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まさか、自分が出版社になるなんて。
先日、ISBN+書籍JANコードが日本図書コード管理センターから発行された。書類一式を受領し、そこに記載されたコードをサイトフォームに入力し、正式に完了。
別に起業したわけではないのだが、一応、これで正式にわたし(?)は、出版社になったことになる。流行りの「ひとり出版社」というやつか。その中でも最も小さな規模。僕の場合、商売じゃないし。だから厳密には「出版社」だなんていえない気もするが、まあ、ざっくりと。まさか、自分が出版社になるなんて……思ってもいなかった。
このISBNコードを発行するにあたり、出版社として本を出すことの意義や意味について色々と調べた。これを書いている今でさえ、全てがわかっているわけではないが、ZINEなど、個人で本を出すときに、このISBNコードをつけない人が9割(!)もいる理由が、発行を進める過程でよくわかった。
金がかかること以上に、どうやら他の問題があるようだ。詳しくは書かないが、わたしもこれに引っかかり、色々とあれこれ訊いて回ったのだが、何とも煮え切らない回答が来るばかりであった。
「本」とは何だ。文字や画像の情報が載った紙束があれば、それは「本」なのか。ISBNコードがなきゃダメか。いや、なくても「本」か。全国の書店に流通しているモノが、本か。「本」とは一体、なんだ。それは、
「それだったら、『怪文書』といわれちゃうでしょう?」
「本」の定義にまで踏み込んだ、根深い話があった。
ちくしょう、大ゲサだ!
一旦、ISBN+書籍JANコードの発行はオシマイ。今度は、バーコードを作成して、裏表紙に指定の位置に置かなくてはならぬ。
「ふん!」レイモンドが言った。
「ふん!」ディックが言った。
「ふん!」しまいにはおれもそう言った。
なんとも珍妙! なんとも異様! なんとも滑稽! なんとも哀切! 信じたくないことではあるが……、この三つの「ふん!」が、そして他の何百万もの「ふん!」が、一段となって首尾よく陰謀の勝利を後押ししたのだ。
また、小説のページの組版(どんなフォントでどんな行数にするとか、本のページを組む作業のこと)も進めている。これについてもややこしいことだらけ。また後日書きましょう。
といっても、デザインをやってくれる人がinDesignでやってくれているだけだ。組版までほんとうは僕自身もやれるようになっておくべきだと思う。ただ、組版見含めて本のデザインの領域だ、とも思う。
また、印刷所もついに決定した。見積もりをとったり、その対応で大変だった。だが、色々動いて相場も知れた。値は張るが、対応も製本も素晴らしい印刷所にお願いした。今日のさっきお願いした!
もう後には引き返せない!
これについても、後日書きましょう。
製本そして、取次についてがほんとうに何もわかっていない。
「直取引代行トランスビュー」って何ですか。何やら良さそうな取り組みだが、よく調べないと。最近の独立系の本にはこのシールかシンボルが大体入っている。