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学びや

毎日小学生新聞 金曜連載 [学びや]イラスト担当しています。有名中学高校の先生による特別授業でございます。2024年度の [学びや]は、公民、数学、英語、化学のラインナップ。毎週楽しい特別授業が展開されています。なかなかお目にかける機会もないので、今年もちょっと紹介してみたいと思います。

まずは初登場の教科”公民”。公民という教科は、だいたい高校からスタートする選択科目。小学生から学ぶのはちょっと早い?いやいや、公民の中に含まれる”倫理”はSNSに早くから触れる現代の子どもたちに、ぜひとも早く知ってほしい!と、個人的に思っております。

2024 7月公民

7月の公民は哲学「絶対に正しいとは何か」。イラストは「目の前にミカンがある」という事実すら疑うデカルトくんのまねしてるところを描きました。哲学者のデカルトは、何となく正しいと思われていたことを徹底的に疑いました。そして「絶対に確実に正しいこと」は「疑っている私がいる」ということだ!に辿り着きます。この絶対に確実に正しいこと にこだわったのは、哲学を「演えき」で組み立てようとしたからです。このデカルトの考え方ははたして‥‥。この「演えき」とは、法則から事例について判断を下すことです。「演えき」は数学を大きく発展させました。ちなみに、5月は科学が使う「帰納」の授業でした。正しさにも色々あるのです。面白い。

2024年6月数学

第2週目は数学の授業。6月の数学は”平均”についての授業でした。平均とは、データの凸凹を平らに均すこと ですが ”平らに均す” の意味には違いがあります。平均のいろいろ「相加平均」「調和平均」「相乗平均」の違いについての授業でした。数字を読み解き違いに気が付けるのも現代人の必須能力ともいえます。「そうなんだー」とすんなりスルーしがちな平均ですが、勘違いしてたこともあるかもな〜なんて考えてしまいました。

2024年8月英語

第3週目は英語の授業。これまた必須な知識になっておりますね。8月はちょっと面白英語ネタ。聞こえ方の違いについて。違う言語のエリアでは動物の鳴き声も違って聞こえる?。そうそう、英語には蝉の鳴き声はないようです。ミンミンジージーツクツクホーシ!!が通じないのか‥‥w。

2024年7月化学

第3週目は化学の授業。7月は気圧について。富士山などの標高の高いところに行くとお菓子の袋などがパンパンになったりします。気圧が低くなるのがその理由です。山の上ではご飯がうまく炊けないと言われるのもこの気圧のせい。気圧が低い所では水が沸騰する温度が異なります。開成学園の先生は生徒さんたちと富士山に登ったそうですよ。夏休みに袋パンパン低気圧体験する子もいるのではないでしょうか?知っていると納得できて楽しさも増しそうです。

この連載イラストが、子どもたちが新しいことに興味を持つきっかけになるといいなーと思ってイラスト描いています。

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