本づくりはやることが多い!!——デザイン・売り方・広め方
わたしは、今、自分で書いた小説『すべてのことばが起こりますように』を、自分で本にして出そうとしている。今まで本を出したことはない。何もかもがあまりに手探り。とはいえ、ネットで調べたり、人に訊いたりして、少しずつカタチになってきている。
最近あまり進んでいないようだが、実は激しく進んでいる。それらについてポロポロと書こう。
1 表紙のデザイン
実は、表紙のデザインが固まればもう藤原印刷にお願いして、刷る工程にいけるという段階にわたしはいる。つまり、もう殆ど本はできかかっている。今まさに、この本のデザインをやってくれる人が、表紙の絵・デザインに取り組んでくれている。頭が下がる思いだ。去年の12月頭あたりから何度も色々な案を出し、ああでもないこうでもないとやってくれている。本業のかたわらでわたしの本づくりに協力してくれているのだから、ほんとうにありがたいことだ。今日、久しぶりに表紙のデザインの進捗を共有してもらった。その絵を見て驚いた! 困惑した! これがおれの小説の表紙!? あれを読んでこれが出てくる!? その絵は、まるでわたしの「外」にある発想だった。そして、少し時間が経ってすごくいいと思った。まだラフのラフで、完成形ではないのだが、早くみなさんにもお見せしたい。わたしも楽しみだ。というか、わたしが預けっぱなしでなく全力で応答するんだ。
2 本の広め方・売り方
出した直後・後の本の広め方についても日々研究している。全く有名でも何でもないわたしだ、いくら本の内容に自信があろうと、広まるかどうかはまた別の話だ。本の売り方について見ていくうちにおざわさんの以下のツイートが目に入った。
おざわさんはヴァージニア・ウルフの『灯台へ』の葛川訳を復刊した。
そこにはこうある。
「20世紀モダニズム、そしてフェミニズムを象徴する作家であるヴァージニア・ウルフ。1927年にその代表作『灯台へ』が刊行されてからわずか4年後に、日本で初めて翻訳されたテキストを復刊しました」
上のツイートでおざわさんがいっていることは、
①ECサイトで売りつつ
②書店との直取引の環境を整え
③電子書籍やPODでも本を売れるようにしている、
ということだ。
これは、すごく参考になる。おざわさん、情報を、ありがとうございます!
①は、もうすでにBASEでの販売のためのページをつくっている。
②は、BookCellarへの登録をすぐさました。BookCellarとは書店向けの本の情報サイトで、多くの出版社が出した本の書誌データを登録している。わたしも本が出たらここに登録し、書店向けの注文フォームをgoogleフォームでつくって、その環境を整えたいと思う。
また③は、今回の『すべてのことばが起こりますように』は電子書籍版も考えているので、こちらも早く対応したい。
PODについては、わたしはやらないかもしれない。PODとは、プリント・オンデマンドの略で、Amazonや三省堂書店でそれを注文すると、ソフトカバーの本が後日送られてくるという(それは。わたしだったら、藤原印刷で印刷したものとは別に、Amazonなどが印刷して購入した人に本を送ってくれるらしい。そんな便利な仕組みがあるのか!?)仕組みらしいが、わたしの説明は間違っているかもしれない、ちょっとまだ調べ不足だ。
そのほか、個人のサイトも立ち上げ、その中に『すべてのことばが起こりますように』の特集ページを作りたい。わたしは昔ロボットめいたものをつくっていたときがあり、コーディングは多少できないこともないのだが、サイトづくりの経験はない。しかしやらねばならぬ。楽にやろうと思うと金がかかる。SquarespaceとかWixとか……。
そして、本が出るなら、一枚に表紙や値段などの情報がまとまったフライヤーをつくらねばならないだろう。SNSは、一枚画像のうまさがものをいう世界だ。
こうして並べると、今すぐは着手できないものの、売る・広めるのフェーズでやることがたくさんだ。また、誰か無理くり頼み込んで対談もしてみたい。その場合、文字起こしや編集などをやるならそれをやるのは自分だ。
やること、たくさんあるな!!