とうとう読んだ!『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』
とうとう読んだ。
今まで何度も本屋さんで手に取っては戻しAmazonでポチろうとしてはやめてを繰り返してきた本だった。
メイクは大好きだし発売日に買ってもおかしくはないのだが、美容部員さんに聞くというところが引っかかっていた。
基本的にデパコス派なので、月に何度もBAさんにあれこれ聞いているからだ。
思えばデパコスデビュー時から今までBAさん達から色々なことを教わった。
定期的にカウンターに行ってメイクのトレンドを知る大切さを教えてくれたGIVENCHYのベテランBAさん
「マスカラはアイライナーと同じ効果があるから絶対しないとダメですよ!」と根本からマスカラを塗る大切さを教えてくれたDiorのメイク上手なBAさん
新色のアイシャドウを試したいという私に「似たような色この前買ったじゃないですか!」と手持ちのアイシャドウを使い倒すことを教えてくれたコスメデコルテのしっかり者のBAさん
みんなみんなありがとう!
なんだか卒業式みたいな気持ちになってきたが、これからもBAさんにはお世話になり続けると思うのでよろしくお願いします。
そういうわけでこの本を読むことはないだろうと思っていたが、この読書感想コンテストでダイヤモンド社の推薦図書になっているのを見つけてしまった。
これはもう運命だろう。読むしかない。
結果、読んで良かった。
例えば「眉がなんとなく変」の中で眉毛を書く時にグラデーションにするというところ。
愛用しているCelvokeのアイブロウパウダー(3色パレット)を買った時にBAさんから眉尻を濃く眉頭にいくにつれ薄く描くと教わった。
教えてもらったとおりに今も描いているが「なんでそうするのか?」は知らなかった。
でもこの本には理由もちゃんと書いてある。
グラデをつける理由は、眉が元々持つ「毛並み感」を活かし均等に整え元々きれいに生えてますよと見せる為。
そういうことだったのか!と納得した。
この本を読んだ後は毛並みを意識して描くようになり自分でも自然な眉毛になったと思う。
またBAパンダさんの名言も素晴らしい。
特に「このコスメが生まれた会議を妄想する」は名言中の名言!
過去50個以上ルナソルのアイシャドウパレットを買ってきた私だが、ごく稀に「君はどうしてここにいるの?」と思ってしまう色が混ざっているパレットがある。
その代表がこちら。
宝石をテーマとしたアイシャドウでこの02はアレキサンドライトをイメージしている。
ジェミネイトアイズといえば05のRB(ルビー)と01のCE(キャッツアイ)が大人気でどちらもリニューアルされて復活している。
もちろんどっちも持っているが、ARも右上の色がかわいくてどうしても欲しくなった。
ただ、左下のカーキの存在がよくわからない。
BAさんに「これはどうやって使うんですかね?」と聞くとBAさんも「下瞼とか・・・」と言うので使ってみたが思っている以上に色が濃い。
ラメがキラキラしていても不自然だった。
かといって上瞼に塗るのも私には難しく、結局買ったものの今も左下は「LUNA」の文字がくっきりと印字されたままだ。
パレットって物によっては使わない色が出てきてしまうのが難点だが、このBAパンダさんの名言を読んで「確かにそうだな」と思った。
なんとなく生まれる商品はない
ごもっとも
作られた目的や理由を考えると使い方が見えてくる
本当にそう。
これからは「この色なければ完璧なのになー」などと文句を言わずに、せっかくそこにいるその色の使い道を考えていこうと思った。
それが購入した者の使命である。
この本はデパコスカウンターはちょっとハードルが高いと思っている人だけではなく、私のように自称デパコスカウンター上級者にもおすすめだ。
理由がわかると絶対にメイクはうまくなる。
この本から教えてもらったことを日々のメイクに活かしていこうと思った。