見出し画像

【マンスリー・アオカケス 2024年12月号】ブルージェイズ 珍プレー好プレー大賞2024

ご覧いただきありがとうございます。
サイコロチキンカツです。

暦の上ではディセンバーを迎えました。
現地12/9~12/12にはMLBウィンターミーティングが行われ、トレード・FA市場を中心に盛り上がりを見せました。中でも注目を集めたのは最強左打者の1人、フアン・ソトとNYMの15年$765MというMLB史上最高額での契約や、球界トップクラス左腕のマックス・フリードとNYYの8年$218Mでの契約ではないでしょうか。有力なFA選手はまだ残っている中、ブルージェイズを含む各球団はどのような動きを見せるのでしょうか。
本日のお品書きとなります。


はじめに

今回は、「2024シーズンを動画で振り返ろう」と題して、2024シーズンを動画で振り返りたいと思います。10月・11月のnoteで選手各人に焦点を当ててきましたが、ここではシーズン中に見られたプレーに焦点を当てたいと思います。前回・前々回のnoteをまだご覧になっていないという方は、ぜひそちらも併せてご覧ください。

10月号

11月号

*私は本家の「珍プレー好プレー大賞」を数回しか視聴した経験がございません。そのため本家とは異なる形で、今回はお届けさせていただきます。
予めご了承ください。

*本ランキングは完全に私の主観で作成されております。ご意見等ございましたら、X(旧Twitter)にてお知らせいただけると幸いです。


今回紹介する映像は主に、ブルージェイズ公式X、及びYouTubeより引用しております。フォロー・チャンネル登録がお済でない方は、ぜひこの機会に!

公式Xアカウントはこちら



公式YouTubeチャンネルはこちらから


それでは珍プレー大賞から順番に見ていきましょう!!




珍プレー大賞


第5位

生粋のムードメーカー!ずんどこジョージ


事の発端は、現地8/20のCIN戦。5回裏に本日2本目となるホームランを放ったスプリンガーがベンチに帰ってから、いつも通りそのセレブレーションでジャケットを身にまといます。そしてハイタッチをしながらベンチの端へ。さあ次のバッターに注目しようと思ったところ、彼はその注目を自分に向けさせます。

なぜかカメラに向かってずんずん歩き出すスプリンガー。
チームメイトは誰も目にかけていませんが本日は満足げ。

しかし、このセレブレーション。後日、カークなどほかのチームメイトにも真似してもらえるようになりました。スプリンガーはさらにご満悦。

いつも明るい姿勢でブルージェイズを盛り上げてくれるスプリンガー。来季はどのようなミームを生み出してくれるのでしょうか。


第4位

バット…いやえんぴつ!?で魅せる男クレメント


現地8/16のCHC戦。この日の7番打者はサードのクレメント。

2回表、彼の打順が回ってくると何か異変を感じます。バットがえんぴつ!?そう彼はこの日、えんぴつ柄に装飾されたバットで打席に立ったのです。

ふざげたことするな!しっかり結果を出せ!って?
なんとこの日クレメントは4打数2安打のマルチ安打。4回表には打点も記録しています。遊び心も持ちつつ結果を残す、クレメントの良さが発揮された瞬間でした。


第3位

トロント・ルーキー・ペンギンズ

次はプレー中のシーン…ではありませんが、
公式YouTubeチャンネルのショートで挙げられた1本の動画。
それは、ルーキーたち全員がペンギンのコスプレをして移動をするもの

首謀者は、ベテランのおちゃらけ者。ジョージ・スプリンガー(当時34歳)

ルーキーたちはこぞってペンギンの真似。体を横に揺らしてみたり、集団でペチペチ歩いてみたり。それを見た先輩カケスも"Love them"と称賛の声。

しかし、一人だけ気に入ってない選手がいます。それが我らのエース、ケビン・ガウスマン。彼は"I hate penguins" "I hate them"というコメントを残しています。その理由は定かではありませんが、ネット上でも疑問の声が上がっています。

