうすんの!?モデルとか作った事ねぇよ!???言っちまった以上作るしかないじゃん!??!?!?なんて心境です。アホですね。
「しかも正面図のみです」
三面図はおろか正面図のみでアバター制作する難しさは理解していませんでしたが、インターネットに転がっている情報を日本語のみならず、ありとあらゆる言語で探しましたが出てくるモデル製作方法は三面図を使用した物か、高額なソフトウェアを使用して行う方法ばかりで途方にくれていました。
一週間前後に渡る検索の疲労とメンタルに掛かる負担が限界を迎えたころに「ま、いいか!正面図で作ればいいじゃん!ついでにコレでバーチャルマーケット4(以後Vket4と表記)出しちゃえ。怒られた時はなんか考えればええか!」なんて開き直ってしまいました。
今になって思えば無謀なチャレンジでしたが、おそらくコバッチさんにアバターを作って上げたい気持ちの根底にあるものは自分宛に書いてくださった一枚のイラストへの恩義にあるのではないかと今では思います。
僕がコバッチさんに頂いたイラストはこちら。人からイラストを頂いたことなど全く無かったのでとても感動したの今でも思い出すことができますねぇ(ノ´∀`*)イマミテモエエナコレ
2nd.新アバターとまったく進まない進捗
正式に許可をとってから速いもので2ヶ月半が立ちました。2月の半ばのことです。2ヶ月も時間あったら、アバターできてるだろぉ~なんて思う方がモデリング界隈の方的には多いと思いますが結論から申し上げます。
「なんの進捗もありません!!!!!!!!!!」
はい。進んでません。1ポリゴンも進んでいません。ではココで筆者が2月の半ばに何をしていたのか当時のツイートを見てみましょう。
VRで山登りしてました。しかも10時間以上………
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アホかお前はぁ!!もうやらねぇじゃねぇよ!登るのは別の山だろうが!同じポリゴンの山でもお前は3dsmax(モデリングソフト)の中でポリゴンの山ぁ積むのが使命だろうが!この戯け!!!!
と過去に戻れるならぶん殴ってでも止めてます。昔からエンジンが掛かるのが死ぬほど遅かった超スロースターターな筆者ですが、ココでもソレが発揮されています。
まぁ~強制じゃないし?約束と言っても当人はもう別の方から新しいアバター貰ってるから最悪vket4も落としていいんでないの??なんて甘い考えがあったのでしょう。やっぱりアホですね。
少し言い訳をするのならば、タスクは山のようにありましたが許可をとってからの2ヶ月の間でコバッチさんに新しいアバターが他の方より寄贈されていたのです。めでたいし、ほっこりするね。
VRSNSプラットフォームの一つ、clusterの愛好家集団である「ひきこもり衆」のお一人である∞∞hk∞∞さんがコバッチさんにアバターを寄贈されていたのです。当時の筆者が思う∞∞hk∞∞さんのイメージとしては「清楚・仲間思い・高いコミュニケーション能力・優しさ通り越して慈悲深い」と言うイメージで寄贈のツイートを見ても特に意外性は無かったのが印象深いです。まぁやるよねこの方ならって感じです。
当然ですが、良かったですね!コバッチさん!なんて幸せな思いはありました。しかしながら同時にやってきましたよ。ええ。悪魔の囁きがね。
「ヤバイィィィィィィィィ!!!?!?!コバッチさんと深い仲の方からの寄贈じゃねぇかああああ!俺がアバター完成させちまっても出番ねぇ!????
