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明治時代の食道楽
なので、幕末から明治にかけて、武士だった村上開新堂の創業者が横浜の外国人居留区(ここを渋沢栄一たちは襲撃しようとしていたんですよね!)に住み込んでフランス人からフランス菓子を習ったその時から30年後に、一部の家庭でフランス菓子が作られるようになっていたのだと知ることができる興味深い本です。
これは続編らしいですが、たまたま生徒さんのお宅のお蔵で見つけたということで、きれいに保存されていました。
野菜も、アーティチョーク、ビーツ、アスパラガス、ホースラディッシュ、リーキなんかももうあったんですね。記載あります。しかし、これらも多分、外国人居留区のホテルなどでコックをしていた日本人などが外国人から教えられて、じょじょに広まったと思われます。この食道楽、歌舞伎座で同名の演劇作品も上映されたということなので、その反響たるやいかに!?
しかし、ここにある苺スポンジというのが、怪しい。すでにその頃板ゼラチンがあったらしく、要は苺を甘く煮て、それと卵白を立てたものを合わせてゼラチンで固め、カスタードソースか、イチゴソースで食べる。ってこれどう考えても淡雪かん風苺ムース!?いつから、今のスポンジに?