ユーロリーグバスケットボール観戦記 2023-2024 Round 9 Olympiacos Piraeus vs Crvena Zvezda Meridianbet Belgrade
Round 9の観戦記になります
前回の観戦記も併せてお楽しみください
チーム紹介
Crvena Zvezda Meridianbet Belgrade
セルビアの名門チームです。「ツルヴェナ・ズヴェズダ」がチーム名、「メリディアンベット」がスポンサー名、「ベオグラード」がセルビアの都市(首都)の名前になります
セルビアで一番成功しているクラブチームと言われており、23回セルビアリーグで優勝、最大連覇数は10連覇(現在は8連覇中!)の記録を誇っています。
選手層も厚く各国のエース級代表選手を保有していますが、なんといっても注目はNBAロサンゼルスクリッパーズでも2シーズン活躍したコート上の魔術師 Milos Teodosic (ミロシュ・テオドシッチ) でしょう。昨シーズンまではボローニャに所属していましたが、今年は母国のツルヴェナ・ズヴェズダへ移籍しました。あのケビン・デュラントも「同じコートに立った選手の中で一番のパッサーだった」とコメントしています
また、ワールドカップで日本代表を苦しめたスロベニア代表のMike Tobey(マイク・トビー)にも注目です。彼も今シーズンバルセロナから移籍してきました。
ワールドカップ出場選手
ブラジル代表
- Yago Dos Santos
モンテネグロ代表
- Marko Simonovic
セルビア代表
- Dejan Davidovac
スロベニア代表
- Mike Tobey
Olympiacos Piraeus
オリンピアコス・ピラエウスのチーム紹介はこちらをご覧ください
エースでありNBA経験があるアメリカ人ガードのIsaiah Canaan(アイザイア・ケイナン)に注目して観戦しようと思います
Qごとの試合雑記
スターティング5
1Q
9:00
#10 モスタファ・ファールの存在感のあるブロック
ツルヴェナ・ズヴェズダはこのインサイドをどう攻略していくか?
狭く守るツルヴェナ・ズヴェズダに対して効果的にキックアウトをしてオフェンスを作っていくオリンピアコスです
5:04
激しくも守るオリンピアコスですが、ツルヴェナ・ズヴェズダがパッシングからイージーに3P
8-10でツルヴェナ・ズヴェズダリード
3:19
#99 ブラジル代表ヤゴ・ドスサントスがアウトレットパスをもらってそのままDFを置き去りにしてから#2 ステファン・ラザデヴィックにアシスト
ヤゴの身体能力の高さが垣間見えます
2:34 注目のテオドシッチが投入されます
1:04
1Qも残り少なく、1点差を追いかけて得点が欲しいオリンピアコス
注目の#3 アイザイア・ケイナンが一瞬の隙を見逃さず3Pをメイク
20-18とオリンピアコスリードします
最終的には20-23とツルヴェナ・ズヴェズダリードで1Q終了
お互いにシュートの確率が良い印象です
2Q
8:04
#99 ヤゴ・ドンサントスが止まりません
高速でボールを運んで華麗なハンドリングからそのまま3P
今年からツルヴェナ・ズヴェズダに加入し、ユーロリーグではルーキーです
7:21
注目のテオドシッチがPnRからドライブをキャンセルして3P
28-33とツルヴェナ・ズヴェズダがリードしたところでオリンピアコスタイムアウト
シュートもあります
3:40
ツルヴェナ・ズヴェズダのフリースロー直後のオフェンスはセットプレーからの連携で狙い通りゴール下へ
得点とはいきませんでしたがファールドロー
1:44
同点で迎えた局面
オリンピアコスは#PnRから#10 モスタファ・ファールが力強いダンク
43-41でオリンピアコスリードへ
その後も一進一退でオリンピアコス1点リードで前半を終えます
3Q
5:20
激しいDFの中オリンピアコスは時間を使いながらボールを動かして最後はフリーになった#25アレクピーターが落ち着いてジャンプショット成功
52-47とオリンピアコス5点差リード
1:31
オリンピアコス8点差リード
これ以上は決められたくないツルヴェナ・ズヴェズダですが、オリンピアコスの猛攻が続きます
#3 アイザイア・ケイアンがタフな3Pを決めて61-50と11点差に
0:36
#4 テオドシッチ から#7 デジャン・ダビドバッチへのナイスフィードでしたが、#43 ルーク・シクマが綺麗にブロック
3Qはお互いのDFが激しく、特にオリンピアコスのDFが激しすぎて良いOFが全然収録できませんでした
その中でもオリンピアコスが決めるべきシュートを決め、ツルヴェナ・ズヴェズダは全くオフェンスが振るわずに9点しか取れなかったことで64-53と点差を離す結果となりました
4Q
8:35
10点リードを付けられなんとしても追いつきたいツルヴェナ・ズヴェズダ
#18 マイク・トビーがスクリーンからフリーになったのを見逃しませんでした
3Pを決めて66-59の7点差でオリンピアコスのリード
5:46
アーリーオフェンスから#4 テオドシッチのナイスパスからの得点
72-63と9点差に
5:07
#25 アレク・ピーターが3P
On Fireです
最終的に3P4本を含むシーズンハイの28得点を記録しています
78-63とオリンピアコスが最大の15点差をつけます
2:55
残り3分になり12点差とどうしても得点が欲しいツルヴェナ・ズヴェズダ
#26 ネマンジャ・ネドリッチがトップでもらうセットでしょうか
そこからファールをもらいながら3Pを決めます
フリースローも決めて80-72と8点差に
その後速攻から#99 ヤゴが3Pを決めて80-75と一気に5点差に
オリンピアコス楽勝ムードを一気にひっくり返りました
しかし、その後のファールゲームに持ち込み一時3点差まで追いつくも、リードをうまく使ったオリンピアコスの勝利となりました
勝敗を分けたポイント
3Qで激しいDFを仕掛けてきたオリンピアコスに対応できませんでした。他のQでは互角の戦いをしていましたが、そこでアジャストできなかったことが一番大きかった。
また、終始 #10 モスタファ・ファールのインサイドでの存在感がすごかった。ユーロリーグでは古典的なインサイドが猛威を振るいますね。ツルヴェナ・ズヴェズダのインサイド陣は器用でしたがパワーで負けてしまっていました。
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