来季はトレードで数人放出されるかもしれませんが、(すでにホーウィッツはトレードされてしまいましたが…)いつまでも仲のいい関係でいてもらいたいものですね。


第2位

寝返り珍記録!?DJの歴史に残る一戦

現地6/26のBOS戦。この日のバッテリーはジャリエル・ロドリゲスとダニー・ジャンセンのコンビ。しかしフェンウェイ・パークで行われた試合は、2回表1アウトランナー1塁の状態で雨天の影響で試合中断。この試合は2か月後の8/26に延期が決定しました。

試合が再開されるまでの2カ月の間でMLBの中で非常に大きなイベントがありました。それが現地7/30のトレード・デッドライン。今年のブルージェイズはそこで大きな動きを見せました。その1つがDJのトレード。DJをBOSへ送り、その対価として、3人のプロスペクトを受け取りました

そして来たる8/26。6/26に雨天延期となったBOS戦が再開しました。ブルージェイズはトレードデッドラインで多くの選手を出したことにより、大幅の選手交代を加えます。そしてBOSもキャッチャーを交代します。リース・マクガイアに代わって、ダニー・ジャンセン。…ダニー・ジャンセン!?

なんと、TORでスタメンマスクを被っていたはずのジャンセンが、BOSのユニフォームを着て、TORの前に立ちはだかりました。非常に珍しいこの状況。実は1人の選手が両チームの立場から1試合に出場するのはMLB史上初の珍事。トレードの動きが大きい、そして試合延期のルールが複雑なMLBならではの出来事となりました。


第1位

ベンチからインパクトを与える男!菊池雄星!


*こちらはブルージェイズ公式YouTubeチャンネルに動画がなかったため、
MN Sports様より引用させていただきます。非常にわかりやすく解説してくださっているため、ぜひこちらをご覧ください。

現地6/9に行われたOAKとの試合。9回終了時点で3-3となり、勝負は延長戦へ。10回表、1アウトランナー満塁の状態でIKFが走者一掃のタイムリーツーベース。6-3とOAKを引き離します。続く打者はDシュナ。カウント2-2からの5球目をファールゾーンに打ち上げます。

ボールを追いかけるのはOAKファーストのソダーストローム。ファールフライかと思われましたが、ここでブルージェイズダグアウトから走り抜けてきた菊池雄星と激突。ソダーストロームはボールをつかむことができませんでした。

ダグアウトに近づくボールを避けようとしたのではないでしょうか。
とにかくぶつかった両者にケガはなくひとまず安心。ただ守備妨害ということでDシュナは結局アウトに。

試合に出場していない選手による守備妨害という非常に珍しい事件を引き起こした菊池雄星。来季からはLAAでプレーすることが決まっています。LAAのブルペンはレフトスタンド側にあるため、ウォームアップをする際や中継ぎに転向した際に、ぶつかる心配はありません。また、TORのアウェーブルペンはライトスタンドに設置されているため、凱旋試合でも問題ありません。

彼が元気な姿で凱旋してくれることを非常に楽しみにしています。
体(物理)には十分に気を付けてください。




ここまでが珍プレー部門となります。
では次に好プレーの方を見ていきましょう!




好プレー大賞


第10位

守護神攻略!チームを救う有能D ~Dシュナ 意地のHR~


現地4/2のHOU戦。この日、ブルージェイズの先発はべリオス。
4回にアルトゥーベからソロHRを浴びたものの6回一失点の好投を見せました。しかし、打線はそれに応えることができず、8回まで6安打無得点の静まり。今シーズン序盤のブルージェイズを象徴するかのような展開。

9回、HOUの守護神ヘイダーがマウンドに。この時点で今日は無理かな…という気持ちを抱いていました。しかし、先頭のゲレーロjr. がヒットで出塁!これは攻略なるか!と思ったところ、続くビシェットがダブルプレーで撃沈…