(ここでふと我に帰る)ん?いやまてよ、当人の思い出的にもシチュエーション的にもこのアバター最高じゃないか?もういいんでないの?作るのさぁ?やめても良いんじゃねぇの?楽になろうぜMμLT1よぉ」
なんて思考のまま、2ndの冒頭にあるVR山登りをするまで進捗がない状態が続きました。
冒頭で散々自分自身を罵倒したあの行為でナニカのスイッチがぶっ壊れました。頂上の1万5千メートル間近で頭の中でなにか切れちゃいけない物が切れた感覚というか、明らかに超えちゃいけない何かを超えた音がしました。本当にするんですね。脳でカチって音がするってヤツ。
ちなみに実寸台のスケールで1万5千メートルで月まで登りました。ドアホゥですね。全貌はこんな感じ。この後腕が上がらなくなります。
3rd.人間としての限界突破と取捨選択
結果的には強烈な成功体験をVR山登りで獲得して、人間的に超えちゃいけないラインを超えたような錯覚を得たことによって2月22日からようやくモデリングを初めて一週間後に完成しました。
はい。皆様の見間違いではありません。
一週間でできました。VRでの使用を前提としたアバターを作る知識がほぼゼロ(尚、原理は知っている)の状態で事実上のコバッチさん専用アバターである「黒松(くろまつ)が一週間でロールアウトです。
人間って全てのリソースを一つの事に注ぐことが出来たのであれば物凄い力を発揮するのだなとこの時実感しました。
またVRで山登ろうかな…(ボソッ)
しかしながら全てのリソースをこの子(黒松)に注ぐことによって優先順位を著しく落とさなければならないことがありました。
筆者はデジタルハリウッドオンラインスクールで40万もの借金を背負って通信講座を初めていたのですがコレがものの見事にありとあらゆるタスクとかち合っていて、酷い時にはフルタイムのアルバイト+大学の単位試験+Vket4の準備+デジハリの講座+私用で突っ込んでいる大小様々なタスクを毎日こなさなければならないという自業自得な状態でした。
そんな状態でやってきました。取捨選択の時間です。
タスクを後回しにしていたツケで、デジハリの課題を進めるか、黒松を作る(セットアップやVketの細かい準備)かの二択になっている事に絶句したのはいい思い出です。指差して笑ってください。皆様はきちんと予定立てて物事を進めてくださいね。
ここでは自分の信念に則ってほぼノータイムで黒松を作ることを選んだような記憶があります。
「金は借金背負えばなんとかなる!他人のために時間を使って何が悪い!俺が選んだんだから真っ直ぐ進めばいいだろうがよぉ!すでにアバター持ってても関係ねぇ。ゴールすることが大事だろが」
なんてクッサイ心境で作ってたと思います。熱いのはボーンヒートウェイトのエラーだけでいいっつの(CG関係の用語です)
そしてなんやかんやあって、2020/4/7にセットアップのお手伝いを含めたコバッチさんへ受け渡しの時がやってきました。
もう受け渡しが終わったこの段階で個人的にはVket4は始まる前に終わりました。
なぜなら、こんな決定的なまでに勝ち確定な出店をされている方は他にいらっしゃるでしょうか?少なくとも筆者は知りません。
正直な話、黒松をコバッチさん当人に使っていただければ筆者はそれでいいんです。あとはこのデザインが刺さってくれる方がVketの期間にたった一人でもいれば御の字かなって心境です。
今回の出店はかなり珍しい分類になったのでは無いかと自分では思っています。「皆に使ってほしいから参加した」のではなく「たった一人のために作ったアバターで参加した」のは下手したら僕も入れて片手に数えれる位の数しかいないのではなんて傲慢な考えを持ってしまいますね。
fin.最後に
「僕に素晴らしい機会をくれたバーチャルマーケットに関わった全ての人とイラストをくれたコバッチさんに絶大な感謝をこの場を借りてお伝えしたいとおもいます。
ありがとうございます。人間的に限界突破できました!バーチャルマーケットは主催の方がツイートされてたように機会そのものでした。
もし、3Dモデリングに興味がある。VRのイベントに出てみたい!そんな方がいらしゃるのなら、大きな声で俺はこう言いたい。
バーチャルマーケットに出店してみないか!!? ?」
僕が出来たから皆もできるとは言いません。ただ、チャンスに飛び込まなければ、自分から賽をぶん投げなければ始まらないのではないか?って感じです。
以下余談
ゴールディンウィークは非常に辛い休日でした。最初の2日でVketのブースを全て周り、後の時間はひたすらデジハリの課題をこなしている所です。もうケツから火を通り越して炎があがっています。ですが心境としては下記の画像の通りです。なんとか生き残ります。
まぁなんとかなるっしょ!