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共に在れ(2025年1月)
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2025(令和七)年は、逗子市・鎌倉市での初詣に参りました。
令和時代の日本列島を舞台に、美少女キャラ達と主人公が紡ぐブログマガジンです。
1月10日(金曜)
天文部 火星小接近
相模 大磯町
新年最初の天文部では、大磯校舎の屋上から金星・木星・土星などを観測しました。
太陽系の惑星が、太陽の周りを公転する速度は、惑星によって異なり、内側ほど速くなります。また、公転軌道の丸み(離心率)も、惑星によって異なります。そのため、地球が他惑星と近付くタイミングと距離は、毎年変わります。
例えば、地球が火星の横を通り過ぎる(太陽・地球・火星が一直線に並ぶ)時、両者の距離は近くなります。しかし、火星は地球よりも楕円軌道なので、通過時の距離は毎回変わります。そのため「地球が火星の横を通り過ぎたが、両者の距離はまだ離れている(もっと近くなる年もある)」という状態が発生し、これを「小接近」と呼びます。今年は、1月12日(火曜)に地球と火星が小接近しました。
地球と火星の接近(会合周期)は、約780日(2年2か月)ごとに起きます…が、筆者は「理科は好きなのに数学(計算問題)が苦手」という困った人なので、詳しい話はチャットAIさんに説明して頂きます!(笑)
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また、南天には木星が見え、天体望遠鏡を使うと、木星の衛星も見えます。今夜は、左側から順に「エウロパ・ガニメデ・木星・イオ・カリスト」が見えました。
今後は、太陽の黒点を数える企画なども予定されています。黒点を調べる事で、今後の太陽活動(地球環境にも影響を及ぼす)を予想する事ができます。
このほか、今年の9月8日(月曜)には皆既月蝕が良く見えます。また11月末には、土星の環が地球から見えない角度になります。
1月12日(日曜)
祈りを通して不安を乗り越える
毎度お馴染み『ユーバージョン』の読書プラン、今回は「祈りを通して不安を乗り越える」を読んでみました。全ての人間が、人生において何度も遭遇する問題が「不安」です。それをどうすれば克服できるか、聖書を読みながら考える内容になっています。
「現実の闘い、現実の救出!」(ヨハネ14・詩篇142)
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「不安とは?」(詩篇62)
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「心配する気持ちを抑えられなくなったら」(マタイ6)
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「不安と孤独」(詩篇94)
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「不安の偽りを打ち砕く」(ヨハネ一4・詩篇121・申命記31・ローマ8)
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「不安の悪循環を断ち切る」(詩篇139・テモテ二1・フィリッピ4・ペテロ一5)
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「フォーカスすべきものを選び、心を新たにする」
(フィリッピ4・コロサイ3・イザヤ41・詩篇4・ヨシュア1)
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この「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝を以て祈りと願いとを捧げ、あなた方の求める所を神に申し上げるが良い」(新約聖書「フィリッピの信徒への手紙」4章6節)は、2024(令和六)年に最も多くの人々に読まれた聖書経文(聖句)です。
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この「イザヤ書」41章10節(旧約聖書)も人気の経文であり、2018(平成三十)・2020(令和二)・2022(令和四)・2023(令和五)年に最も読まれた聖句に選ばれています。
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不安などの苦悩を克服するために必要なのは、心の向きを「有限・一時・相対」的なものから「無限・永遠・絶対」的な存在に移す事であり、それこそが「他者を愛する生き方」なのかも知れませんね。
1月15日(水曜)渋谷
CAPTURE
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今夜は、渋谷にて「TRAëLL presents "CAPTURE" vol.6」が開催され、この会場などで活躍されている梨木つむぎ様も出演されました。
こんにちは #DAC横浜 のあおかです 今回は渋谷を描きました コントラストをみてください pic.twitter.com/hR6pzIOzAJ
