南仏、アプトの宝石
フリュイ・コンフィと呼ばれるフルーツの砂糖漬けは、フルーツが豊富な南仏ならではのコンフィズリーです。
フルーツをシロップで煮て、日々糖度を高めていきながら砂糖をフルーツに浸透させるのです。
(この道具は、砂糖のシロップが果物によく浸透するように穴を開けるためのもの。自分で作ります)
そのまま食べてもよいのですが、多くは製菓用です。
フルーツが豊富な南仏では、カリソン用のメロンやフルーツケーキに使用するチェリー、その他イチゴ、マンダリン、イチジクなど色鮮やかなフリュイ・コンフィが生産されています。
フルーツやナッツをはちみつなどに漬け込んで保存する方法は、エジプト時代から行われていたという。その方法が砂糖とともに、十字軍などによって伝えられ、14世紀ごろには、フランスでも作られるようになったそうです。
特に有名なのは、リュベロン地方のアプトのもの。フリュイ・コンフィの60%は、フルーツケーキの国、イギリスに輸出されると言います。
(小さなミカンのようなマンダリン)
(マンダリンを乗せてみました)