国内旅行体験記 #4
2022.5.13
久々に出張の機会があったときの話。
翌日の会議に備え、前泊のため移動。
定時を過ぎてからの移動だったので、新神戸駅で駅弁を購入。
売店で並んでいたインパクトのある瓦せんべいを写真に収め、乗車。
こだまで約2時間の旅。
車内はガラガラで、乗客がそれぞれ思い思い自由に過ごしている。
在来線に乗り換え、目的地の駅に到着したのが21時前後。
駅から見えるホテルにてくてく向かう。
その途中、柱の影にいた人影にびびって一歩後退る。
グレーのパーカーを着ている人がこちらに背を向けて耳のついたフードを被っていたので、一瞬背の高い着ぐるみと見間違えた。
ホテル到着。宿帳に記入。
パジャマはフロント脇の棚から各自で持っていくらしい。作務衣型だとありがたいが、ロングシャツ型。まあ一泊だしな。
鍵をもらってパジャマを取り、部屋に向かう。
お、最上階の角部屋だ。ありがたい。
部屋に入ると、コンパクトな作り。必ずしも最新の作りではないが、広そうなベッド。
最近主流になってきた、クローゼットなしで壁のフックに架けるタイプのハンガー。
奥の方のハンガーにコートをかけようとしたら、もう一本のハンガーがフックから外れて落ちた。
何となくだが、ハンガーに対してフックの長さと間隔が少し足りていない気もする。
とりあえず荷物を置いてコンビニに向かい、買ってきたお菓子と飲み物で一服。
USBの差込口は…ない。だろうな。
予想できたのなら、何故アダプタをもう1つ持ってこなかったのだろう。
荷物の重さをそこでケチってしまった。
ッシャアアアアアァァァァァァァァァ
トイレの水が申し訳ないくらい大量に流れる。
もう少し水流の音が静かで短時間だったらな、と思う。
シャワーを浴びる。
いつも不思議に思うことだが、ボディソープとシャンプーとリンスは何故浴槽から遠い位置にセットされているのだろう。
どれくらいの人がシャワー時に浴槽内へ移動させて、翌日乾いてから元に戻しているのだろう。
置いてあるまま使っている人はいるのだろうか。
ぼんやり考えながらシャワーを浴び、カーテンを開けるとユニットバス全体が曇っている。
換気口を見上げた。フィルターが真っ白な気もするが、見なかったことにしよう。
ユニットバスの出入口は、総じて床よりかなり高い。
入る時はある程度予測がつくが、出る時に高さを見誤るとカクンと膝が落ち、一人新喜劇状態になる。
この時、正面に姿見があると結構恥ずかしい(今回のホテルはなかった)。
ところで、ドアの内側についている銀色の金具はバスタオルをかけるものだろうか。
とりあえずそう思ってかけてみた。
歯磨き。しゃこしゃこしゃこしゃこしゃこ。
洗面台を前にして立つと、ちょうど浴槽の外側にある排水口で右足が沈む。まぁいいか。
ベッドに移動。
寝る前に、壁側に押し込まれたシーツと掛け布団を一生懸命引っ張り上げる。
見た目に綺麗なのは十分理解するのだけれど、できれば掛け布団は折り込まないで欲しい。
結局、全部出していないと足先の方がシーツに引っ張られて爪先を伸ばした状態になり、
寝返りも打ちづらいことがある。
下手したら足がつる。
できれば、掛け布団は折り込まないで欲しい。
世の中そんなニーズはないのだろうか。
寝過ごしてしまわないよう、少しだけ外が見えるようにして就寝。
翌朝、気持ち良い朝日が差し込んできた。
朝は明るいのが良い。
またお世話になる予定です。
よろしくお願いします。