#07【受講生インタビュー】介護、子育て、仕事、家事。1人4役をこなしながらエンジニアを目指すシングルマザーKotonoさん
なりたい人がITエンジニアとしての技術を身に付ける環境を提供しているEngineer.Okinawa(エンジニア・オキナワ)。
生まれや育ち、住んでいる地域や環境にかかわらず、誰もが首都圏と変わらない教育や働き方の選択肢、収入が得られる社会づくりをビジョンに掲げて活動しています。
Engineer.Okinawaには校舎がなく、授業はすべてオンラインで提供しているため、公式noteでは、受講生たちの「学ぶ動機」や「学習状況」などリアルな姿を発信しています。
受講生インタビュー第7回は、40代のシングルマザー、Kotonoさんです。
今の生活が逼迫しているわけではない。それでも今、在宅ワークで稼げるようになっておきたいと学習に励むKotonoさんにお話を伺いました。
受講生紹介!
Kotonoさんについて教えてください。
中学生の娘が1人いるシングルマザーで、娘と宜野湾市に住んでいたんですが、最近は親の介護があるので、実家があるうるま市でほとんど過ごしています。
私は地元の高校を出たあと、県内の大学に行って英語の先生になる予定だったんですが、教員を目指す中で興味がブレて、試験に挫折してしまって。
それで大学卒業後、3ヶ月くらいはアルバイトをして過ごしていたら、たまたま今の職場である米軍基地の社員募集が出ていたので採用試験を受けて、それ以来ずっと米軍基地内で働いています。
仕事内容は、米軍基地内にある複合ショッピングセンターで出納係のような業務をしています。
基地のお仕事だと一般的な民間企業よりも給料が良いイメージがあります。どうして手に職をつけようと思ったんですか?
今はフルタイムではなく、パート社員という形で朝9時〜午後3時まで固定で働いているんですけど、職場がとても人手不足で、人の入れ替わりも結構激しくて。業務がキャパを超えている状況なので、周りでも転職する人が多いんです。
これまではなんとなく勤めてきたけど、親の介護もしながら働くことを考えると、私もずっとこの職場にいられないなとジワジワ思うようになったときに、「手に職」を持っていたほうがこの先を考えると良いのかなと思い始めたのがキッカケです。
そして子育て面でも、娘は今は中学生ですが、これから色々な人と関わり合い、色々なことに興味を持つと思うので、進学や留学など、本人がやってみたいって言っていることに「無理だよー」とは出来るだけ言いたくなくて。
経験ってやっぱり大事だと思うんです。私自身、大学を卒業して、踏み出すチャンスはいくらでもあったと思いますが、他に何も経験しないまま今の職場にずーっといるので、 娘には色々なことを経験、体験して、視野を広げて楽しい人生を過ごしてほしいなって思っています。
“ひとり親だから”という理由で娘がやりたことを我慢させず、色々経験・体験してもらいたい気持ちがあるので、給料も多ければ多いほど助かると感じていました。
そんなタイミングで、職場の同僚から、琉球新報にEngineer.Okinawaの記事が載っているのを紹介されて。
私とても慎重なタイプで、初めてのことに対しても一歩踏み出すのに時間がかかるタイプなんですが、「まずはカウンセリングを受けてから」「未経験からでも学べる」と書いていたので。
パソコンとかも持ってなかったんですが、まずはやってみようと思って、齋藤さんにどんなパソコンが良いのか聞いて、Basicコースが始まる前に購入して臨みました。
大きな一歩ですね!それから2023年9月に入会されていますが、Engineer.Okinawaに入ってからの生活はどうですか?
時間の使い方が変わったというか、空き時間も休日も勉強するようになりました。
Excelの入力作業ぐらいなら普段から仕事でやっていますが、プログラミングは本当に未経験だから、やっぱりやらないと授業に追いつけないっていうのもあって、パソコンに向かう時間が増えました。
スマホでProgateとか開いて、ちょっとした空き時間でも勉強してます。
いまFrontEndコースで学習中ですが、プログラミングについてはどうですか?
私はBasicコースを2回受けたんですが、1回目はもう本当について行けなくて意味が分からなくて、質問すらできず、みたいな感じでした。
Progateをやって、授業の録画を見て振り返っているだけでどんどん時間が過ぎていって、ちゃんと理解できているのかも分からなかったので、齋藤さんに「もう辞めてもいいですか?」って言ったこともあったんですよ。Basicコースの2週目に入る頃だったと思います。
そしたら「分からない、知らないのはやったことないから当たり前だよ。焦らないで自分のペースでやっていいんだからもうちょい頑張ってみよう!」って言われたんです。
私、正直「えー!もう頑張れない😱」って思ったんです。
でも…他のみなさんもお仕事や子育てなど、自分の時間を十分に取れない中で授業に参加して、課題をこなして頑張っているんだし、私ももうちょい頑張って踏ん張ってみようと思って授業を受けました。
それでBasicコースを2回受けたら、心に少し余裕を持って勉強できたかなっていう感じです。
Kotonoさんは普段から英語を目にする機会が多いと思いますが、英語力は学習に生きていたりしますか?
そんなに英語もしゃべれるわけではないですが、ログ*を読むときとかは少しは役には立っているかな…と思います。
授業がある日はどのように過ごしていますか?
