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ダレトク?

漢字で書くなら、「 誰得? 」

親子喧嘩になったとき、ついつい、親は子供に対してマウントを取りがちではないでしょうか。あの手、この手を使って親子喧嘩における「勝利」に持っていくことは可能だと思います。

不機嫌な素振り、口を聞かない、無視、わざと冷たい反応をする、
何かをぶら下げたり(これやらないと出かけないからね!)
条件提示しての有利な体制作り(勉強しないならスマホ没収するぞ…)
態度に出す(足音のボリューム、食器の音・・・)

その過程では、行き過ぎた態度や、言動をとってしまうことが私はありました。そしてあとで落ち着いた時に「言いすぎた・・・」と思っても時すでに遅し。かえって一人で落ち込むこともあります。余談ですが夫婦喧嘩でも、ですね。

もちろん、どんなときでも手は出しちゃダメです。

うちの息子はこの状況になるのがとてつもなく嫌なので、早めにその場を収束させようとします。心ない返事してきたり、まったく気持ちのない謝罪だったり。それが親としては怒りを増幅させる要因になるのです。そうさせてるのは親なのに。

そんなマウントがとれていた状況からあるとき、ハッとさせられる一言を息子から言われました。

「それさぁ、 誰得なの?? 」

ダレトク?「誰が得すんの、それで得するのは親でしょ!」とでも言い換えておきましょう。

その発言でだれも得しないんですよ。その瞬間だけは言っている方がスッキリするのかもしれないけれど、感情をおおいに含ませたその内容は相手には届きません。怒って言ったって伝わらないこと、たくさんありますね。

相手もイライラするし、自分もあとで余計にイライラしたり自己嫌悪に陥ったり。結果、誰も得していないし、その件は解決もしない。むしろ、逆効果かもしれません。くやしいけど、おっしゃる通り。
思っていることを伝えようとして火に油、なんて何度あったことか。怒る?叱る?以前の問題ですね。このおかげで、伝え方を気をつけるきっかけになりました。

「 ダレトク? 」

これからも、戒めとして自分の行動や発言前に、考えとして持っていようと思います。

作った弁当を持っていくの忘れたり、台所にもってこなくて数日後に弁当箱出されても、怒るのやめよう! できるかな・・・

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追伸【部活はそんなに悪者なのか?】
怒鳴り声や大人のマウントが蔓延る部活動。それについて考えるいい機会になると思います。


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