なんてよむのかな
このドリルの使い方
名詞を使ったひらがなの読みの練習です。このページの下にリンクがあります。それぞれ,リンク先を開くと,次の画面になります。
1年生のはじめなので,この画面に書かれている文字が読めないこともあるでしょう。したがって,はじめはおとなが読んで説明する必要があります。
「はじめる」ボタンをクリックすると次のように絵と文字が出ます。
「あめ」を読むだけです。
ひとりでやるだけなら声に出して読んでもよいでしょうし,思い浮かべるだけでもよいでしょう。しかし,複数の人で同じ画面を見ながら,たとえば交替で声に出して読んでみるのがよいでしょう。学校の授業であれば,プロジェクタに映してみんなで読む,ということも考えられます。
正解の○ というものはありません。「ひんと」ボタンをクリックすると絵が出ます。絵を見てわかるということもあるでしょうから,ヒントです。
読めたら「つぎへ」に進みます。
先頭の文字が,「あ」から,「い」「う」・・・ と順に出るようになっています。一通り(問題によって異なります)終わると2回目になりますが,2回目は順ではなくランダムに出てきます。
利用にあたって
このドリルは,おとなには何でもないものでしょう。しかし,小学校1年生にとっては,そう簡単ではありません。それは,「ひらがなが読める・読めない」とは別のところに問題があるからです。その点に注意しないと,「文字として読めたが意味がわからない」ということになりかねず,それはやっているのをただ見ているだけでは分かりにくいものなのです。
語彙の問題
絵を見たときに,それが何なのかがわかるかどうかです。たとえば,次の問題。
実際に臼と杵で餅をついているのを見たことがある子どもが何パーセントくらいいるでしょうか。住んでいる地域によっても違うでしょうが,ほとんどいないのではないかと思われます。
臼は民話「さるかに合戦」に登場しますので,絵本などで読んでいれば知っているでしょう。しかし,「さるかに合戦」を読んだことがないかもしれません。
すると,「も」「ち」「つ」「き」を文字として読めたとしても,なんのことなのかはわかっていないことになります。
国語は,特に1年生では「字が読めればよい」というものではありません。「文が読めればよい」というものでもありません。その言葉や文が表す内容が理解できていなければ何もならないのです。
言葉の意味を知って使えることを「語彙」といいますね。このドリルと,次の「もじえらび」のドリルには多くの絵が出てきますが,見たことのないものもきっとあるはずです。しかし,実体験がなくても,疑似体験であっても(たとえば,実際のあひるを見たことがなくても),その言葉が表しているのはどういうもの・ことなのかを理解することが大切です。
できればひとりだけでやらせない
前述の通り,これらの言葉を「語彙」として獲得させるには,ひとりだけでやらせないのが望ましいのです。
おとなと一緒にやることで,ただ答えるだけでなく,それはどんなもの・ことなのかの話ができるとよいでしょう。もちろん,練習としてひとりでやることを全く否定するわけではありません。
こどもたち複数でやらせながら,問題に出てきたものについて,何か関連することばあそびをさせるというのもいいかもしれません。
→練習する
「あ」から「お」
「か」から「こ」
「さ」から「そ」
「た」から「と」
「な」から「の」
「は」から「ほ」
「ま」から「わ」