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朝散歩 amazarashiを、そえて

amazarashiのアルバム「地方都市のメメントモリ」が届いていた。今日は青空だ。なので、ちょっと散歩してみることにした。イヤホンを耳に差し込んで。

ベッドから体を起こす。昨日早く寝たからか、なんだか身体が軽い。1階に降りて、顔を洗った。この間買った服に初めて袖を通して、ちょっと嬉しくなった。母に外は寒いからあったかくね、と言われたので、マフラーと手ぶくろを手に取って、庭に出てみる。ひゅうっ、と寒い風が首もとをくすぐり、すぐにマフラーを巻く。寒いけど、お日様があったかい。

秋田ひろむさんの優しいちょっと掠れた声が耳に心地よい。

なんとなく足を運ばすと懐かしい場所に立っていた。小学校の頃の集団登校の集合場所。自治会の古い集会所と、小さい神社の祠がある。ちょっと座ってみて、日向でぼーっとしてみる。noteを開いてテキストを開く。

色んなことを思い出した。班で登校する時、みんなは楽しそうなのに話に入りにくくて、寂しかったこと。子供会のみんなでそこで草抜きしながらたくさん話したこと。神主さんの話を聞いて、あとに貰えるお菓子を楽しみに座っていたこと。班で歩いている時にふざけて押されて押し返したら、相手が転んで怪我をさせてしまったこと。その子の家にあやまりに行ったこと。

小学校の頃はそれがずっと続く様な気もしていたのに、もうほとんどの人と会っていない。高校を卒業したら、もう一生会わない人もきっといる。別にそんなに仲良くなかったし、今の方が仲のいい友達に恵まれているけど、その事を思うとちょっとさみしい。これから出会う人、どんな人でも、いつかは会わなくなる。一瞬一瞬を大事にしたいと思った。

そんなことをつらつら書いていたら、アルバムの曲
も終わりに差し掛かっていた。もう昼になる。帰ろう。今日もいい一日になりそうだ。

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