その後2アウトで迎えた絶望的な状況で、今季加入したベテランのJTがフォアボールで出塁。ここで回ってきたのが我らの希望、Dシュナ。ヘイダーが彼に対して投げた3球目。甘く入った球を見逃さず、左中間への大きな当たりを打ち込みました。打たれたヘイダーはマウンドに思わず屈みこみ、文字通り撃沈。

この後、チャドが無事に9回を抑えて、2-1でこの試合を勝利で収めることができました。シーズン序盤のピンチを1人で救ったこのプレーはまさに好プレーといえるでしょう。


第9位

怪物の目覚め!開幕戦の特大弾! ~ゲレーロjr. 今季第1号~


現地3/28にTBで迎えた開幕戦。その先発を飾ったのはべリオス。
彼は1回裏にアロザレーナからソロHRを被弾し、幸先がいいとは言えない展開で試合がシーズンが始まりました。ただ、最終的には6回2失点の好投でマウンドを降りたため、2年前の悲惨な開幕戦からの評価を覆すことができたのではないでしょうか。

4回表には、先頭打者のスプリンガーがTBの先発エフリン相手にソロHRを放ち同点に。6回表には9番打者のビジオもソロHRを放ち、2-1の逆転。なお、余談にはなりますが、この試合のビジオは2打数1安打(1 HR)2四球で出塁により、OPS 2.750を記録しました。

続いて1アウトランナーなしで迎えるのはゲレーロjr.。ここまで2打数0安打だった彼は、エフリンが投げ込んだ4球目を捉えて確信!ゲレーロあるあるの確信歩き!ではなく確信固まり!()彼の放った打球はバックスクリーンへと一直線!今季初安打は打球速度112MPH、飛距離450FTの特大HR。今になってみれば彼の今シーズンの再飛躍を告げる狼煙だったのでしょうか。

その後、ブルージェイズは珍しくも点を重ね、結果的には9-2での快勝。
シーズンが楽しみとなる開幕戦となりました。


第8位

カーク走る!走る!走る! ~キャリア初の3塁打~


現地9/21のTB戦。この日先発のジャリエルが踏ん張ることができずに4回で降板。6回終了時点でTBに3-1でリードを許していました。

7回表、2アウトランナー無しの状態からホーウィッツがフォアボールを選んで、ランナー一塁に。ここで打席に立つのはこの日5番を任されたカーク。TBのリリーフ、クレビンジャーが投げた98mphの球をライト方向へ。ライトフライ…かと思われましたが、ライトに入っていたジョシュ・ローが目測を見誤ったのか、後ろへと反らしました。ここでカークは守備の乱れを見逃さず走る!走る!走る!勢いそのままに3塁まで辿り着き、キャリア初となる3塁打を記録することができました。

カークにとっても嬉しかったのでしょうか。この日終了時点で打率 .246だったのが、そこからシーズン終了まで調子を上げ続けて、最終的には打率 .253まで上昇。9月の月間打率は.297を記録しました。

また来年も彼のスリーベースが見られるでしょうか。期待です。


第7位

恐いもの知らず!客席に飛び込むスーパーセーブ! ~レオ姫 決死のダイブ~


現地9/1のMIN戦。先発のジャリエルは無失点ではあったものの3回で降板し、4回からはヤーブローがマウンドに。しかし先頭打者にぶつけてしまい、その後は内野ゴロも絡んで、1アウトランナー2塁のピンチに。

続く打者は7番打者のマックス・ケプラー。彼が放った打球は1塁側へのポップアップフライ。しかし、打球は客席の方へと向かい、ファールフライに…と思われたところ!セカンドを守っていたレオ姫が爆走!そして果敢に客席に向かってダイブ!ファーストを守っていたホーウィッツや、ライトを守っていたバージャーを含め、誰もがファールフライかとあきらめた打球を彼は諦めていなかったのです!

