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「呪い」という概念を知ったら気にしすぎてしまった話

「私たちの周りにはたくさんの呪いがある。自分に呪いをかけないで、逃げてしまいなさい。」

byいつかの逃げ恥の百合ちゃん

逃げ恥の百合ちゃんのセリフ。何話だったかとか細かいことは忘れてしまったけど、これを聞いてはっとして血の気が引いた感覚になったことはたまに思い出します。

今思えば薄々気づいていた事象に、名前がついて、認識できて、余計怖くなったみたいな感覚だったのかな。


呪いってなんなん

男だから、女だから、大人だから、子供だから、もう社会人だから、まだ学生だから、独身だから、既婚だから、母だから、父だから・・・。ありとあらゆるものに「だから」とか「なのに」をつけたらあら不思議。呪いの完成です。他にも色々、見た目や年齢や能力等なんでも呪いになり得ます。

もう少し痩せればもっと可愛いよね
背高くてよかったね
○歳までにはこうしたいよね(結婚とか子供とか)
あの人結婚してるのに・・・
お母さんだから○○できるでしょ
私が妻だから/夫だからこの役割を担わなきゃ
この経歴だからこれはできるよね
○歳で未経験だからちょっと厳しいね

簡単だけど効果は抜群なんですねこれが・・・。

私は「呪い」という概念を知ったことで、「呪いにかかりたくない」「自分にかかっている呪いはなにがある?全部解かねば」みたいな気持ちが出てきました。


呪いってつまりなんなん

呪い呪いって書きすぎて、呪いのノートみたいになってきました。

呪いってつまり、誰かにとって都合がいい常識の顔をした思い込みだと思っています。うん、思い込み。

「誰か」は、もしかしたら権力者みたいな人かもしれないし、その時代ごとのマスな人々かもしれない、他でもない自分かもしれない。その場を丸く収めたい、こう思っておけば済む、これ以上エネルギーを使わなくて済む。そういう気持ちも源泉にありそうだと思ったりしています。


呪いが効かない人

とにかく呪いは厄介なんですよ。私は、これ以上呪われたくない・既存の呪いを解きたい気持ちでいっぱいだった時期がありました。もうこれ自体が呪い。呪いは呪いを呼ぶ。

で、夫に言われました。
最近呪い呪いって言ってるけど大丈夫?心配になるんだけど…

結構な打撃。でもこれが呪われていない人の発想。純度100%。もしかして魔女とかがやる本気の呪いだと思ってる?というか、こんなに身の回りに溢れてる呪いが効いてない人いたんだ・・・。(戦意喪失)

この打撃からどのような経緯を辿ったのかは正直思い出せませんが、最近の私は呪いのことはほぼ忘れています。


呪いは自分で解く

経緯はともかく、今の私の考え方はこうなっています。

  • 呪いはほぼ思い込み。思い込みが全面にでる時はたいてい行動していない時。とりあえずやってみて事実確認すればいいや。

  • 呪いをかけらそうになったら「それってあなたの感想ですよね?」って言ってくれるひろゆきさんとか「え〜でもそれぞれの考え方で良くなーい?」って言ってくれるryucell さんを召喚しよ。

  • 最悪呪いが一つ二つかかってても死ぬわけじゃないから、実害がでたら対応すればいいや。

  • 呪いってもしかしたら、本気出すまでの時間稼いでくれてる?だとしたらありがとう。タイミング逃さないようにしよ。

  • というか呪いのことは一旦忘れよ。


あぁこの記事に何回「呪い」って書いたんだろう。
ちなみに、呪いと書いて まじない とも読むようです。

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