山梨大学生命環境学部環境科学科・田中研究室
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微生物に関する豆知識、トリビア等を紹介します。
研究内容の紹介山梨大学生命環境学部環境科学科・田中研究室では山梨大学工学部土木環境工学科・森&遠山研究室とともに植物や微生物のパワーを利用した環境浄化技術の開発と利用を大きなテーマとし、いろいろな研究を行っています。 例えば、田んぼや水路、防火水槽などで一面に広がるウキクサ(下の写真)をご存知でしょうか? 私たちはこの何の変哲もないウキクサが、その根っこに生息する微生物とコラボレートして(協力して)、環境汚染物質である環境ホルモン関連物質、界面活性剤(洗剤)やアルカン類(重
ピロリ菌って聞いたことがありますよね?正式名称(学名)はヘリコバクター・ピロリといって、胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因となる細菌です。ピロリ菌を発見(培養)したのはロビン・ウォーレンとバリー・マーシャルというオーストラリアの2人の研究者です。 ピロリ菌が胃潰瘍(胃炎)を引き起こすことを証明するために、マーシャルが自身で培養したピロリ菌を飲んだというのは有名な話です。「たとえ命を削っても研究データを出したい」という研究者はたまにいますが、彼もそういった研究者の1人といえるかもしれま
アシネトバクター(Acinetobacter)という細菌の名前を聞いたことがあるでしょうか?この菌、河川や土壌など、どこにでもいる細菌なのですが、一部のアシネトバクターは日和見感染菌(免疫が弱っている人に感染する病原菌)として知られています。 近年、その中に多剤耐性能を持つスーパー耐性菌が出現してきていて、医療の分野(病院)では特に警戒されています。 ちなみに、2022年3月の段階でアシネトバクターには74の種が登録されていますが、この中で多剤耐性菌として最も有名なのはアシ
10月より後期開始となりましたが、研究室に3年生が配属されました。配属人数は2名。これで、研究室の学生メンバーは8名(博士1名、修士3名、4年生2名、3年生2名)となりました。 平常時であれば、歓迎会を開催するところですが、コロナ禍ということで、今年度は集合写真の撮影のみ…。なんとも寂しい感じですが、今は致し方ないですね。 アルバイト学生(微生物アート担当)の4名も含めての写真撮影! (時節柄、全員息を止めて撮影しました)
先日に実施した県下高校生対象の高校生講座にて、4名の高校生の皆さん(微生物クイズで優秀な成績を収めた皆さん)にスタンプ培地にて手のひらに付いている微生物の検出実験をしていただきました。 ↑スタンプ培地の使い方(手のひらに「ぺたん」と押し付けるだけです) さて、その結果ですが次のようになりました。 Aさんの結果 Bさんの結果 Cさんの結果 Dさんの結果 人によって色や形態が異なる微生物が検出されているのが分かるかと思います。つまり、手のひらに棲んでいる微生物群集(
子供と一緒に近所の神社で散歩中、そこら中に蝉の抜け殻を発見。 家に持ち帰り、マクロレンズで撮影してみた。 モノクロ画像にしてみると、超合金のおもちゃ(40〜50代以上じゃないと分からないかな)みたいで、何か格好いい…。
オープンキャンパス(対面実施の中止が決定)で使うはずだった大腸菌のプレート。残念ですが、日の目を見ることなくオートクレーブへ…(泣)。