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音楽家の旅行記 伊勢・奈良編 Part14 -出発〜道中〜浜松で昼食-


帰郷へ

夕食を終え宿に戻る。宿で宿泊客と談笑しシャワーを浴びて1日を終える。
翌朝7時を回る前に宿を出発し帰郷のため奈良駅へ歩いて目指す。奈良駅へ到着後目的の電車まで時間があったため駅構内のアンテナショップへ立ち寄りお土産を見繕う。宿で宿泊客に勧められたごろごろ水を買って飲んで見た。だいぶ時間が空いてしまい記憶が曖昧になっているが、透明感の高い、しかし輪郭と質量が比較的はっきりした味わいだったように思う。

道中

まずは奈良駅から京都駅へ。30分強ほどで京都駅に到着。京都駅で途中下車し西京味噌でも買おうかとお土産売り場を覗いたものの残念ながら西京漬はあったものの西京味噌そのものは発見することができず。奈良でお茶も買っていたことだったので京都でのお土産はスルー。朝早かったこともありすべての店が空いていたわけでもなかったのでしょうがない。

京都駅から今度は滋賀県を経由、米原で乗り換えだ。滋賀県はまだ降り立ったことがない。滋賀県といえば琵琶湖を始め彦根城や延暦寺、近江神宮など、見所はあるし、また以前東京で飲んだ滋賀のお茶は関東と関西のお茶のいいとこ取りをしたような味わいで美味しかったように記憶している。鮒寿司などの珍味を始めいずれ訪れてみたいところだ。

さて、米原で乗り換えののち今度は岐阜県は大垣で乗り換えだ。大垣は水まんじゅうが有名で、今回の奈良の旅では葛切りを食べていないこともありこの似た食感の瑞々しい水まんじゅうをぜひ食べたいと思ったのだが、残念ながら次の電車の乗り換えまでに駅を出て食べるだけの時間がないことが発覚。がーん。そんな感じで途方にくれて駅に降りると構内にあん巻きのお店を発見。代わりといってはなんだが長旅の休憩、気分転換としてあん巻きを味わうことに。

あん巻き

このあん巻きが意外といったら失礼ではあるのだが美味しかった。皮は今川焼きのような質感の生地だがやや厚めでもちっとしている。そして甘さはとても控えめで小麦の味がしっかり感じられる。故に餡子の甘さが際立つ。そのあんこが派手な主張はしないがちゃんと地力のある豆の味がするもので素朴ながら滑らかな皮と良く合うのだ。長旅の気分転換にはとてもよかった。

さて、大垣からは豊橋まで向かう。豊橋から今度はお昼休憩に決めていた浜松まで移動する。朝7時前に出発して浜松へ着く頃には既に13時だ。この移動で既に6時間が経過していた。この移動は私的にはバスよりも大変なところがあるようにも思う。夜行バスは夜2時間おきに休憩で起こされるがその分席はちゃんと確保されているし意外とその席がなんだかんだ言いつつも座り心地は良いし移動の分の気疲れもかからない。だが一方で青春18きっぷ旅の良さはやはりその値段の安さと寄り道が自分の裁量でできるというところだろう。

浜松駅

昼食

さあ、浜松に来たということはお昼は餃子か鰻かの二択になるだろう。どちらも浜松グルメとして名高い。浜松自体、初めての来訪であり東京では何度か食べたことはあったもののやはりここは本場の味を食べてみたい、ということで浜松餃子にお昼は決定。駅を降りて比較的すぐ近くにある浜松餃子の名店に行く。のはいいのだがなんと長蛇の列。一応ラストオーダー前に滑り込めたのはよかったものの私のすぐ後ろのお客さんは完売と言われ去って行く場面も。そしてなんと13時過ぎから1時間弱かかってようやく入店。さすが人気店である。真夏の暑い中に並ぶのはやはりなかなかしんどい。が、冬よりは安心して行列に並ぶことができる。冬の場合は行列の最中にトイレに行きたくなってしまった場合は本当に目も当てられないことになってしまうからだ。お店に入り注文し、水をがぶ飲みしながらお昼の到着を待つ。

次回に続く。

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