
失恋時の恩人との再会・後編【失恋から立ち直る方法●】[2024/11/02]
こちらの気になる続きです↓
カウンターの居酒屋さんでは、食べたいものを頼んで、程よく飲みつつ、食べつつ、何気ない会話を楽しんだ。
K君の日本に帰ってやりたいことのひとつが居酒屋さんに行くことだったらしいので、喜んでくれたようだった。
居酒屋さんでは、ワーホリ先でどんな感じで生活してたの?って聞いたりとか、これからまだ大学戻るの?とか、途中からは、若干社会人風吹かせてしまって仕事の話したりとかしつつ、ワーホリ行く前と後じゃ何が変わった?とか聞いたり、結構まともな会話に終始した。
(これも、多様な価値観に触れたい私の生き方からしたらとても楽しい時間だった。)
時計は22時半をまわり、和食屋さんはそろそろ出なくてはいけない。
スタートが遅めだったこともあり、どっかでもう少し飲み直したいねとなったのだけれど、外は雨模様で歩きづらいし、下手に知らないバーとか行ってぼったくりに遭うのも怖かったので、どうしようかな~と言っていたらK君があそこにシーシャがあるって見つけて、シーシャのお店に行くことになった。
実は、私はシーシャは初体験だったのだけれど、何か月か前のわがままリストに書いていたことだったのであまり抵抗感なく行ってみたいなとなった。
シーシャを具体的に知ったのも以前相席屋でのことだった。
その時相席した若い夜の町で頑張る飲食店系のお兄ちゃんから、夜中ひとりでシーシャバーに行って思索をするのが、なんかスッキリして良いからオススメみたいなことを聞いた。(私がひとりでカフェで書き物とかするの好きって言ったからそれと似てるかもって。)
興味本位で行ってみようかと、「女性1人でお店来ている人いる?」って聞いたら、女1人はあんま見たこと無いな~。1台をシェアできるから、カップルとか友達同士なら来ているかもというのも聞いていたので、機会があればとは思いつつ、私は喫煙者でもないので、入ったことはなかった。
でも最近明らかに店舗数増えてきているし、興味はあった。
今回のお店は、カフェ風でアルコールもノンアルコールのカフェメニューもあるシーシャ店だった。後で調べたら、割と初心者向けにもおすすめされていたので、初めて行くには良いチョイスだったかもしれない。
正直シーシャのことは良く分からないので、1,2回行ったことがあるというK君にフレーバーの選択は任せる。2人だと1台を借りて、マウスピース?みたいな吹き口を自分のに差し替えながら交互にシェアして吸うことになる。
私は喫煙者ではないので、大丈夫かな?と思いつつ、普通のシーシャを1台頼んで2人でシェアした。
フルーツ系のフレーバーなので、そこまで抵抗感もなく、ちょこちょこ吸いで雰囲気を楽しんだ。初心者は気分悪くなる人もいるらしいけど、大丈夫だった。
まったり飲みながら、シーシャ吸いながら、話しながら過ごす空間なので、居酒屋さんよりはリラックスした雰囲気になる。
席もソファ席に並んで座って、ゆったりくつろいだ。
引き続き過激に働く社会人の話をして(いつもそんな働き方で体調とか大丈夫なの?って心配してくれる。かつ、自分の将来の働き方を考えているようだった。)、そんな空間なので、今度は、これまでもちょこちょこ話していた、失恋以降の私の半年間のおかしな行動や婚活の話、恋愛話とかして大いに笑ってもらった。
ここ最近の婚活で出会った男性について、私が理解できなかったことについて、男性目線でどう思う?とか、K君の恋愛観とか、男性ってこんなときどうなの?とか、私からも意見を求めてみたりした。
興味深かったのが、「よく世の中の恋愛指南に、男は追っちゃだめで、追わせないとだめってあるけど、あれって正しい?」って聞いたときだ。
あくまでK君はだけれど、正しいとも言えるし、正しくないとも言えるらしい。自分は相手の気持ちの方が大きいとしんどいかもって言ってた。それは分かる気がする。
なんか、好き度のバランスがお互い丁度良いといいんだろうなぁと私も最近思っていたところ。
あと、男性は目から入るから、好みのタイプじゃなければ好きになれない?って本当?って言うのも聞いてみた。
これもあくまでK君の場合は、見た目とかのタイプで好きになる場合と、中身で好きになる場合があるらしい。
後者の場合は、初対面でも話していて人間性が好きかどうかみたいなのでいいなってなることあるらしい。多分結婚したい人とかなるのは後者なんだろうなって言ってた。
ちなみにK君はコミュ力も高いし、普通に可愛い顔してるし、おしゃれだし、適度に人に甘えるのもできるから多分普通に恋愛してきた男の子だ。
(案外ここ数年は面倒でちゃんと恋愛してないらしいけど。)
仕事が楽しいけどバリキャリドン引きされがちっていう話の流れで、私のスマホの写真を色々見せることになって、画面を見せてたりしたら、元々隣に座っていたK君が、段々と距離を縮めてきた。
密着しかかってきたので、あーこれあかんやつやーと思いつつ、とりあえず写真の話を続けた。
※ここから過激ではないものの、彼の行動も私の行動もやや赤裸々な描写となるため、詳細については、以下の有料記事で記します。
<中略>
始発で荷物を置いている宿泊施設に帰ると言っていたので、彼が一眠りして目が覚めるまで、静かに時間を延長して、K君が起きたところで切り上げてカラオケを出た。
<中略>
改札に入る手前、「ちょっと待って!」って、振り返った彼に、「朝まで付き合ってくれてありがとう。本当に癒されてるよ。」って言って、私からハグした。
K君も「ありがとうね」って、はにかみながら笑って言ってくれた。
日常で会うことがないからこそ繋がったままでいられるのかもしれないけれど、多分K君とはまた時々連絡を取るんだろうなと思う。
普通に生活していたらお互い出会えない友人だ。
7か月ぶりのリベンジができて良かった。
朝の閑散とした駅から電車に乗り、とても眠る気持ちにならず、朝マックして帰路についた。