お正月の楽しみは箱根駅伝

元旦はニューイヤー駅伝、二日三日は箱根駅伝だ。
関西に住む私は箱根に出場する大学に思い入れは無い。30年程前に箱根駅伝を見だしてから箱根にしかない熱を感じて大ファンになった。

選手達が繰り上げスタートで襷を繋ぐべき選手が見えているのに無情の繰り上げで何回涙したことか。

私はずっと駒沢大学の大ファン、大八木監督がコーチングの頃からのファンである。藤田敦史君がオリンピックを目指していた頃から二人が大好きだった。残念ながら藤田君は結果を出せなかったが駒沢のエースとして一時代を築き今は駒沢のヘッドコーチとして選手達を支えているという。

今日の往路は3位だったが明日の頑張りを期待したい。一区間毎に順位が変わる5時間強の筋書きの無いドラマに明日も身を委ねよう。

駿河台大学が初出場で参加したが監督はあの徳本一善さん、20年前、法政大学のエースが大ブレーキを起こしてよろけながら走る姿は目に焼き付いて離れない。それが徳本選手だった。監督が選手の体に触れるとその選手は途中棄権、もちろん襷も途絶える。当時徳本はふらふらになりながも監督の手をよけ走る意思を態度で示す。監督は「お前には未来がある。」みたいな言葉をかけて徳本選手を止めた。誰もが予想しなかった展開をカメラは映しだしアナウンサーは絶叫した。

その後徳本選手は社会人でも陸上を続けていたが駿河台大学の監督となり選手達を箱根駅伝へと導いた。今も徳本の名前と共に世紀の大ブレーキが伝えられるが徳本さん自身はどんな気持ちなのだろうとふと考える。駿河台大学の選手の中には教師を休職して大学で心理学を学びましながら駅伝出場を果たした31才の選手も紹介されていた。箱根駅伝は魅力と言うより魔力があるのかも知れない。様々な感動を貰いながら、三が日は駅伝三昧の日々、穏やかな正月が帰って来てくれて嬉しい。

そして忘れてならないのが今日が初日の歌舞伎だ。テレビ桟敷でどんな歌舞伎が見られるのか楽しみにしたい。

#箱根駅伝
#大八木監督
#note書き初め

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?