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言われて嬉しいタイミング
「頑張れ」
「もう頑張ってるのに……」
ベタだけど、こういう場面は多いと思う。別に今日は「頑張れ」について語ろうとしているわけじゃない。タイミングの話。
以前から幾度となく触れているんだけど、同じ言葉でも嬉しく感じる時とそうでもない時がある。「自分が望んでいる言葉ならいつ言われても100嬉しい」わけじゃない。
言ってくれたのに50くらいしか嬉しくないとか、逆にムカつくとか、悲しくなるとか――意外と多いように思う。
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例えば、話し合いというか口喧嘩というか、そういう流れになった時。「私はこう言ってほしいのに」と、望む言葉を言ってくれない相手への不満を口にしたとして。
相手がそこで納得して望む言葉を言ってくれたら、100嬉しいだろうか。まあ、100もいるかもしれないけど、私なら
「ぜ、全然嬉しくねぇ」
と思いがちです。なぜなら、それは言われたから言うだから。どんなに「そんなつもりじゃない」と弁解されても、素直に「そっか」とはならない。ひねくれているかもしれないけど、ぶっちゃけそう。タイミングの問題が、嬉しさを打ち消してしまうんだと思う。
超個人的な意見で言えば、もしもそういう流れになって言葉を返す時には、
「私は『○○だよ』って言ってほしいのに」
「そうだったんだね。気づかなくてごめんね。これからは心を込めて言葉にするようにするね。言われたから今だけ言うんじゃなくて。『○○だよ』」
のようなニュアンスで伝えられる自分でいたいなと思っている。「『言われたから言う』になるから言わない」じゃなく。その場でも言うけど、その場以外でも今後は言うよと伝える事で、気持ちが落ち着けばいいなと。
「えー。あたしならこう返されたい」
といった反論もあるかもしれないけど、超個人的な意見だからそこは大目に見てほしい。
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などと書いていて、つくづく思う。
私は「何を言うか」と同時に「いつ言うか」も重要視する人になりたいと。そこを決して疎かにしない人になりたいと。時と場合によるのは前提として臨機応変にそうあれる人になりたいと。
今の自分は、そこに自信がない。
きちんと考えられているかと自問しても、OKの答えを出せない。文章では何度も書いてきたけど、実際に出来ているかは別。恥ずかしい話、結構自分を棚に上げている部分もあるから。
いつか、棚の上から物をなくして、すっきりした自分になって、その理想を現実にしたい。タイミングをしっかり見極められる人に。
これが上手い人、マジで無敵だろ?
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