ここで、2塁ランナーのオースティン・マーティンは隙を見逃さずに先の塁へ。3塁を越え、一気にホームへと向かいます。この場面をライトのバージャーは見逃していませんでした。レオ姫がキャッチしたボールをすかさず手渡しで受け取り、それをバックホーム!見事間に合わせることができました!(*ただ、MLB Gamedayでの情報を振り返ると、その後は2アウト3塁から再開しています。ここで何が起こったのかは覚えていません。)

彼のこのプレーはその日、ブルージェイズだけでなく、MLB公式にも取り上げられるなど注目を集めました。そして日本時間11/30に、MLB公式YouTubeアカウントにアップロードされた"MLB's Top 100 Plays of 2024!"では、見事52位にランクイン!今年のブルージェイズを代表する屈指の好プレーとなりました。


第6位

早くもトレード勝利!? ~ワグナー 世紀のデビュー戦~


現地7/29日に元ブルージェイズの菊池雄星をめぐるトレードが行われました。その対価として、ジェイク・ブロス、ロパフィードとともにHOUからやってきたのが今回のハイライトを飾るワグナー。

彼は現地8/12のLAA戦でMLBデビューを果たしました。注目の初打席は右中間を抜ける2塁打!初打席にして初ヒットを飾ります。続く第2打席はライト前へのヒット!それにより2塁にいたホーウィッツがホームへと帰り、初打点もこの日に記録しました

彼の勢いはまだ止まりません!5回に迎えた第3打席は1塁と2塁の間を抜くライト前ヒット。この時点で3-3の猛打賞を記録しました!さらに守備でも魅せます。8回裏、ウォードの打球が二遊間を抜けるかというところで、ワグナーがすかさず飛び込み鋭い当たりをセカンドゴロに。

試合自体は3対4で敗北したものの、彼はこの日、打撃成績3-4で試合を終え、MLBデビュー戦で3安打を記録したブルージェイズ史上4人目の選手となりました。


第5位

吠える!守護神を救うダイビングキャッチ! ~スーパーマン スプリンガー~


現地4/28のLAD戦。この日はガウスマンが先発し、7回1失点でHQS達成。打線も2回にバーショ、IKF、カークが連続してタイムリーを放ち、ブルージェイズの流れに。8回終了時点で3-1とリードしたまま9回を迎えました。

9回のマウンドに上がったのは守護神ロマノ。対するバッターはベッツ。初球、96mphの4シームをアウトローに投げ込みますが、ベッツはうまくライト方向へ流します。きれいに外野へと返された打球は右中間を抜けるかといったところで、スプリンガーがその身を投げ捨てダイブ!ブルージェイズレジェンドのケビン・ピラーを彷彿とさせる「スーパーマンキャッチ」!スプリンガーは大興奮!座ったまま雄たけびを上げます!

このプレーには現地大盛り上がり。カバーに入ろうとしていたバーショだけでなく、ベンチにいるチームメイト、そしてロジャース・センターの観客が彼のプレーを称えました。勢いそのままに、ロマノは無事に9回を無失点で乗り切り、チームは3-1のまま勝利することができました。

先ほど、第7位で紹介したレオ姫のダイビングキャッチと同様、このプレーは "MLB's Top 100 Plays of 2024!"にノミネートされ、49位にランクイン。2年連続ゴールドグラブチームを達成したブルージェイズらしいプレートなりました。


第4位

大エース漢気の完封 ~ガウスマン 109球にわたる死闘~


現地6/8のOAK戦。この日マウンドに上がったのはガウスマン。昨シーズンは大エースとしてチームを牽引していた彼ですが、今シーズンはこの試合までの成績が4勝4敗防御率 4.60 WHIP 1.34と芳しくありませんでした。

しかし、この日のガウスマンは一味も二味も違いました。1回表にDJの犠牲フライでブルージェイズが先制すると、その勢いを利用するかのようなピッチングを続けます。4回までOAK打線を1安打無失点に抑え、7奪三振。完璧といえるピッチングをしました。

