【MBTI別】主人公(ENFJ)型リーダーシップ:「理想主義者」が現実社会で力を持つための実践的手法
1. 理想を掲げても、なかなか人は動いてくれない
主人公(ENFJ)のあなたは、いつも他者のことを第一に考えているはずだ。
チームの幸せや成長のために、理想を掲げて頑張っている。
でも、現実はそう甘くない。
あなたの熱い思いは相手に届かず、むしろ「押しつけがましい」と言われることもあるだろう。
いくら正しいことを言っても、相手は変わってくれない。
理想を語るだけでは、人は動いてくれないのだ。
リーダーとして組織を動かすには、もっと現実的な知恵が必要になる。
この記事では、ENFJの特性を活かしながら、実際の組織で力を持つための具体的な方法を解説する。
理想主義者のENFJだからこそ持てる影響力の使い方を、体系的に学んでいこう。
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2. ENFJの基本的な性格特性を理解する
2-1. カリスマ性と共感力が武器となる
ENFJは、生まれながらの指導者タイプだ。
人の心を直感的に理解し、相手が求めているものを本人以上に見抜くことができる。
それは単なる共感力ではない。
相手の感情を読み取り、その人が本当は何を望んでいるのかまで見通すことができるのだ。
このような共感力を持つ人は、教師や政治家、人事担当などに多く見られる。
たとえば、生徒が勉強に集中できない時、その背景にある家庭環境の問題まで察知できる先生。
部下が仕事でミスを続ける時、その原因が実は別の人間関係にあることを見抜ける上司。
こういった深い洞察力を持っているのが、ENFJの特徴だ。
あなたも、周りの人から「なんでそこまで分かるの?」と驚かれた経験があるのではないだろうか。
2-2. 人を導きたい願望が強い
ENFJには、人々を正しい方向へ導きたいという強い使命感がある。
ただし、それは上から目線で人を支配したいという欲求とは違う。
むしろ、相手の成長や幸せのために力を尽くしたいという純粋な思いだ。
部下や後輩の可能性を信じ、その人が持つ才能を開花させたいと考える。
そして、その過程で相手が成長していく姿を見ることに、大きな喜びを感じる。
このような特徴は、組織のリーダーとして大きな武器となる。
なぜなら、メンバーの個性や能力を最大限に引き出せるからだ。
2-3. 相手の可能性を見抜く直感力がある
ENFJは、人の持つ潜在能力を見抜く力に長けている。
まだ表に出ていない才能や、本人も気づいていない可能性まで感じ取ることができるのだ。
これは単なる楽観的な期待ではない。
その人の言動や態度から、将来の成長可能性を正確に予測する能力だ。
この能力のおかげで、ENFJは人材育成の面で大きな成果を上げることができる。
あなたも、周りの人の才能を見抜いて、その人が輝けるポジションに置いてあげたいと思うことが多いのではないだろうか。
このように、ENFJは人を見る目が確かで、組織を導くための素養を持っている。
では次に、一般的なリーダーシップ論とENFJの特性がどう関係するのか見ていこう。
3. 一般的なリーダーシップ論とENFJの特性
3-1. 人の心をつかんで導くのが得意
一般的なリーダーシップ論では、メンバーの心をつかむことが重要とされる。
ENFJは、この点において天性の才能を持っている。
相手の気持ちを深く理解し、一人一人に合わせたコミュニケーションを取ることができる。
しかし、ここに大きな落とし穴がある。
ENFJは相手の気持ちを理解しすぎるあまり、必要な厳しさを欠いてしまうことがある。
「この人のことを傷つけたくない」という思いが強すぎて、本当は言うべきことも言えなくなってしまうのだ。
これでは、リーダーとしての信頼を失うことになる。
3-2. ビジョンを示して人々を巻き込める
リーダーに求められる重要な役割の一つが、組織のビジョンを示すことだ。
ENFJは理想主義者なので、魅力的なビジョンを描くことは得意である。
しかし、理想を語るだけでは人は動かない。
現実の厳しさを知っているメンバーたちは、「きれいごとを言っている」と冷ややかな目で見てしまう。
3-3. チーム全体の成長を重視できる
リーダーは、チーム全体の成長を考えなければならない。
ENFJは、メンバー一人一人の成長を心から願い、支援することができる。
でも、それが逆効果になることもある。
たとえば、実力不足の部下を信じすぎて重要な仕事を任せ、結果的に組織全体に悪影響を及ぼしてしまう。
あるいは、メンバーの成長に時間をかけすぎて、目の前の成果を出せないこともある。
こうした理想主義的なアプローチは、現実のビジネスの世界では通用しないことが多い。
4. なぜ従来のリーダーシップ論では、ENFJは成功できないのか
従来のリーダーシップ論は、人の善意を前提としている。
「正しいことを示せば、人は従ってくれる」という楽観的な考えに基づいているのだ。
しかし、現実の組織はそれほど単純ではない。
人々は自分の利益を求めて動き、時には裏切りも起こる。
善意だけでは、組織は動かないのだ。
特にENFJは、人の善意を信じすぎる傾向がある。
そのため、政治的な駆け引きや権力闘争に巻き込まれると、大きなダメージを受けることになる。
ここからの有料セクションでは、ENFJが現実社会で生き残り、確実に力を持つための具体的な戦略を解説する。
このノウハウを知らないままでは、あなたは「いい人だけど、甘すぎる」と評価され続け、本当の意味での影響力を持つことはできないだろう。
理想を持ちながら、現実でも成果を出せるリーダーになる方法を、ここから学んでいこう。
5. ENFJが実践すべき戦略的リーダーシップ
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