アルザス地方のおやつ菓子、マンディアン。
このお菓子は、硬くなったクグロフで作るアルザスのパンプディング。
何種類かのフルーツを散らす。
マンディアンとは、物乞いという意味だが、転じて経を唱えながら歩いて物を乞う托鉢(たくはつ)僧。
ヨーロッパでは、カルメル、フランチェスコ、ドミニコ、アウグスチノの4つの托鉢修道会があり、マンディアンに散らす果物が、それらの修道服の色に似た色なのでそう呼ばれるらしい。
チョコレートのマンディアンも、そうである。詳しい解説によると、それぞれの服の色は、フランシスコ会はイチジク、カルメル会はヘーゼルナッツ、ドミニコ会はアーモンド、アウグスチノ会はレーズンとなる。
撮影:カメラマン日置武晴氏