さらに5回表にブルージェイズが5点を追加すると、ガウスマンの勢いも増していきます。安打も打たれつつですが、無失点のまま進み気づけば9回のマウンドに。9回もOAK打線を3者凡退に沈め、9回 無失点 被安打 5 奪三振 10と素晴らしい成績で試合を締めました。

これにより、ガウスマンはキャリア初となる完封勝利を収めました。また現地7/27のTEX戦では、9回 3失点 8奪三振と今季2度目となる完投勝利を見せました。昨シーズンと比べると成績自体は下降しましたが、「自分がブルージェイズのエースだ」という気概を見せてくれたように思えます。



さあ、ここからは気になるトップ3の発表です…




第3位

"シティ"に捧げるサヨナラ勝利 ~14回に及ぶ大熱戦~


現地5/31のPIT戦。この日はブルージェイズのシティコネクトユニフォーム"NIGHT MODE"のデビュー戦。黒に包まれたジェイズの選手たちが長時間の試合を見せました。

先発としてマウンドに立ったのはべリオス。彼は5回に3安打を受け1失点しますが、結果的には7回を1失点のみで耐え抜きました。先発として十分すぎる役割を果たしました。

べリオスがHQSを達成した直後の7回裏。2アウトランナーなしからスプリンガーが死球で出塁し、2アウト1塁。次に続く打者のIKFに代わり、ボーゲルバックが打席に立ちます。彼の放った打球はセンター方向へ。一見センターフライかと思われましたが、PITセンターのペ・ジファンがボールを見失います。打球はフェンス直撃!走り出していたスプリンガーはホームへ生還し、1-1の同点に!ボーゲルバックは2塁打を記録しました。

その後、8回・9回をチャド、ガルシアがきっちりと抑えて延長戦に。10回・11回を任されたのはピアーソン。10回はきっちりと抑えたものの、11回に1アウト3塁のピンチを迎えます。そしてブライアン・レイノルズがライト方向への鋭い当たり。それをスプリンガーがスーパーマンキャッチ!チームの危機をベテランが救います。手痛い1失点となったものの、1失点でよかったと考える方が自然ではないでしょうか。

続く11回裏。先ほどスーパーセーブで試合を救ったスプリンガーが2アウトからセンター前への鋭いタイムリー!またしてもチームの危機を救いました。その後ビジオがレフトフライに倒れ、試合は12回へ。

ピアーソンに代わってマウンドに上がるのはメイザ。しかし、またしても1アウト3塁からケブライアン・ヘイズの犠牲フライで1点を失います。しかししかし12回裏。今度はKKが犠牲フライを打ち、3-3で再度同点に。試合はまだ終わりません。

そして2イニングをメイザ・カブレラの2人で抑え14回裏に。先頭のクレメントはショートゴロ。続くKKがファーストゴロを打ち2アウト3塁に。ここで迎えるのは、本日5打数ノーヒットのDシュナ。対するPITの投手はカイル・ニコラス。彼が投げた初球をDシュナは見事に捉え、ライトスタンドへ一直線!アウェーブルペンに打球は着陸し、サヨナラホームラン!14回に及ぶ死闘は、不調を覆したDシュナの一振りで決着しました。

Dシュナにとってはキャリア初となるサヨナラホームラン。そしてNIGHT MODEでの初勝利。ドキドキの止まらない長時間の熱戦となりました。是非試合時代のハイライトもご覧になってください。



第2位

フェンス際の守護神!自身初のタイトルへ向かって! ~バーショ ゴールドグローブ賞への道~


第2位に輝いたのは、ドールトン・バーショ!の守備

彼は今季レフトで67試合、センターで94試合、 ライトで1試合(重複あり)の計136試合に出場しました。彼は1年を通してそのフィールディングでブルージェイズに大きく貢献し、Fielding Run Value 17 TZR 20 Defensive WAR 3.1を記録しました。そして見事、彼は以下の賞を今年獲得しました。

