プロテア/ヤマモガシ科
ドライフラワーになっているプロテアを描きました。
以前プロテアの 〝ヴィーナス〟 という品種を描いた時、それと良く似た外見で白黒モノトーンのプロテアがあるのも見ていて、シックでお洒落だなあ…と心惹かれていました。
このプロテア、〝ニオベ〟 という品種なのです。
花弁のように見えるウロコ形の部分は萼で、全体は銀色っぽい灰色なのですが、先端に深みのある真っ黒な柔らかい毛が生えており、それが何とも洒落ています。
〝ヴィーナス〟はじめピンク色の、多くのプロテアとは全く違った大人の雰囲気を醸し出しています。
ところで、プロテアは品種によって全く姿が異なるので、ギリシャ神話に出てくる海神プロテウス(自由自在に姿を変化させる)に因んで名付けられたのですが、〝ニオベ〟 という名前もギリシャ神話に因んだものなのかな?と思って調べてみると、やはりそうでした。
ニオベはギリシャ神話に登場する人物で、ゼウスが初めて愛した人間の女性なのですが、神々に対して傲慢な態度を取ったため罰を受けたのだとか…。
とてもクールで渋い印象ですが、全体が細かい柔らかな産毛で覆われており、触れるとまるでペットを抱っこしているような優しい気分になれるお花だと思いました。
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