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21歳と31歳の若手が語る 介護の魅力 それぞれの想いで重度訪問介護現場へ 

今回は、ユースタイルケア重度訪問介護の現場で活躍する若手スタッフ2人による対談をお届けします。どんな経緯で入社したのかであったり、どんな想いで仕事をしているのかについて、2人で対談してもらいました!
※2024.4月土屋訪問介護事業所はユースタイルケア重度訪問介護に名称変更しました。八王子事業所は現在「ユースタイルケア 重度訪問介護 西東京」に変更しています。記事はインタビュー当時の内容です。
以下名称部分のみ更新した記事です。

人の役に立つ仕事がしたいと介護業界へ

──本日は、ユースタイルケア 重度訪問介護 西東京の同じ事務所で働く井上翔太さんと渡部竜熙さんにお話をうかがいます。井上さんも渡部さんもコーディネーターとしてお仕事をしています。井上さんはお若いですが、渡部さんよりも先輩に当たるとか。

井上:そうですね。私は21歳ですが、渡部さんより入社歴は早いです。

渡部:はい。私は現在31歳で井上さんより年上ですが、まだ入社して1年ですから、この会社、そしてこの業界でも後輩になります。

井上:私は入社して2年目です。この業界に入る前は、フェンスなどを組み立てる職人をしていました。渡部さんは?

渡部:私は飲食関係の仕事を5年ぐらいしていたんですが、夜の仕事だったんで、そこから介護老人保健施設に転職して6年ほど働いた後、昨年ユースタイルに入社しました井上さんが、職人からこの業界に転職したきっかけは何ですか。

井上:何か人の役に立つ仕事がしたいと思ったんです。私はお婆ちゃんっ子で、子供の頃は夏休みとかになると山梨に住むお婆ちゃんの家に1週間ぐらい行って、一緒にテレビなど観ながら過ごしていました。そのせいなのか、他の人の世話をすることはまったく苦にならないんですよね。

また「人の役に立ちたい」と考えたとき、介護は一番はっきりと「人の役に立つ」ことが目に見える仕事じゃないですか。だから介護に取り組んでみようと思ったんです。ちょうど職人時代に結婚して子供が生まれたタイミングだったので、生活を一転しようと思いました。渡部さんはどうして?

井上さんと娘さん

渡部:老健にいたときは、日勤だとスタッフ3人で、夜勤だとたった1人で30人ぐらいの入居者の方々のお世話をしなければいけないんです。ホント毎日忙しかったです。いろいろと「ああしてくれ」「こうしてくれ」と呼ばれるんですが、こっちは1人だからすぐに対応できなくて、「ちょっと待って」ってのが口癖になるほどでした。

大勢の方々のお世話を一生懸命しているけれど、このままじゃ、一人ひとりのお世話はおろそかになってしまうんじゃないか、と感じるようになったんですね。そんなとき、この会社の「一人一人、その人に合ったケアを提供する」という重度訪問介護というスタイルに共感して、「これこそが自分が目指す仕事だ」と感じて転職を決めました。

利用者様とスタッフの間に入る

──お二人とも、コーディネーターを担当されていますが、仕事をする上でどのような点が難しいと感じますか?

井上:コーディネーターは、利用者さんとヘルパーなど多くのスタッフとをつなぐ仕事です。もちろん利用者の方はお客様ですから、大切にしなければならないのはもちろんのことです。しかし何かあったとき、利用者さんとスタッフさんの両方から相談を受けて、両方の意見や言い分が食い違っていることがあるんですよ。

そういう場合、利用者さんを不快にさせてしまってはいけないし、一方で、気持ちよく働いてもらえるようにスタッフさんのフォローもきちんとしなければならない。こうしたケースは、一番対処が難しいですね。

渡部:私の場合、一人ひとりへのきめ細やかな対応を希望していたので、自分が現場にはいったとき、サービスを提供する時間がしっかり取れることは良かったんですが、いつも会っていると、仲が良くなりすぎる可能性が高くなりますよね。

この仕事にやりがいはとても感じているのですが、一方で一定の距離感を保たなければなりません。だから困ることも多くあります。現場に入っていると、ある程度親しくなるので要求もだんだん大きくなります。けれど、叶えてあげられないこともあるんです。だからお断りすると、強く文句を言われることもたびたびあります。

井上:文句を言われたりすることはよくありますし、入ったばかりのスタッフさんの中には、それで心が折れてしまう人もいますよね。でも、私は結構平気で聞き流すことができるタイプなんですよ。

渡部:それは得な性格ですね。

井上:これは、見方によっては良くも悪くも取られるんですが、いちいち相手の言葉を気にしていたら仕事になりません。だから、自分ではこの性格をうまく利用して、何があってもイラッとせずやって来られた部分が大きいですね。

あと、現場で利用者さんと直接やり取りしているのはスタッフさんだから、スタッフさんのために自分が壁になることもあります。

家族と一緒に過ごす時間を確保できる

──以前の仕事と比べて生活のスタイルなどは変わりましたか?

