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老犬の咳き込み発作
こんばんワンコ✳︎
心臓病のチワワ13歳♂です。
僧帽弁閉鎖不全と仲良くお付き合い中♪
気圧が1010hp以上で安定してる時は愛犬の咳き込む発作も起きづらく、比較的安定して暮らせています。
いつまでも元気でいて長生きしてね、
愛犬の寝顔を見ているとしみじみそう思います。
高気圧が安定していれば体調も健やかですが、低気圧時や、急激な寒さによるヒートショックや、体のむくみなど、なんらかの影響で発作を起こした際は私もとっても不安でたまりませんでした。
ゲホゲホと咳き込んで、まるで人間がタンを吐くかのように粘ついた唾液を吐き出します。
肺に漏れ出て溜まった水分を咳をして出しているのです。
自力で肺水腫をどうにかしようと、
一生懸命にもがいている愛犬を見て涙が出てしまったし、
このまま咳が長引くと肺炎に繋がる恐れもあるし、不安でたまりませんでした。
付きっきりで何度も寝れずに朝を迎えました。
体の機能をうまく回すには血流を促進して適量の酸素が必要なのは言うまでもない話で、酸素を提供してくれているのは光合成をしている植物達ですが、夕方を過ぎれば陽は沈みます。
そうすると植物による酸素供給は激減し、昼間は酸素を出してくれていた植物も夜は酸素を吸って二酸化炭素を吐くようになるそうです。
ふだん過ごしている家の中ではどうでしょうか?
家の中は外に比べて植物が少ないです。
私も観葉植物を置いていますが、外に比べると気休め程度でしょう。
そして、人やペット達は酸素を吸って二酸化炭素を吐いています。
さらに、家にあるモノのあちらこちらに使われている接着剤や塗料などからも目に見えない有害な化学物質が気体で出ているそうです。
色んな要素が重なって夜〜朝方にかけての家の中は、酸素濃度も低くなり、換気も悪くて空気が悪くなる条件が整っているんですよね。
人でも喘息や呼吸器疾患の方、心臓病をお持ちの方は深夜、朝方に辛い事が多いかと思われます。
さらに、交感神経から副交感神経へと傾いていき、血圧も下がり傾向になり、体は休息モードになります。
『夜ゴハンの量は控えめが良い』と言われるのにも、納得がいきますよね。
過去記事の『空気清浄機と空気清浄木』でも書きましたが、酸素濃度は目に見えないけれど非常に大切で、健康状態を左右します。
私は深夜の発作時でも、とにかく外の空気を吸わせに連れ出します。
わずかな街頭でもあれば光で植物が光合成してるのを頼りに緑の多い所を狙っていきます。
12階在住で、一階に降りるだけでも気圧が5hp下がり、心臓に優しく自律神経にも優しい。
愛犬も活発に歩き出し、オシッコウンチをして帰ります。
犬は驚異的なスタミナを持つ生き物に進化しました。
猫とは違い、草原に出て暮らす道を選んだ肉食遺伝子です。
猫科はエコモードで暮らしています。
猫科動物の様に、待ち伏せや先回りなどせず、犬は一日中、獲物を見つけるまで鼻を頼りに歩き回り、獲物を見つけたら逃げる獲物が疲れて走れなくなるまで追いかけるという、超シンプルなスタミナ勝負の狩の手法です。
オオカミなんかは一日中、動き回っています。
ここから察するに、犬は相当な運動量がいると考えられます。
発作時の対処は動物として至ってシンプルに、
運動させて血流を巡らせ、排便を促し、トイレをしてもらって気が済むまで練り歩いてもらい、帰ります。
血流促進&デトックスするイメージです。
ひどい時なんかはゲホゲホ咳をしながら、たまに、おじさんがタンを吐くようにカーって言って粘液を出して、まるで隣でアヒルが鳴いているかのような、かなり大きなボリュームでガーガー言っているので、道行く人にもよく見られています。
獣医療従事者の方々でしょうか?お散歩中に
とある二人組が愛犬の咳き込みながら歩く姿を見て『心臓病だよ』と、話しているのも聞こえました。
