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子どもは全てわかっている





お立ち寄りいただきありがとうございます






親の警戒心が緩んでくると
子どもがアレルギー食物を口にしてしまい
アレルギー反応が出ることがあり




その際に
ああ、またやってしまった
母なのに注意が足らなかったと
自分を責める気持ちが出る




気づかずにごめんねという気持ちと
阻止できなかった自分に
腹が立つ気持ち
自分を責めている気持ちが入り混じり
混乱したような感覚になる



何度も何度も味わった感覚で
ヒプノセラピーのセッションでも
たくさん出てきた罪悪感だ



だけどなぜか
もう罪悪感は薄らいでいる
解消に向かっているようだ




楽観的に捉えて
親のせいではないし
落ち度があっても
気にしなくて大丈夫と
認知が変化してきている



何が起きても
パニックを起こさなくていい
このぐらいであれば大丈夫
嘔吐したり痒いのは辛いけど
生死に関わることにはならないと
覚悟ができてきたようだ




おそらくこんなタイプの人が周りにいたら
嫌かもしれない
親のくせに
ひどいと思うかもしれない
そんなふうに周りからどう見られるかを
気にしていた
母親なのにとか
母親なんだからと
言われるのが嫌だった
責められている気がしていた




誰に言われたの?と尋ねてみたら
そう言われる気がしていただけで
責めているのは自分自身だった
いつもそうだ
ずっとそうだ




嫌われてもいい
嫌ってもいい




子どもが大丈夫な世界で生きるのだ





先日久しぶりにパティスリーに関わる仕事をしていた
撮影し、食すという流れで
いくつかあると一人では食べきれないので
家族に手伝ってもらっていた



すると子どものアレルギー反応が出て
唇が腫れた




子どものアレルギーは
ピーナッツとヘーゼルナッツ



お店で確認して
入っていないはずなのだが




同じ場所で作られるものには
少し入ってしまうことがある
子どもも味や食感がにているナッツは
アレルギーがないと知っていても
苦手になって
敏感になってしまうからか



唇が腫れている
吐きそうにしている



パティスリーやショコラティエは
スーパーのお菓子より
気をつけなければいけない



生の食材を扱い
上質であればあるほど
ふんだんにアレルゲンが取り込まれる



例えばヘーゼルナッツのチョコスプレッド
ヌテラは食べることができる





でもショコラティエや
オーガニックのチョコスプレッドは
アレルギー反応が出る




大量生産できる工場で作られる
加工食材を使ったお菓子の方が
何が入っているかが明記されて
一目瞭然で
アレルギーを持つ身としては
安全だ




こんな時いつも
ザワザワして
なんとも言えない苦しみが襲ってきて
ああ、まただと
落ち込んだりしていた




だけど今回
「大きくなったから、吐かなくてもいいかもよ」
「今気持ち悪くても、すぐ治るかもしれないよ」



と安心する言葉を少しかけていた
絶対に大丈夫だと押し付けることなく
「大丈夫かもしれないね!」
となるべくささやかに
なんとなく応援していた



すると本当に15分後あたりから
「吐かなくても大丈夫かもしれない」
とやり過ごした子ども




それでもその後ベットに入って
しばらく落ち着くまで寝ていたけれど




吐かなくても大丈夫だった





親が不安そうに
辛そうにしていたら
子どもが不安になる
さらに子どもはけなげにも
自分が辛い状況なのに
母親が辛そうにしていたら
「お母さんを助けたい」とも
本気で思っている




自分が辛くても
母親を守ろうと
してしまう




そんなけなげな子どもがいると知ったから
しっかりと子どもと向き合うと決めて
お母さんは大丈夫
あなたを守るよ
あなたも大丈夫だよと
態度でも非言語でも
そして言葉でもしっかりと
伝えることをする





不安なのは仕方がない
でもなぜか今回は
大丈夫だよ
何があっても大丈夫
今までも大丈夫だったでしょ
と伝えていた





そしたら何か伝わったのか
アレルギーの数値が成長とともに
低くなってきたのか
症状が軽くなって
なんとかやり過ごすことができて
「大きくなったね!」
「ひどいアレルギーが出なくなってよかったね!」
と本当にそう思えて
心から伝えていた




今までは慌てて
早く吐かせようとしたり
しんどい思いが顔に出て
パニック
絶望
ああまただ…
という諦めの気持ちなどを
母親側が非言語でネガティブな思いを
伝え続けていたと気づき




大丈夫だと信じること
素直な気持ちを伝えること
あなたは大丈夫だと本心から伝えること
これができるかどうかなんだなと




非言語だけではなく
言葉でしっかりと
伝えるということ





ただここで
本当に思っていないことを
相手に伝えようとしても
伝わらないともわかった




敏感な子どもは
子どもだからわからないだろうと
嘘をついたり
ごまかしても
しっかり受け取って
違和感として
気づいて感じている




アメを差し出しながら
「食べちゃダメよ」
と言っているかのように
正反対のメッセージを伝えられた子どもは
混乱してしまうのだ




子どもは
全部わかっている
受け取っている






まだ子どもだからわからないだろうと
適当にあしらってはならない
子どもは全部受け取っている




その時すぐにわからなくても
無意識で全てを感じ取って
混乱している
正反対のメッセージや
嘘をはらんだ
大人からのメッセージも
全て受け取っている





母が笑っていても
心で泣いていたら
全て受け取っている





本心を伝えることが
どんなに重要なのか




本音と建前はもういらない
素直な気持ちで
子どもと向き合う
嘘はつかない




免疫細胞とのの戦いは
体質はもちろん
心も関わりがあるという





ヒプノセラピーの先生で中医学ににも精通する方に
アレルギーの一部は
母親の代理戦争という言葉を聞き
本当にハッとした





大丈夫だということを
何があっても大丈夫だということを
伝えていく





安心安全であると
体現していく






ペットを触っても
アレルギー反応が出るけど
それでもペットが飼いたいから
アレルギー療法を始めた子ども
この不安との葛藤を
なんとか一緒に乗り越えたい




まず自分から
安心安全を手に入れて
周りにも安心安全を伝達できるように





いつも警報アラームが鳴って
危険が迫っている危機状態は
緊迫して常に警戒して
ずっとしんどい環境だ





少し警戒レベルが下がるまで
しっかりと安全な場所にいること




警戒中の感覚の環境で
またアラームが鳴ったとしても
安全確保をする術を持って
逃げた場所にとどまり続けることなく
逃げて隠れたことは必要なことだったと
責めることをしないで
しっかりかくまって
安心安全な場所であると知って
傷が癒えるのを見届けて
また起き上がって
生きていくスキルを持っていると自覚して




同じ場所には戻らなくてもいいのだと知り
そこから本当に離れることをゆるす勇気を手に入れたら
別の世界は無限にある




同じ場所に戻ったとしても
関わり方は変化して
何かが変わる
本当の自分を表現できるようになる




子どもから学ぶことが
たくさんある
親だからしっかりしなければと責めずに
一緒に成長していこうと
やっと力が抜けそうだ






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最後までお読みいただき
ありがとうございました
























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