見出し画像

ユーロリーグバスケットボール観戦記 2023-2024 Round 10 LDLC ASVEL Villeurbanne vs FC Bayern Munich

Round 10の観戦記になります
なんとかこのシリーズも続いております
引き続きよろしくお願いします

前回の観戦記も併せてお楽しみください

チーム紹介

LDLC ASVEL Villeurbanne

アズヴェルバスケットと呼ばれるこのチームはフランスのリヨンにある街ビルールバンヌを拠点とするチームです。

1948年に発足し、フランスリーグ Pro Aでも10回の優勝を誇る古豪チームですが、近年チームとしての動きが活発です。2014年に元NBAスターのトニー・パーカーが代表に就任し、その後2017年には現76ersに所属しているニコラ・バトゥームがチームのディレクターに就任しました。その後2019年にはサッカーチームを保有するOLグループに株式の一部を売却し、その契約の中にはユーロリーグ基準のアリーナ建設することを含んでいました。それによって2019年からユーロリーグに参戦しています。

今シーズンオープンしたLDLCアリーナ
15,000人ほどが収容可能

フランスとアメリカ国籍選手を中心に、フランス言語圏のカメルーン、セネガル出身選手と一人のデンマーク人選手を保有しています。

注目はフランス代表に長く君臨している魔術師 Nando De Colo(ナンド・デ・コロ)です。

NBAでもプレー経験があります

また、ヘッドコーチにはイタリア代表にも就任しており熱すぎるヘッドコーチで有名なジャンマルコ・ポッツェッコ(Gianmarco Pozzecco)が今シーズンから就任しています。

しかしながらチームの不振により2024年1月に解雇されてしまったようです(この記事のRound10時点では在籍)

https://basketnews.com/news-199832-gianmarco-pozzecco-dismissed-from-asvel.html

FC Bayern Munich

バイエルンミュンヘンのチーム紹介はこちらからご覧ください

この観戦記でナンバーワン登場のバイエルンミュンヘン
前回は終盤でのミスも目立ったLeandro Bolmaro(レアンドロ・ボルマロ)ですが、自分としては追いたい選手なので注目です

以下Qごとの試合雑記はビデオクリップと共にお届けします。気になったプレーやセットプレー、またQごとのスタッツも載せています。

1Qの冒頭部分は公開いたしますので、もし気に入った場合はぜひご購入ください💡

Qごとの試合雑記

スターティング5

ナンドデロコはもしかしたら本日出場なしかもしれません

1Q

7:40
なかなか得点が取れないバイエルンミュンヘンですが、#10 レアンドロのAnd1で初得点
今日も勢いがあります

6:28
アズウェルの流れるような速攻からファールドロー
綺麗に走るレーンが開けられていました

6:10
#14 サージイバカを中心にして#10 レアンドロがイバカをうまく利用したPnRからジャンプショット
6-7とバイエルンミュンヘンリード

バイエルンミュンヘンはゾーンDFです

バイエルンミュンヘンのゾーンDF


0:50
若い頃のキャリアをNBAで過ごしていたフランス人センター #9 ティモテー・ルワウ=キャバロのナイスパスから最後はオフェンスリバウンドをハッスルして得点
ティモテー・ルワウはキレがあります

0:04.9
バイエルンミュンヘンが最後のオフェンスを綺麗に終えようとしましたが、#15 の高い身体能力のブロックショットで阻止します
15番の背番号の選手のデータがなかったのでこの選手は現在はカットされてしまったかもしれません

戦いは互角に見えますが、18-22と決めるべきシュートを落とし気味なアズヴェルが4点ビハインドで1Q終了です

2Q

8:03
バイエルンミュンヘンもDFのギアを上げますが、PnRのカバーをうまくみてキックアウトから#00 マイク・スコットの綺麗な3P

3:43
アーリーで綺麗なアリウープ
運んでる時点から早めにボールマンスクリーンに行っているのでデザインされていたプレーなのかもしれません

1:09
ピックからポップして#00 マイク・スコットがまたもや3P
2/3で決めています
38-33でアズウェルリード

0:06
スピードのミスマッチに気が付いたところに力強いステップから#3 カーセンエドワーズが得点
38-37と一点差に縮めます

最後のアズウェルが押し込んで40-37とオフェンスの歯車が噛み合い始めたアズヴェルが逆転し3点リードです

3Q

9:08 
#9 ティモテー・ルワウ=キャバロの綺麗なドライブで得点

8:08
#7 ジョフリー・ロヴァーンのものすごいパワープレーw
しかしDFが耐えてトラベリングになりました
こんなに身体使うポストプレー初めて見ました


デコロはハムストリングの怪我で欠場のようです

4:24
51-45とリードされた中で#14 サージ・イバカのロング3P
3点差に戻します

その後はハッスルプレーながら落ち着いてシュートを決め続けたアズヴェルがリードを広げます
60-51

観客全体を巻き込んだコートパフォーマンス

4Q

5:54
DFのミスコミュニケーションでフリーになっていた#00 マイク・スコットが3P 4/6です

ゾーンオフェンスに対してオフェンスが停滞してきましたアズヴェル

3:28
粘り強く攻め続けたバイエルンミュンヘン#0 ニック・ヴァイラー・バブがついに逆転の3P
69-70と終盤になってもわからない局面です

0:28
71-73とバイエルンミュンヘンリードの中、早いタイミングで#23 デイビット・ライティが逆転の3P
たまらずバイエルンミュンヘンはタイムアウト
74-73とアズヴェルリード

1点を追いかけ逆転を試みるバイエルンミュンヘンは残り6秒でフリースロー2本を得るも2本目を失敗

試合はオーバータイムに持ち込まれました

OT

0:11
DFの激しさに迷いが生じてバイエルンミュンヘンがファンブルしたところに#7 ジョフリー・ロヴァーンがスティールからスラムダンク
会場は一気に大盛り上がりです
88-85でアズヴェルリード

0:06
しかしバイエルンミュンヘン#0 ニック・ヴァイラー・バブがSLOBのセットプレーから3Pを決めて同点に
88-88

最後のアズヴェルのオフェンスは失敗に終わり、OT2へと進みます
凄まじい試合になっています

OT2

0:35
残り一分を切って97-97の同点の中
#3 パリス・リーが綺麗な3P
勝利を手繰り寄せます

0:18
何がなんでも3点が欲しいバイエルンミュンヘン
#1 シルヴァン・フランシスコが意地の3P
100-100となります

0:02
最後のオフェンスで勝負を決めるためにPnRで#7 ジョフリー・ロヴァーンを使いましたが、これが痛恨のオフェンスチャージング
オフェンスチャージングでもチームファールのフリースローが適用されるようです

これを1本決めて100-101
なんという幕切れでしょう

最終的にこれが決勝点となりバイエルンミュンヘンが激闘を制しました

勝敗を分けたポイント

最後は本当にどちらが勝ってもおかしくありませんでしたが、アズヴェルはゾーンOFを攻めきれなかった時間帯が痛かったと感じました。デコロが出ていたらゲームはもっと落ち着いた展開になっていたかもしれません。

一方でバイエルンミュンヘンは注目選手のレアンドロ・ボルマロが抜群のオフェンス能力を披露し苦しい時間帯でもオフェンスの脅威となり続けました。

PGの差がこの1点に出たのでしょうか。

ご意見、ご感想などあればぜひお送りください。些細なメッセージでも喜びます

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?