好奇心は、自然の中で育つが、自然に育たない
こんにちは、
四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、好奇心について書きます。
❤︎好奇心と優しさが有れば大丈夫
好奇心も優しさも、
内から湧き上がってくるものです。
好奇心は、やる気の原動力で、
優しさは、正しさの原動力です。
この2つ心が育っていれば、
楽しく生きていけると思います。
❤︎好奇心はどこから
好奇心は、
内から湧き上がってくるものですが、
きっかけがあります。
それは子どもを取り巻く環境です。
❤︎自然の中にある、おもしろさ
例えば、
野菜を育てていると、
野菜の成長の素晴らしさ
野菜につく虫の役割り
四季折々の風景
野菜と雑草の共生
害虫の役割り……
自然の中にある変化は、
おもしろいです。
❤︎おもしろいが通り過ぎないために、親が必要
しかし、
自然が与えるおもしろさ、
そのままだと通り過ぎて行きます。
それを、
好奇心に変えてあげるサポートをするのが、
大人の役割です。
❤︎好奇心は理解"と"理解の欠如"から
好奇心は、どこからうまれるのでしょうか。
好奇心には矛盾した性質があります。
"理解"と"理解の欠如"から好奇心は生まれるという性質です。
つまり
"少し知っている"領域がないと
"知らない"という感覚が生まれないのです。
新しい情報によって、
無知を自覚させられ、
それを"知りたい"と好奇心が生まれます。
❤︎"ちょっと知っていることが必要
まるでクロスワードパズルのように、
既知の情報と未知の情報にはさまれた"情報の空白"を
私たちは埋めたくなる性質があります。
逆に、
まったく知らない領域にはなかなか興味が向きません。
何も知らない領域に対して、
突如好奇心が生まれることはありません。
好奇心が生まれるためには、
”少しだけ知っている”ことが必要です。
❤︎好奇心が生まれない状態
❶過信効果
"過信効果"といい、
人はある領域について詳しくなると、
何でも知っていると思い込みやすくなります。
この状態に陥ると人は好奇心を失います。
❷自信不足
また、
"自信不足"も好奇心をしぼませます。
生活のなかに不安や恐怖などがあれば、
それに振り回され、
心を使い果たしてしまいます。
この自信過剰と自信不足の真ん中に
好奇心を刺激する環境がうまれます。
❤︎好奇心の3段階
❶第1段階
周囲の世界を探求します。
自然の中にあふれています。
❷第2段階
周囲にある情報に対して"なぜ"と疑問をなげかけていきます。
周囲に目を向け情報を収集する習慣を身につけることです。
❸第3段階
これまでの観察と情報の蓄積から生まれる"なぜ"が
"興味"へと発展していくのです。
こうして好奇心は、
"個人"と"外界・社会"との結びつきを強める力となっていきます。
❤︎子どもにたくさん質問しよう
好奇心は、自然のままでは育ちにくいです。
好奇心の欠如は、
無関心・無気力、表面的な関心に流されることの助長します。
好奇心が発動するために、
「なぜかなぁ」と思うきっかけを、
子どもへの問いかけから始まります。
子どもを自然の中に連れ出し、
子どもに質問して、
"少し知っている"状態を作り、
好奇心に火をつけます。
❤︎親子で調べよう
子どもの好奇心に火がついたら、
その対象を
親子で調べたり、話し合ったりして、
好奇心を育てて行きたいですね。
❤︎親と一緒にする体験が優しさを育てる
親から受ける愛情や、
親が一緒に調べたり、
話し合ったりサポートしてくれる体験が、
親への信頼や感謝の気持ちを育て、
それが、
人への優しさ、
自然への優しさ、
社会への優しさ
に繋がっていきます。
❤︎まとめ。好奇心は、自然の中で育つが、自然には育たない
自然の中には、おもしろいことがいっぱいです。
おもしろいを好奇心に帰るには、
「なぜかな」の親の質問が必要です。
そして、一緒に自然について調べ、話し合いましょう。
"やる気"の源泉である"好奇心"を育ってきます。
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