渡部:以前の飲食業界や老健の介護士は夜の仕事が多かったんですが、昼間に仕事ができるコーディネーターは家族と一緒に過ごす時間が取れるので、その意味ではよかったですね。もちろん、スタッフさんがお休みになったときには、自分が現場に入るので、急に出かけて夜勤になってしまうことも多いですが。

井上:そう。スタッフさんが休むと、代わりの人を探すよりも、自分が入ればいいと思ってしまうんですよね。

渡部:スタッフが休んで調整ができないと、いかに自分に大切な予定が入っていても、代わりにいかなければならないところは、ちょっと大変ですね。旅行の予定なんかは立てにくいかもしれません。また土日も関係なくシフトがあるので、家族と予定を合わせにくいということも正直あります。だから、どうしても外せない予定があるときは、事前にきちんとスケジューリングして調整することが必要です。

渡部さんと娘さん

現場を一度見てもらえればチャレンジしたくなるはず

──今、自分の仕事周りで困っていることや改善しなければならない課題というのはありますか?

井上:業界全体の人手不足が一番の問題かなってのはありますよね。改善策があるとすれば、やっぱり給与の額を挙げるということ。待遇の改善はもちろんですが、給与が上がれば、自然に働こうという人が集まってきて、人手不足の解消になるんじゃないかと思います。介護だけでなく保育士などの問題も同じですよね。

渡部:きついとか、マイナスのイメージばかりがどうしても目立ってしまいますよね。もちろん体を使うし、精神的につらいこともありますが、私の場合は、それ以上に「感謝される仕事」という点にやりがいをとても感じているんです。大変でも、その思いが何倍もの感謝となって返ってくる。介護職は、自分を成長させてくれる何かがある仕事のひとつだと感じています。だから、やっぱりどんどん若い人に出てきてほしいっていうところはありますよね。チャレンジしてもらいたいです。

井上:イメージを払拭させるために、たとえばもっとSNSなんかで情報を発信していき、きついことを超えるよいところをいっぱい伝えていくといいのでは。そうすれば、もっと若い人たちも仕事として訪問介護を考えてくれるんじゃないかと思います。一度、仕事を見学してみてもらいたいですね。実際に介護職として働いている人は、一般の人が想像することよりも、もっといい印象を持って働いていると思うんです。だから、やっぱり現場を一度見てもらってから判断してほしいとこはありますよね。

仕事も趣味も頂点を目指したい

──話は変わりますが、オフの日などはどういうことをされているんですか?

井上:私は中学2年のときからやっている、キックボクシングの練習ですね。ただ休みの日はやっぱり家族と過ごしたい思いが強いので、キックボクシングとかウェイトトレーニングは、普段の仕事が終わったあとにやるようにしています。近いうちにまた試合があるので、その日を目標にしています。

渡部:それはすごいですね。私は、そこまで取り組んでいることはないかな。一時期、ものすごくゲームにハマっていて、大会にも出たことがありますけど、最近はあまり……。昔は夜中にずっとゲームをやっていましたが、最近は夜になるととても眠いので、帰ってご飯を食べたら寝ちゃいますね。趣味といえば、男性の美容かな。肌の健康にとても気を使っているので、ちょっといいクレンジングを使ってみたり、高成分のドリンクを飲んでみたり、ということはしています。腸内環境の改善にも取り組んでいます。

──今後の目標を教えてください。

井上:もう単純に、どんどん上に行って活躍したいという欲があります。コーディネーターにとどまらず、いっそのこと、社長になることを目標にしています。大いなる野望ですよ。

渡部:私はそこまではさすがにないけれど、エリアマネージャーぐらいまでにはなってみたいですね。この会社は、とても環境がいいと思うのでもっと名前を広めてみんなに挑戦してもらい、会社も社会も良くしていければいいなという理想はあります。

──本日はありがとうございました!


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