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司馬懿仲達 軍師連盟 第13話

 CCTVもいいが、やっぱり内容のある程度わかるやつも観たいということで、Amazonプライムで軍師連盟を見直すことにした。アマプラでは前回の観た場所が記録されており、それによると12話までは観たらしい。というわけで13話。

 曹操は赤壁の戦いに向けて出陣し、曹丕は都の留守を任される。楊修は司馬家を分断するために司馬懿の兄の司馬朗を、曹丕と曹操の後継者の座を争う曹植に仕官させる。出仕すべきかでもめる司馬一族。曹操は赤壁で大敗して命からがら逃れ帰り、魏王に封じられ首都を鄴に定める。
 
 以上のあたりまでが13話の内容だが、官渡の戦いも赤壁の戦いも戦闘シーンは皆無でいつの間にか袁家が滅んだり曹操が魏王になったりして、あくまでも宮中内の政争に焦点を当てている硬派なところがこの作品の良いところである。

 ふつうの三国志だと蜀を中心に話が展開するので、諸葛亮が呉に開戦を説きにいくとか、諸葛亮が周瑜に10万本の矢を3日で用意しろと言われて見事成し遂げるとか、龐統が連環の計で魏の船を鎖でつながせるとか、蜀の人物が活躍したのが描かれることが多いのだが、軍師連盟は一切そんなことはない。司馬懿のライバルである諸葛亮が活躍したみたいなことすら出てこないのである。

 ところどころ中国語で何を言っているか聞き取れるところもあるので、その場面のスクショを貼って記録しておこうと思ったら、アマプラは画面上でスクショができないようにコピーガードがかかっているらしい。なので画面をiPhoneで撮るという原始的な方法を取ることにした。

 曹丕が崔琰に、忠告を感謝して跪礼するのに対し崔琰が「お立ちくだされ」というときは「快起来、快起来(kuai qi lai)」と言っている。

 快kuàiは早いとか素早いという意味で、命令文には快坐吧!(早く座りなさい)といったように動作を早くするように促す際に使うものである。

 初級の教科書にも載っているような表現だが、司馬懿が出仕する際に曹操に拝謁する際に、門番が司馬懿に入室するように促すときにも请进(どうぞお入りくださいという初級の表現)と言っていたり、意外とフォーマルな場面でも使われるのだということが分かると面白い。ロシア語でも捕虜を連行するときにもпожалуйстаと言ったりするとか。

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