  • フィールディングバイブル賞 マルチポジション(初)

  • フィールディングバイブル賞 最優秀守備選手(初)

  • ゴールドグローブ賞 センターフィールド部門(初)

惜しくも、プラチナムグローブ賞はSEAのカル・ローリーが受賞し、バーショは逃す結果となりましたが、それでも大健闘です。X(旧Twitter)上でも彼の受賞を望む声も多く上がっていたことを見ると、彼の今季の守備が非常に評価されていたことがわかります。ぜひこれからも守備に関する賞をコンスタントに取り続けてもらいたいです。


第1位

BACK TO BACK FOR THE WIN!~ロパフィードとバージャーの逆襲~


そして見事第1位に輝いたのは、アディソン・バージャーのキャリア初となるサヨナラHR!

現地8/23のLAA戦。この日のブルージェイズはバシットが先発。しかし2回表にレンドン、アデル、ウォードからタイムリーを打たれて4失点。いきなり劣勢となってしまいます。しかし、その後は得点を許すことなく6回まで投げ切りました。

対してブルージェイズ。4回裏に先頭打者のバーショが安打で出塁。続くホーウィッツは2塁打でノーアウト2・3塁のチャンスを迎えます。そこからカークのサードゴロの間に一点を返し、さらにクレメントの安打でもう1点返します。この時点でのスコアは4-2。

そして6回にはまたしてもバーショとホーウィッツが出塁し、ノーアウト1・2塁のチャンス。そしてカークが安打でしっかりとバーショをホームに返します。しかし、後続の援護がなくこの回はこれでおしまい。スコア4-3と点差は縮まりましたが、未だ追いつくことはできません。

そのまま点差が変わることなく迎えた9回裏。9回裏のマウンドに上がったのは、ロアンシー・コントレラス。対する先頭打者は、HOUからトレードでやってきた期待の新人ロパフィード。カウント2-1からの4球目。低めのボールをうまくすくい上げ、左中間へ!そのままボールは伸び続けホームラン!最終回にして4-4の同点に追いつきました。

続いてバッターボックスに入るのは、バージャー。フルカウントで迎えた6球目。インコース少し甘めに入った球を捉えて、ライト方向へ大きな当たり!入った!…と誰もが思いましたが、少し右にそれてしまい特大ファール。大きな打球であったこともあり、すぐにリプレイの映像がTV画面上で流れます。そしてそのリプレイが終わると同時に、次の球を打った!これはあバージャーも、チームメイトもそして観客も確信です!彼のバットから放たれた打球はライトスタンドに一直線!

実況も"Now he drills one to deep right field and he does walk it off!(「今度こそは右中間に大きな一発を叩き込み、サヨナラだ!」)"と大興奮。見事にロパフィードとバージャーのルーキー2人でBack to Back ホームラン。またこれがバージャーのキャリア初となるサヨナラホームランになりました。シーズン後半に調子を上げたバージャーの今季ベストプレーとも呼べる素晴らしいプレーでした。


さいごに

今回noteを出すのが遅くなってしまったことで、ある問題が発生していました。それは本家のMCを務める方の某報道と重なってしまったということ。この名前を用いることが不適切かと考えましたが、企画そのものは不適切ではないこと、今回のnoteの構想自体は11月中からあったことを考慮して、このnoteを作成する運びとなりました。少し暗い話となりましたが、「こんなこともあったな!」と今回のnoteを通して感じていただければ幸いです。

最後になりますが、非常に長く拙い文章を読んでいただき、ありがとうございました。次回以降の【マンスリー・アオカケス】もご愛読よろしくお願いいたします。

p.s. スキとフォローしていただければ大歓喜です。あと、珍プレー探すの大変すぎた。10こも見つからんよ。


出展

X・YouTubeから引用しているものは、ハイパーリンクより元サイトを参照可能です。

ヘッダー画像はこちらより引用しています。


いいなと思ったら応援しよう!