— デジタルアートセンター横浜 (@DAC_yokohama) January 22, 2025
昨年まで愛用していた『星空手帖』が、今年からは絶版になってしまったようなので、今年は新たに『天体観測手帳2025』を購入しました。これで、一年間の天文現象を把握できますが、手帳のボリュームも少し重たくなります。
手軽な薄めの月間手帳も欲しかったので、摸索の末に『マンスリープラン2025紺色』を買ってみる事にしました。
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1月18日(土曜)は、地元の環境保護団体(河川研究会)の月例会に参加しました。江戸時代に、良質で安価な奥多摩地方の木材(青梅材)を、多摩川から筏(簡易舟)で蒲田(大田区)まで流し、江戸に運搬した話などを伺いました。また、会報印刷のため、手軽に発注できる印刷会社についての議論などもありました。
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1月19日(日曜)は、湘南地方の逗子市にある寺院にお参りしました。昼食が非常に美味しく、満腹になりました。
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1月24日(金曜)の天文部では、昨年の太陽活動と、望遠鏡による惑星の観測などが予定されていました。
1月28日(火曜)
共に聴く聖書 火曜108回目
「ヨシュア記」「ローマ人への手紙」
さて、今年も『聖書』などの読書会に参加します。
まず「詩篇」第二巻64編を拝読し、次に「ヨシュア記」を読みます。
これは『旧約聖書』の「モーセ五書」に続く「諸書 歴史書」に含まれる書巻です。「神に選ばれたヘブライ民族(ユダヤ人)が、安住の地を手に入れる」という、モーセ五書の物語が一応の完成に達するシナリオなので、五書と併せて「六書」とも呼ばれます。また、五書の最後にある「申命記」との共通点が多く、同一の著者(歴史家?)が執筆に関わっているようです。
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ヨシュア記の内容は、モーセの後継者であるヨシュア(エフライム族)をリーダーとするヘブライ人が、カナーン地方(パレスチナ)を征服し、ヨシュアの死去と共に幕を閉じる物語となっています。
但し、この中には「神の命令に基づいて、敵の民族(カナーン人)を皆殺しにする!」という手荒な内容が含まれるため、旧約聖書の神話に対して「フィクションとしては結構だが、もし事実ならば(歴史としても宗教としても)正当化できない」と思う人も、少なくないでしょう。この問題については、下記のような考察があります。
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滅ぼされたとされるカナーン人は、子供を生贄にする風習(人身供犠)など、罪深い生き方をしていたようです。また、ヨシュア記の前後では「滅んだはずのカナーン人が再登場したり、まだ生きている事を前提とした記述」があるため、聖書における「絶滅させた」とは、文字通りの虐殺ではなく「降伏させ、悪い風習を廃止した」程度の意味とも考えられるのです。
更に言うと、ヘブライ人が征服したカナーンの都市は、実際にはヘブライ軍が来る前から、ほぼ無人の遺跡になっていた…という説(考古学)もあります。つまり「無人の廃墟を見付けたので、そこに移住しました…」よりも「激戦の末に、神様の御加護で敵を全滅させ、この町を征服したぞ!」と書いたほうが格好良いので、そうしたのかも知れません。
そんな事も考えながら、ヨシュア記を読んでみます。
23章「ヨシュアの告別の言葉」
晩年のヨシュアによる、ヘブライ人の指導者らへの遺言。カナーンを征服した私達が今後、繁栄するか衰亡するかは、律法を守るか否かによる。特に、異民族との交わり(悪影響を受ける恐れがある)を戒めている。
24章「シェケムの契約」「ヨシュアの死」「ヨセフの埋骨、エルアザルの死」
バビロニア(イラク)出身のヘブライ人が、エジプトへの移住と脱出を経て、ヨルダンからカナーンに進出した歴史を振り返る。その上で「私達のアドナイ神に従い続けるが、ほかの神々に浮気するか?」という選択肢を示し、ヨシュアは「110歳」の生涯を終えたと伝わる。
次に『新約聖書』の「パウロ書簡」のうち、その最初に位置する「ローマ人(ローマの信徒)への手紙」を読み始めます。
1章「挨拶」「ローマ訪問の願い」「福音の力」「人類の罪」
ユダヤで始まったキリスト教を、ローマ帝国や、その支配下のギリシャなど異邦人にも広めようとする決意が述べられている。但し、パウロはユダヤ教の熱心な信者で、その厳しい戒律(律法)を守ってきた人なので「多神教や同性愛が流行る地域は、道徳的に退廃している」と決め付ける傾向がある。
最後に「詩篇」65編を拝読し、前半の会を終えました。後半は、ティモシー ケラー著『偽りの神々 叶わない夢と唯一の希望』第3章「金銭は全てを変える」を読みました。
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1月30日(木曜)
共に聴く聖書 木曜236回目
「イザヤ書」「マタイ福音書」
まず「詩篇」第一巻16編を拝読します。次に、旧約聖書の「大預言書」に含まれる「イザヤ書」第二部を読みます。
40章「帰還の約束」「創造と贖いの神」