愛犬は、咳き込む発作の出てる時に外に出してやると活発に動き回ります。
そして、やたらと何回も何回もオシッコして水分を出してウンチもして、帰る頃には、家からお散歩に出る頃に比べると、体のむくみが取れてスッキリ痩せほそって帰ります。
アバラ周りがスッキリすると、気管や心臓部に負荷がかからないようになるのでしょうね。
行きしは足取り重たくしんどそうに歩くのですが、帰りは足取り軽くスタスタ歩いています。
愛犬を観察していて、すごいなぁ。。と思わず涙ぐんでしまうのが、
発作を起こして苦しそうな時に外に連れ出してやると、深呼吸して、苦しいはずなのに弱々しくも私を引っ張って練り歩き出すのです。
自分が気が済むまで帰ろうとはしません。
犬は病院へ行って助けてもらおう。という概念が無いので、自分でどうにかしようとするのか、気が済むまで練り歩いて運動をして、オシッコウンチというデトックスをして自分で体重と体調を調節しているようです。
なんか感動するんですよね。
必死に生きようとしている姿を見て、私も歩きながら涙してしまうんです。
チワワなどの短頭種は、無茶なブリーディングによって、生まれた時すでに僧帽弁閉鎖不全症のステージ1〜2の心臓リスクを抱えている子が多いとか。
そして高齢なので、経年劣化で血管内に不具合が生じてて、もう血流がスムーズでないので運動することで自分で心臓の血圧をあげて、血流を促進させて、巡りを良くして要らないものを出して、体を軽くして心臓に負担をかけない体にする。
それを一生懸命に自力でやっている愛犬の姿を見ていると、私も一緒に歩いていて涙が出ます。
生きるとは、何か。
確実なのは、
生きるその先のゴールは死です。
ホゲーッ!ホゲーッ!って咳き込み、苦しみながらも一生懸命に歩く姿を見ていると、
いろいろ考えさせられます。
今まで愛犬に教わった事はとても深い。
無言で大切な事をたくさん教えてくれました。
今まで失敗が多かったけど、失敗は成功の元。
失敗がわからなければ、成功がわかりません。
それを無言で導いてくれるのはいつも愛犬です。
犬はいつでも何でも食べたがる生き物ですが、消化に良く無いモノや、ハイカロリーなモノは体がむくんでしまうので、色々と食べさせてあげたくなる気持ちとの葛藤の日々です。
気圧を読みながら食事の量とタイミングを計って、丁寧に愛犬の観察の日々なんですが、
気圧の上昇気流か下降気流かで、愛犬の食欲がぜんぜん違うので目で見てて面白いです。
低気圧時や、下降気流の時は、食事の準備をしている時に、
『別にそんなに食欲湧いてないけど、とりあえずゴハン出てくるなら食べとこうかな』みたいな感じで、無言で待ってますが、
上昇気流に乗った時は
『ゴハン!ゴーハーン!早く!早く!早くちょうだいよ!!』みたいな感じで甘えた声を上げて鳴いてきます。
テンションが気圧の気流によってぜんぜん違うので食欲の度合いが非常にわかりやすい笑
あまり欲してこない日は、量を少なめから与えてみて様子を見ます。
また欲してきたら与えますが、我が家では低気圧時は1日の摂取量も高気圧時に比べると2割〜3割ほど少なくなります。
更に要注意な超低気圧時なんかは、スープでファスティングした事もあります。
梅雨時期など超低気圧時なんかは犬も一日中ほぼゴロゴロ寝てますし、そんなに欲してきません。
私にはお天気はどうする事もできないので、
出来るだけ愛犬が穏やかに健やかに過ごせる環境を整える事を考えています。
最初は犬、ペット
途中から子供、パートナー
今では先生、師匠とも思えます。
死するその瞬間まで、一生懸命に生きてるその姿は涙ぐましく、微笑ましく、美しくて、愛おしい。
種は違うけれど、魂のソウルメイトとなれて、絶対に一生、忘れることはありません。
健気な言葉なき愛犬の生き様を一生、見守って応援していこうと思います。
皆様とペット達が穏やかで健やかな日々を送れますように˚✧₊