見出し画像

土壌の放射能検査の結果が出ました。

畑の土壌の放射能検査結果を報告します。
※最初に言っておきますが私独自に調べたのでもし誤った情報等があれば訂正します。

畑の中心を東から西にかけて4ヶ所採土しました。
4ヶ所(A・B・C・D)の検査結果の資料です。

土壌放射能測定結果_A

土壌放射能測定結果_B

土壌放射能測定結果_C

土壌放射能測定結果_D

セシウムにはセシウム134とセシウム137がありますが、セシウム134に関しては半減期が2年程度とのことで、全ての土壌からは不検出でした。
下記では主にセシウム137に関しての報告になります。

結果は59.8bq/kg〜145bq/kgでした。
私個人としては、これは全く問題ない数値であろう、という見解ですがゼロではないので安全ではないかもしれないというご意見もあるかもしれません。

なので、自分なりにネットや国の研究機関に問い合わせて私の畑の土はどの程度安全性を主張できるのか調べてみました。

まず、国の研究機関で研究員の方からは全く問題ないレベルとの見解を示していただきました。
セシウム137は半減期が30年あまりという非常に息の長い放射性物質です。

研究員の方から移行係数について教えて頂きました。
移行係数とは、土壌中の放射性物質がどの程度作物に移行するかを数値化したものだそうです。(あってるかな…?)
野菜の種類によって移行係数はまちまちだそうですが、大体0.01以下ということみたいです。
私の畑は最大145bq/kgでしたので、移行係数が0.01ということは野菜へセシウム137が移行するとなると、最大で1.45bq/kgとなります。
現在の野菜の出荷制限対象の数値は100bq/kgを超える作物だそうです。
つまり国が定めた出荷を認めない基準値を大幅に下回ります。
さらにこの移行係数は最大の数値なので、実際には不検出なのではないかと考えています。

ネットで調べたところでは、土壌中の放射能の数値が1000bq/kg以上の農地で栽培された作物でもセシウム137はごく微力もしくは不検出であったりするそうです。

市の保健所の話では、500〜800bq/kgという農地も市内にはあるらしく、除染していない土地で最大145bq/kgという数値はかなり低いであろうとおっしゃっていました。
また、おそらく事故後からそんなに放射能の量は変わっていないだろうとも言われました。
強いて言えば雨などの自然現象で多少流されて少なくなったかもしれないとは言われましたが。

畑の近所の方からは原発事故当時からこの地区は放射線量が低かったという情報も得ています。

以上の結果を踏まえて、私の畑は作物づくりに放射性物質の影響はきわめて少ない(ゼロに近い)のではないか、という結論に至りました。
ただし、ゼロではありません。
少なからずは土壌から作物へのセシウム137の移行する可能性はあり得るのだと思います。

なので、私の畑で収穫された作物は必ず放射能検査を実施し、安全を確認して安心して食べられる事を条件とします。

もちろん農薬の使用はなしです。

おそらく福島県外の方からすると、ゼロではないから内部被ばくの懸念があるのではないか、とのご意見もあるかと思います。

たしかに震災後は郡山市は放射線量の高い地域やホットスポットと呼ばれる極端に線量の高い場所がありました。

郡山市民は原発事故後に一度はホールボディカウンターの中に入ったことがあるかと思います。
私も事故後数年経ってから内部被ばくの検査をしました。
検査結果の数値はゼロでした。

野菜作りに関しては、放射能の影響は切っても切れないものだと認識しています。
有機をやる上でも特に重要だと思います。
たとえ無農薬でも放射性物質が検出されてしまったら体への(長期的な)影響は心配ですから。

でも、ここでしっかり数値(情報)を提出し安全を確認できればいいのかな、と今は考えています。

継続して放射能に関しては調べていこうと思います。

ご報告は以上となります。
もう少しで週末です。
たくさん楽しんで過ごしましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?