歴史の厳しい裁きを受けた後、ユダヤを慰める希望について。これ以降「恐れるな!」というポジティブなメッセージが繰り返されます。
41章「諸国民の審判」
紀元前6世紀、イランのキュロス二世がペルシャ帝国(アケメネス朝)を建て、バビロン(イラク)に閉じ込められていたユダヤ人を解放する。そうした周辺諸国の情勢をも踏まえて、誰が私達を助け、誰が歴史を動かし、誰と共に居れば安全なのかが説かれている。
イザヤ書(特に第二部)には、未来の歴史を正確に予言しているかのような箇所があるため、後世の者による加筆の可能性も指摘されています。
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新約聖書は、最初の巻である「マタイによる福音書」を読みます。
11章「洗礼者ヨハネとイェス」「悔い改めない町を叱る」「私の元に来なさい」
ヨハネ バプティスタ(洗礼者ヨハネ)について、その弟子や群衆との対話が記されている。バプティスタは、前9世紀にイスラエル王国で活躍した預言者エリヤの志を継ぐ人物であり、危機の時代に天命を果たすとされる。「智慧の正しい事は、その働きが証明する」(19節)。
終わりに「詩篇」17編を拝読しました。今回は40人以上が参加され、多くの方々がいらっしゃいました。
後半は、フィリップ ヤンシー著『神に失望した時』11章「傷付いた恋人」「熱い想い」及び12章「素晴らし過ぎるから」「中間時代」を読みました。
本書の著者は、旧約聖書の「預言書」に見られる記述から、聖書の神が、人間に対して「恋人に振られた男性のような感情」を持っているのでは…と推察しています。また、現代人が抱く絶望感は、旧約聖書と新約聖書の間に当たる400年間、ユダヤ人が抱いていた心境に通ずるものがあると指摘。そして、御伽噺や童話(子供向けコンテンツ)と同じように、預言書の物語も、最後には希望というハッピーエンドが用意されており、そこに辿り着くために大切なのは「最後の言葉を聴く前に、その直前の言葉を聴く」という備えの姿勢です。
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1月31日(金曜)
共に聴く聖書 金曜2回目
「創世記」「マタイ福音書」
まず「詩篇」第一巻3編を拝読します。そして、今回は「創世記」を読みます。
『旧約聖書』の最初を構成する5巻の物語は「モーセ五書」と総称されます。モーセ五書と、ヨシュア記を加えた「六書」は、四つの資料(ヤハウェ・エルオヒム・申命・祭司)に基づいて著されたと考えられており、このうち創世記は「祭司」「ヤハウェ」「エルオヒム」の3資料で形成されているそうです。
旧約聖書の、そして聖書全体の序論である創世記には、ユダヤ人の祖先であるヘブライ民族の神話と、彼らの故郷である近東(西アジア・エジプト)の歴史が描かれています。そのシナリオは、前半の創造時代(1~11章)と後半の族長時代(12~50章)に分けられます。今回は、創造時代を読み進めています。
4章「カインとアベル」
アダム夫妻の長男カインが、弟アベルを妬んで殺害し、世界(地球人類史上)最初の殺人事件になる。カインは農耕、アベルは牧畜に従事していた。カインの子孫の中から、牧畜や金属器(青銅・鉄器)の技術を開発する者が現れ、人類の歴史が進展する。また、アダム家の三男であるセツ(セト)の頃から、神に祈る宗教が始まる。
5章「アダムの系図」
セツの子孫からノアが生まれ、未来への希望になる。
6章「洪水」
霊界出身の堕天使が、地上の人間と結婚し、巨人族が生まれた。それと共に、地上世界での犯罪も増えていった。神は大洪水を起こし、地球の歴史を一旦リセットする事にした。それを知らされたノアは、家族と動物達を脱出させるための船を建造する。
このような洪水伝説は、メソポタミア(イラク)の『ギルガメシュ叙事詩』など、各地の神話にも語り伝えられています。これらの大洪水は、地球が温暖化して氷河時代が終わり、約7000~6000年前に海水面が急上昇した「縄文海進」をモチーフにしていた可能性があります。世界各地で、大陸棚や低地平原が海に沈み、日本列島でも「埼玉県の半分が海になる」ほどの気候変動でした。創世記やギルガメシュの舞台である西アジア近東でも、黒海が洪水を起こしたと言われます。
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次に、新約聖書「マタイによる福音書」を読みます。
2章「占星術の学者達が訪れる」「エジプトに避難する」「ヘロデ、子供を皆殺しにする」「エジプトから帰国する」
紀元前末の西アジアで、不可解な天体「ベツレヘムの星」を発見した占星術師(天文博士)達が、その星を手掛かりにユダヤ王国(パレスチナ)を訪れる。首都エルサレムのヘロデ王は、彼らからの報告を聴いて「自分の地位を脅かす者(キリスト)が生まれた!?」と思い、ベツレヘム(西ヨルダン)周辺の子供達(2歳以下の男児)を抹殺せんとした…と伝わる。
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3章「洗礼者ヨハネ、教えを宣べる」「イェス、洗礼を受ける」
最後に「詩篇」4編を拝読し、前半部を終えました。その後、後半の会では『この世界で働くという事』を皆で読みました。
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