【レトロゲーム回顧録】真三國無双3
今回のレトロゲーム回顧録は、前回に引き続き『真三國無双3』で私が個人的に気に入った武将達とヒロイン達を、彼らとの楽しい思い出を交えて紹介したいと思います。
張遼、字は文遠 出身地 雁門郡馬邑県 使用武器 鉤鎌刀
カイゼル髭がよく似合う渋い武将で、魏の五将軍の筆頭。
彼の使用する武器である鉤鎌刀の攻撃モーションの一部は関羽が使う青龍偃月刀に少し似ている。
魏の国のシナリオ『|《下邳かひ》の戦い』で夏侯惇を使ってプレイ中、張遼撃破のイベント中に曹操に投降する際の彼のセリフに惹かれ、魏の外伝シナリオ『関羽千里行』での最初のイベントシーンで関羽と張遼が馬上で2人が交差する時の別れの会話が気に入り、選択画面で張遼を選べるようになると喜んで彼を使った。
彼を使用して育てていく内に、彼の武人肌で潔く誠実で義を重んじ、敵に対し礼を忘ない人柄とトイックでひたすらに、自分が目指す至高の武の道を追求する求道者の姿に感銘を覚えた。
帽子の房の部分と鎧の胸当ての下の部分と肩の部分や靴の房の装飾部分が少し気になったが、彼を使用していくうちに、房の部分のことがあまり気にならなくなり、それも彼の良い部分と捉えるようになり、使用していくうちに彼のことが気に入ってしまった。
合肥の戦いでは、リアル三國無双をやったことは有名。
徐晃、字は公明 出身地 河東郡楊県 使用武器 大斧
彼の使用する武器である大斧の形状は、西洋のポールアックス様な形状だと思われる。
衣装は白い頭巾を頭に被り、青と白を基調にした衣装。
夏侯惇ばかり使用したのでたまには気分転換に他の武将を使ってみようと思いキャラの選択場面であれこれ悩みながら選んだのが徐晃だった。
彼が使う大斧に昔私の友達からよく、「君は斧系統の重たい武器が似合う」
と言われたことがあり、彼を選んで使用してみた。
彼を使ってみると意外と自分にしっくりと馴染んでしまいその後、いつの間にか自分の使用キャラになった。
彼の清廉潔白で武の道を極めようとする求道者として求めるストイックな姿や例え敵であっても高い徳と武を相手に対して敬意を持って対等に接する性格と知勇に優れた将で、曹魏に対する厚い忠誠心を持ち、魏の五将軍の一人。
今でも魏の国で好きな武将と言えば、張遼と徐晃の2人の名前をいつも挙げている。
太史慈、字は子義 出身地 東萊郡黄県 使用武器 双鞭
彼の使用する武器である双鞭の材質は、主に金属製の棒状の打撃武器を彼は両手で扱う。
ファンからは愛称として「シギ―」と呼ばれ、一本義で義理堅い性格で信義に篤い豪傑。
赤い帯の様なものを腰の後ろに結び、しっかり着込んだ赤い鎧と双鞭を力強く使う所が気に入り、今でも呉で好きな武将と言えば太史慈の名前を挙がる。
趙雲、字は子龍 出身地 常山郡真定県 使用武器 直槍
彼の使用する武器である直槍は徒歩でも馬上でも使えるベーシックな槍で、武器のレベルが上がれば装飾や房が付いて豪華になる。
長身で正統派のイケメン、頭に緑色の鉢巻を巻いて髪を束ねていない長髪、白い服に青を基調にした防具に白い布を斜めに掛けている青年武将で五虎将軍の一人。
性格は穏やかで誠実且つ生真面目だが戦場に立てば、智勇兼備の猛将として活躍する。
自分が忠義を尽くすと決めた人物であれば最後まで支えて従う。
彼との出会いはカプコンから1989年に発表されたアーケードゲームの初代『天地を喰らう』だった。
初心者に扱いやすいキャラクターで、高校生時代のゲーム好きの同級生から名前を教えてもらったが、初代『天地を喰らう』は今だ1コインクリアをしておらず三国志といえば彼のイメージが強い。
2001年に発売された硬派な趙雲が主役で活躍する小説『趙雲子龍』を主人公の名前に衝動買いしてしまった。
彼の手に汗握る活躍は、時間を忘れて何度も読み返すほど楽しかった。
2010年に発売された趙雲と半神半仙のツンデレ美少女のヒロイン、優音とのラブコメ小説の『精恋三国志』内容が面白そうだったのでまたもや衝動買いをしてしまった。
二人の不器用ながら中々上手くかみ合わない2人のボーイミーツガールの活躍に一喜一憂し、読み終わった後も何度も読み返した。
