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復活祭の仔羊

Joyeux Pâques 💐今日は復活祭ですね!
教室のベーシッククラスでアニョー・パスカル焼きました。「アニョー」は仔羊、そして「パスカル」は復活祭、または復活祭の期間中のことを指します。

今フランスは復活祭のバカンス。お菓子屋さんでは卵形チョコが並んでいます。しかし、アルザス地方は、このアニュー・パスカルを作るのです。復活祭は移動祝日で、「春分の日の最初の満月の次の日曜日」と言われており、この時期は卵型やうさぎの形をしたチョコレートを作るのが習慣だが、アルザス地方だけは、このアニョー・パスカルが店頭を飾るのです。


しかし、なぜ仔羊なのだろうか。それには、ふたつの話が関係しています。ひとつはユダヤ教におけるアブラハムの犠牲の話。神がユダヤ人族長アブラハムに神への犠牲として自分の息子を差し出すように試したとき、アブラハムは素直にそれに従った。が、結局は神の慈悲を受け、代わりに子羊を殺させたといいます。
同様にイスラム教徒は、復活祭に仔羊を犠牲にして食べる習慣があるのです。

もう一つの話は、キリストは世の中から罪を取り除く神の仔羊を聖書の中で唱えており、そのキリストの復活を祝うとき、仔羊の形のお菓子を食べるというものです。

陶器の仔羊型は、アルザスのスフレンハイムという町で、クグロフ型などと同様に専門に作られます。

今日は、伝統のレシピではなく、しっとり系のものにしました。

型はバターを塗って、強力粉をはたきます。
優しく混ぜて型に流します。

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