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安心感を与える人と不安感を与える人【失恋から立ち直る方法●】[2024/08/07]

はっきり言って、失恋から立ち直る方法のシリーズを始める発端となった彼については、どうにもならない条件的なところで切られているので、今となっては別に未練がある訳ではないし、あがいてどうにもなるものではないので、正直もう失恋の傷自体は癒えているのだと思う。

ただ、お見合いなどで新しい男性に会うたびに、比較するまではいかずとも、後からの疲れ方や一緒に過ごすときの楽しさを比較してしまう。
お会いする方々には、それぞれ良いところがあるので、失恋した彼と性格やスペックを比べる、というよりも、私自身の感じ方を比べているといった方が正しいかもしれない。

それぐらい、沼落ちの彼は、長時間一緒にいても疲れなかったし、わざわざ言わなくても考えていることが似ていたし、好きな食べ物や、生き方に対する姿勢が似ていた。
男女通しても、これまで30数年生きてきて、あんなに自分に似ていると感じた人に出会ったことがない。

運命論とかスピリチュアルとか信じている訳ではないけれど、
ツインレイとは一緒になれないとか、そういうのに納得してしまうぐらい、
魂の奥が通じ合っている感じというのを結構初対面から感じたのだ。
いわゆるビビッと来たとか、ときめきっていうのとはちょっと違う気がする。だけど、多分相手の考えていることが手に取るようにわかっていた。
この人、ひょっとしてびっくりするぐらい私と同じこと考えてる?って感じ。

だから、一緒に人生を歩めなかったとしても、この微妙な年齢の、このタイミングで、結婚を考える相手としてこんな人が登場するなんて、運命的になにか後々の人生に意味をもたらすことが絶対あるとしか思えないのだ。
そうでなかったらおかしいと思うぐらいのシンパシーだった。

短期間で私の知らない私の良いところを沢山見つけて教えてくれたし、私も彼が心の奥底で認識もしていなかったかもしれない真の願望みたいなものを引っ張りだしてしまったかもしれないという申し訳なさもある。

だから、こんな感覚になる人は、世の中の人に沢山会っていっても、もうそうそう出会えないだろうなという半ば諦めに近い気持ちで必死に足掻いて、出会いの数を求めているところはある。100人切りぐらいの気持ちでいる。

楽しい時間を1回経験してしまうと、1人でいることが無性に寂しくなってしまったのだ。そうやってすごい勢いでスカウトに乗って入ってしまったけれど、結婚相談所の婚活って、やっぱり何年も前から想像していたように、ドライに考えないといけない局面もあって結構辛いときもある。(もちろん、楽しいこともあるけど。)特に断るとき。

ところで、少し新しい局面だなと感じたのが今週。
今プレ交際しているうちの1人。
お見合いして、1週間後に初回デートに行ったが、久々に、話している間、精一杯意識を使っていて、ぼんやりと沼落ちした彼との比較をする余裕がなかった。(これまでは何かにつけて、新しい人と話すと沼落ちした彼との会話がひょこっと頭にもたげてきてちょっと辛くなった。)

ただただライトに話すのが楽しかったっていうのとはちょっと違うのだけれど、、すごく深く話せて、引き込まれるタイプの人であることは確かだ。
(彼がとても頭の良い聞き上手な人であるのは間違いない。)

次の日、ぼんやりと会話の内容を思い起こしていて、仕事をするのに魂が抜けているぐらいだったので、疲れたのかと言われればそうなのかもしれない。
でも、もう1日ぐらい経つと、もっと根本的な部分のモチベーションが上がったので、また今までとは違うパターンだなと思う。

彼本人は、どんな話題を話していても、真面目モードになってしまっていけませんね…と恐縮していたが、私自身もそういうところがある。

特に、職場のメンバーとの飲み会とかに行くと顕著。
若い人間が集まっているんだったら、もっと恋バナとかプライベートの話もしたらいいのに、私はどちらかというと仕事の話をしてしまう。
だって、職場の人間関係においては、やはり仕事が一番の共通の話題だし、
チームで作り上げる系の仕事なので、苦労話とかで共感しやすいのである。
(自分に胸を張って語れる恋バナが無かった引け目もあったのは間違いない。)
こんなのだから、仕事大好き人間と思われるのだ。

そこで、最近パートナーとうまくいっている人に聞いた決め手「安心感」というキーワードが浮かんできた。

私は常々信頼される人間でありたいとは思っているけれど、安心感を与えられる人間ではあるだろうか?

沼落ちした彼と、やり取りをしていたときは楽しかったけれど、いつもどこかで「不安感」を感じていたような気もする。

今出会って、プレ交際をしている人たちは「安心感」を感じられるだろうか。これからの私に必要なキーワードかもしれない。

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