2冊の小説はジャンルと内容がそれぞれ違うが、どちらの作品も楽しく読ませてもらい何回も読み返すほど楽しく、本は今でも2冊とも大切に保管し、時々取り出しては読み返している。
私は、義理堅く実直で自分の信念に殉ずる武人系のキャラが特に好みだった。
貂蝉 出身地不明 使用武器 双錘
彼女が着ている衣装が可愛らしかったので使用。
彼女の使用する武器である錘は柄の先端に金属製の球状の錘|《おもり》を付けた武器。
球状の錘の形状が一部の人達からはチュッパチャップスと呼ばれ、彼女の様な可憐で可愛らしく華奢な女性が、双錘の様な武骨で重たい武器を二つ持って難なく扱う姿は、ある種のロマンとギャップ萌えである。
チャージ1の攻撃である彼女のスライディングタックルは様々な状況で特に使え、緊急回避からアイテムの獲得や敵との間合いを詰めて、敵の集団に入り込んで様々な攻撃を仕掛けて敵の集団に立ち回れるなど幅広く使える万能攻撃のひとつでかなり役に立った。
汜水関の戦いで彼女のユニーク武器である|《金麗玉錘きんれいぎょくすい》の獲得条件は難しく、よく失敗してゲームオーバーになりいつも彼女の泣き崩れる姿を見ながら
「ごめんね、貂蝉、次は上手くユニーク武器を獲得できるように頑張るね」
失敗する度にそう言ってTV画面の外からいつも彼女に向って謝っていた。
その後何度か挑戦して彼女のユニーク武器を獲得。
彼女の美人な部分だけではなく、清楚で儚いところに思わず萌えてしまった。
孫尚香 出身地不明 使用武器 夏圏
彼女のボーイッシュで髪の短いショートヘアの美少女、勝気で活発で負けず嫌いの性格だが、彼女のさっぱりとした気さくな感じに好感が持てた。
服装は活発な彼女らしく上は半袖、下は膝までのハーフパンツの下にタイツを着ていて動きやすい衣装である。
彼女の使用する武器である圏は中国では風火輪と呼ばれ、直径約30cmの金属製の環で、握り部分の内側に「月牙」という三日月状のナックルガード付けたものがある。
環の一部を片手で握り握る部分以外の所は刃が付いており打撃武器として使ったり、撃つ部分を刃にして切り裂く武器に切り替えることができる。
握り部分を残して外側が刃になった物はチャクラムのように投擲武器として使い、環の中に敵の武器を絡めて封じる等の使い方もある。
圏は広範囲に広がり扱いやすい武器で、彼女はこの武器を、二つ装備している。
呉のシナリオで『南蛮夷平定戦(呉)』を初見プレイ中に彼女以外の味方と同時に女性護衛隊が全滅してしまい唯一生存。
彼女一人残ってしまい南蛮ステージの慣れないマップに悪戦苦闘しステージの所々にある毒泉に誤って入ってしまい体力が徐々に減り、時々現れる象の突進攻撃に度々手を焼かされ、地の利を生かした敵兵に苦しめられ体力回復アイテムや無双ゲージ回復アイテムがなかなか出にくい状態での孤軍奮闘のサバイバル戦となった。
このステージは呂布が出てくる『下邳の戦い』以来の苦戦したステ―ジになり、様々な障害を乗り越えた末に敵兵1000人以上倒した時は、思わず嬉しくなりTV画面の前で思わずガッツポーズ。
ステージを無事にクリアして結果画面を見ながら、それまで張りつめていた緊張感が一気に途切れてホッと安心した。
月英、出身地 襄陽の名士・黄承彦の娘 使用武器 戦戈
3からの新キャラで諸葛亮の妻、知性的で落ち着いていて性格がしっかりしている性格が私の好みだったので使用。
女性キャラにしては珍しく長袖、長ズボンの衣装で登場。
彼女の使用する武器である戦戈は、長い棒の先端にピッケル状の刃を持つ長柄武器。
戦戈の攻撃パータンのひとつに武器を回転させながら投擲するモーションがアニメ『グレンダイザー』の武器である『ダブルハーケン』の投擲攻撃にどこか似ていたので、それをもじって彼女の武器を使って投擲すると『月英ハーケン』と言っていたことがあった。
縦横無尽にステージを動き回り、一騎当千の活躍をして思い入れのある武将とお気に入りのヒロインと共に思う存分操作して、時間を忘れてゲームを思いっきり楽しむ事が本作の醍醐味でしょう。
執筆 現地改修
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