【読書】実力主義から社会的分断へ/「The Tyranny of Merit」から
日本でも小泉政権あたり?から吹き荒れ始めた気がする自己責任論。その論調の背後にはメリトクラシー/能力・実力主義的考え方があるわけだが、その思想が極端に支配的になった米国社会では、勝ち組VS負け組という構図が鮮明に。昨今叫ばれる社会的分断という現象に切り込んだマイケル・サンデル先生の著書。
記事要約本書の出だしは昨今よく話題になるアメリカ社会における政治的分断のお話。
社会的な勝ち組/Winnersと負け組/Losersが鮮明になった現代アメリカ社会では、各々の社会的成功/