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雑感 竹下通り、あるいはKAWAIIの国の目抜き通りにて
神宮前で逢いましょう
【雑感 ~竹下通り、あるいはKAWAIIの国の目抜き通りにて~】
タイトルこそ竹下通りだが、今回は比較的久々のサンリオの話である。
というのもここ最近サンリオショップ(勿論オンラインである)にてクロミちゃんの可愛い衣装のぬいぐるみストラップを頼んだのと今年に入って3ヶ月でお洋服やヘアアクセなどでサンリオグッズが増えていったのだ。
私の近所でのあだ名はマイメロかクロミちゃんになっているに違いない。
フレンチガーリー、というファッションがモチーフのぬいストでリボンにハートのボタンのお洋服といった出で立ちだが色合いが黒と白で統一されて
お洒落で落ち着いている。
ぬいぐるみストラップ、ではあるが今回は小さめのぬいぐるみとして購入した。
というのも。
クロミちゃんのぬいぐるみというのは既にイラストレーターのナガノ先生コラボを(ちいかわ原作者の方である)もう持っているのだが34cmと大きめだったのでぬいぐるみと一緒にクレープなど手で食べるスイーツや景色の写真を撮る「ぬい撮り」の際にはどちらかというと、手のひらサイズのものが求められるので前からいいぬいぐるみがお迎えできればなぁと探していたのである。
まぁ、ピューロランドに行ったりカフェに行く時は向かいの椅子に座ってもらうためにナガノ先生コラボのクロミちゃんも一緒に連れて行くのであるが……。
竹下通りや周辺のカフェ、ピューロランドへ行くとやはりバッグなどにサンリオキャラのストラップや推しのチェキをサンリオのホルダーに飾って歩いている人がとても多い。
比較的シンプルめな服装の人もポムポムプリンのグッズを忍ばせているのをちまちま見かけるので、客層は幅広いのだろう。
この辺と渋谷駅周辺は“推し活”推奨のカフェというのが多く、竹下通りのテイクアウトスイーツを取り扱うショップはいつもどこかしらサンリオコラボメニューを出している印象だ。
いつもこの辺で食事をとる時はクリスティーなのだが、そのうち竹下通りで食べ歩きという“原宿観光の王道”をやってみたい気持ちはある。
私はロリータファッションの愛好者、という体で(?)生きているがパニエを入れない可愛いお洋服を着ることが多くて今の趣味のウェイトはどちらかというとサンリオキャラなどを推すことに置かれているのであくまでガーリー文化やカワイイものが好きな人間で、ロリィタはその延長線で着ているだけなのかも知れない。
東京で一番好きな美術館は神宮前から千代田線一本で行ける根津の弥生美術館である。
キャラクターカフェ、というのはどちらかというとポケモンやカービィなど任天堂ゲームの常設カフェに入ったことはあるがそういえばどこかのお店とキャラクターのコラボメニュー…というのは余り頼んだ事がない。
去年、PRONTOでポケモンコラボのドリンクが出たときも気になってはいたがノーマークでどちらかというとある程度「テーブルにぬいぐるみを置く」ということに寛容なカフェにぬいぐるみの入ったトートバッグで乗り込むタイプでアクリルスタンドはどちらかというと配信者さんやアーティスト、アニメキャラのものに限られる。
別で連載している喫茶店巡りの席にも、文中には書いていないがアクリルスタンドやぬいぐるみがテーブルに同席している。
ピューロランドの事はエッセイの中で話題に出しているが、その中でひと休みする時に毎回訪れる軽食コーナーというのを話しそびれていた。
『シナモロールドリームカフェ』という、その名の通りシナモロールの世界観のカフェが4Fにあり(ピューロ入口のフロアのひとつ上にあり、正面階段を上がればすぐだ)ここにある「モカのホワイトチョコミルク」というメニューにはピューロ散策の合間にお世話になっている。
甘いミルクセーキのようなドリンクなので、体にひんやりと糖分が補給されるので、
(生き返る~)
と毎回思う。
テーブルによって描かれているシナモンフレンズが違うのだが、私はこのシリーズで一番好きなポロンちゃんの席を探し当ててカバンを置いてからレジへ向かう。
なかなかドラマチックなバックボーンを持つキャラなので恐らくポロンちゃんの設定だけでメルヘンシアターのショーをひとつ作れるだろう。
カフェ巡りエッセイでは、クラシカルな喫茶店や異国風のカフェ…というのが多めだが。
若い人たちの集う場所、というのはとにかく居るだけでも楽しいので近いうちにワゴンやテイクアウトのお店など食べ歩きだけのエッセイを一篇そのうち書きたいなぁと思う。
この分だと、いつまでも可愛いものに目を輝かせる人生なんだろうと思う。
執筆 むぎすけ様
挿絵 麻菜様
投稿 笹木スカーレット柊顯
©DIGITAL butter/EUREKA project