朝はだいたい4:30頃に起きて、朝風呂に入って目を覚まして、みんなの朝食と自分のお弁当を作るんですよ。それから朝食を済ませて、親の着替えとか少しだけ手伝ったら、娘が宜野湾市内の中学校に通っているので、6:10頃には家を出発して娘を学校に送り届けています。
7:30には学校に着くので、娘を送り届けたら、今度は私の職場がうるま市なので、またうるま市に戻って9:00に出社しています。
仕事は15:00にはだいたい終わるので、それから娘を宜野湾市まで迎えに行って、17:30頃に帰宅します。それから夕ご飯の準備をして、19:00の授業に出るって感じですね。
21:00に授業が終わったら、一旦家事をして、授業でやったところの復習をしたら、23:30には寝るようにしています。
朝から晩まで、忙しい日々を送られていますが、学習時間はどのように捻出されているんですか?
平日は時間が取れないことが多いので、その分を土日で補ってやっています。
土日は、家事以外の時間はずっとパソコンを見ているんです。「25分勉強して、5分休む」っていうポモドーロ勉強法っていうのをYouTubeで流しながら、最低4時間くらいはやっているかな…。
それで娘から「遊んでくれない!」と怒られるので、娘と遊ぶ時間もできる限り作ろうと思って、休憩時間に一緒にゲームやってます。ずっとパソコンばっかり見ている母親を見るのはやっぱり嫌みたいで、どうにか時間を作って頑張っている状況です…。
勉強時間と家族時間の配分に気を使いながら頑張っているんですね。毎日コードを書くようになって、Kotonoさんの中で働くイメージに変化はありますか?
元々、エンジニアは「めちゃくちゃ難しい仕事をしている」っていうイメージしかなくて。
実際に自分で学び始めてもやっぱり難しいんですけど、自分が書いて実行したコードが思い通りに動いたらめっちゃ嬉しいし、自分でHTML・CSS・JavaScriptでポートフォリオサイトを作れたときは「次も頑張ろう」って思いました。
最近のプログラミング学習に関する課題感や、苦手だと感じることはありますか?
質問力をあげたいです。
授業中に当てられるんですけど、自分の頭の中がぐちゃぐちゃすぎて、何が言いたいのか分からなくなっていることが多いんです。
ついつい「分かりません、ちょっと時間ください」って言っちゃうことが多いので、ちゃんと質問力を高めたいっていうのが課題です。
Engineer.Okinawaでは、技術だけじゃなくて、ソフトスキル面(エンジニアに必要な考え方や思考法)もカリキュラムに組み入れていたり、アウトプット重視の反転学習を取り入れていたりします。これまでの「勉強」のやり方に違いや変化を感じることはありますか?
ググり力はついたような気がします。日常生活でもよくググるようになりました。知りたいことに対して、質問の仕方を変えたり、検索ワードを変えたりして。
学び初めの頃に、授業で知らない・分からないことが多すぎて、Discord*で「頭ハゲそう!」「意味分からない!」って嘆いてたんです。
そういうとき、齋藤さんが「ただ知らないだけだから、これから学んでいけばいいんだよ」って言ってくれて。
知らないからそれで終わるんじゃなくて、少しずつでもいいからどんどん知っていけばいいんだなっていう考え方に変わっていったような気がします。
不安がりながらも、着実に力をつけているKotonoさん。引き続き応援しています!
ここまで読んでくださった方へ
『Engineer.Okinawa(エンジニア・オキナワ)』では、プログラミングの学習からエンジニアとしての実務経験まですべて、パソコンとインターネットがあればどこからでも参加できるITエンジニア養成プログラムを提供しています。
Kotonoさんのように「仕事ではExcel入力しかやったことない」というプログラミング学習未経験の方や、「手に職をつけて在宅で稼げる力を伸ばしたい」という子育て中の方、「他のスクールを卒業したけど実務を積んで即戦力のあるITエンジニアになりたい」エンジニア転職志望の方など、経歴も年齢もパソコンスキルも様々な方たちが挑戦しています。
ITエンジニアという職業は、社会への影響度も大きいほか、リモートワークや勤務時間を柔軟に調整できることも多く、技術を学ぶことで、より良い雇用条件やキャリアアップに繋がる可能性があります。
私たちは今の働き方を変えたいと考える方々に、技術だけではなく、『ソフトスキル(考え方・思考法)』や『チーム開発力』まで、エンジニアに必要な力を一から養う機会を提供しています💻
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【スクール概要】
対象:高校生相当(16歳以上)の方
※中学生以下で入会を希望される方、またはエンジニアに関する質問がある方は、無料カウンセリングでご相談ください。
FrontEndコース、BackEndコースまで修了した方は、Advanceコースで実務経験を積んでいきます。(※最短学習期間はあくまで参考で示しているものです。習熟度によってはコースを再度履修していただくように案内することがあり、それに従って学習期間が延びる可能性はございますので予めご了承ください。)
コース開講は毎月予定しています。
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Engineer.Okinawaへの入会には、無料のカウンセリングへの参加が必要です。カウンセリングへのお申し込みや、スクールの詳細は、ホームページをご覧ください。公式SNSでは、日頃の活動の様子を発信しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!