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英語教育の記録

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元帰国子女のつぶやきや、バイリンガル教育に関することなど
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#英語教育

家での英語学習

家での英語学習

 最近、学区のEL(English Learner)全体ミーティングがありました。(どうでもいいことですが、私の時代はESL(English as Second Language)って呼ばれていたけれど、今は呼び方が違うんですね。まあ確かに、SecondどころかThirdの人もいるでしょうしね。)  息子のELクラスは、週に2回の取り出し授業だそうです。何をやっているのかはいまいちわかりませんが、

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とうとう始まったバイリンガル教育と、予想外だったこと。

とうとう始まったバイリンガル教育と、予想外だったこと。

 日本で「バイリンガル教育」と聞くと、よし子供をバイリンガルに育てよう! そのためにはこうしよう!! と、綿密な計画を親が立て、それを粛々と外国語のインプットを実行して行く印象があります。(私だけかもしれませんが)これを積極的バイリンガル教育と勝手に名付けさせてもらうとしたら、我が家の場合は、消極的バイリンガル教育なのではないかと、ふと思いました。どのように母国語以外の言葉を覚えさせよう、ではなく

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バイリンガル教育を始めるその前に、考えた④ - 現地校? 特殊校?

 長男のキンダー入学を一年遅らせることにするとともに、再入学する時は、日英イマージョンスクールではなく、現地校にしようとも決めました。

 イマージョンスクールを選択した理由は、過去の記事にも書きましたが、一年遅らせることによって、若干状況が変わりました。お友達とはもう同じクラスにはなれませんし、実際に学校のスタッフや先生とコミュニケーションを取り、自分の中で本当にこの学校でいいのかという迷いも生

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バイリンガル教育を始めるその前に、考えた③ - 一年遅らせるという決断

バイリンガル教育を始めるその前に、考えた③ - 一年遅らせるという決断

長男のキンダー入学を一年遅らせようと決めたのは、リモートによる授業が始まって2週目のことでした。先生にも、親にも初めてづくしで、全てが手探りで進みました。担任の先生は、どうしたら子供達が授業に集中してくれるかを考え、毎日色々な工夫をしてくれました。親も、自分たちはどのように子供達と授業に臨むべきか、試行錯誤の日々でした。第一日目に、先生には「どのくらいの距離を保って、親は授業に関わるべきか」を尋ね

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バイリンガル教育を始めるその前に、考えた② - 学校選び

バイリンガル教育を始めるその前に、考えた② - 学校選び

キンダー入学とともに始まるはずだったバイリンガル教育でしたが、今のところ一年先送りになってしまいました。コロナ禍で始まったリモート授業に、私が音をあげたからです。学校が始まって二週間もしないうちに、キンダーへの入学を来年に見送ることにしました。

第一子が生まれる直前に家を買いました。とても幸運なことに、身の丈にあった、居心地のいい家が見つかりました。学区は、良くもなく悪くもなく、と言ったところで

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バイリンガル教育を始めるその前に、考えた①

バイリンガル教育を始めるその前に、考えた①

 アメリカ生まれ、アメリカ育ちの息子たちは、英語が話せない。両親が日本人(正確には、日本人と日本語が母国語の日系アメリカ人)であるため、家の中では日本語以外の言語を使用せずに、長男は5歳になった。家で見るテレビも、読み聞かせる絵本も全て、日本語で通した。2年通った幼稚園も、日系幼稚園だった。長男が知っている単語は、Yes、No、Hi、Bye、Thank youくらいだろうか。それでもいいと思ってき

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