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断るのがこんなに辛いとは【失恋から立ち直る方法●】[2024/09/08]

最初に断っておく。この記事を読んで不快に思う人もいるかもしれない。心が痛いとはこういうこと。

私は禁じ手をしたと思う。
プレ交際を終了させる際、本来はカウンセラーさんを通して行うものだが、成り行き上、本人に直接ありったけの感謝と幸せになって欲しいと伝えてお別れすることになってしまった。誠実でありたいという私のエゴでやってしまった。自分が沼落ちした彼に1週間ほど生殺しにされた挙句、本人ではない人の口から断られてひどく傷つき、引きずったトラウマがそうさせた。

今回、プレ交際を終了させたのは、ここのところの記事に登場している③の彼だ。

この週末休みがなく8連勤の状態でやっと作れた夜のデート。この約束さえも引き延ばしていたから、もうここで踏ん切りをつけないといけないと分かっていた。
2回目ぐらいから、カウンセラーさんを通して相手からの好意は伝わっていたから、真剣交際に進めない、結婚できる可能性がないのであればここで終わりにしなければいけない。

人柄が良い人だから、余計に辛かった。
でもこれまで彼から直接、私の何を気に入ってくれているのかというような内容は聞けていなかったのは気になっていたので、そのあたりも聞きたかった。

もしかすると、私が複数交際しないで、この人とだけ向き合っていたらつながったご縁なのかもしれない。(生理的にどうこうはおいておいて。)

なによりショックだったのは、彼が何年もお世話になっている仲人さんに人格否定をされ続けてきていて、私とのことでさえ彼が悪いのだとひどい言葉を投げつけられていたと知ったことだ。(彼が本当に言われたセリフがあまりに人間としてひどすぎて、でも個人に関わることなので晒さないが、人をサポートする立場の人間でそんなことを言える人がいることが信じられなかった。)

私の担当さんはシビアな現実を言うことはあっても、絶対に私の考えを尊重し、いつも励ましてくれる。だから、私も信頼して安心して、基本的に何でも相談できる。

彼は本来味方であるはずのカウンセラーさんからも罵倒され続け、誰にも婚活のことを相談できないと教えてくれた。
断る立場の人間が何をやっているんだというのは百も承知で、私は絶対にそんな人に自分の将来を預けては駄目だと言った。
ただでさえ自信を失ったり、気持ちが乱高下する活動なのに、そんな萎縮して良さを出せない状態で婚活なんてうまくいくわけがない。

そんな調子なので、これまで断られたときでも、フィードバックがなく、何を改善すれば良いのか分からないとさえ言っていた。
今回のように、私の都合(プレ交際が増えすぎて向き合い切れない)で、限りなく彼の非が無い事案でさえあっても、彼の男の甲斐性がないからかのように責め立てられたそうだ。

お断りの話が行くときに、彼がこれ以上辛い目に遭っては困るので、この話を私の担当さんに伝えたら、同じカウンセラーとして(結婚相談所はもちろん違うのだが・・)辛く、恥ずかしいことだとまで言ってくださったので、自分の担当さんはやっぱり信頼できる方だと思った。

何より辛かったのは、そんなことを告白する弱った顔の彼を見ていると、あろうことか、ほだされそうになってしまった自分がいたことだ。
ただ、彼は複数交際はしないタイプだそうなので、私だけなのだ。だからこそ、これ以上相手の時間を奪ってはいけない。
それに、1人ずつしか交際しない彼にとっての真剣交際はプレ交際の延長。
だけれど、複数交際している私は、もし彼を選んだら他の方を全てお断りしなければいけない。はっきり言ってそれはできない。
それに、私は真剣交際に進むときは、ほぼ結婚するつもりで、できる限り不安な点は全て解消してから進みたいと思っている。

だから辛いエネルギーを使ったけれど、卒業するという言い回しでお断りをした。

私とのことが駄目になったから、きっと彼はその仲人さんに見切りをつけることができるだろう。

ありったけのポジティブな言葉で感謝や、彼の良いところを伝えたけれど、断ったことには違いない。
でも、彼が私を気に入ってくれたポイントとして、言いにくいこともズバズバ話してくれるというところを挙げてくれたので、そこに甘んじて、傷つけない範囲で、できる限り彼にとって有益になる情報は伝えた。
彼がフィードバックも何が悪かったかも分からずお断りが来るよりは良いと言ってくれたのがせめてもの救いだ。

沼落ちしていなくても断るのにこれだけ負のエネルギーを背負うのだから、両想いで断らなければいけない人はどれだけ辛いだろう。辛かっただろう。

そして、こうやって自分から決断をして断るということをしてみると、自分も同じように、また断られるのではないかという恐怖が襲ってくる。
もの凄い負の感情だ。

肝に銘じていることだけれど、1回1回が勝負。
心を入れすぎると婚活は辛い。でも、心を入れて後悔の無いように向き合うと決めたのだから、そこは貫きたい。

ここまで断られる方が多い人生だったから、断ることで得る感情がこんなに辛いものだと初めて知った。
本当に今年は、正から負まで様々な種類の感情を知って、人生を味わっている。これが人間の深みを増してくれれば良いのだけれど…。

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