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1人弁理士という選択肢

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私は今、いわゆる独立弁理士として、自分の事務所を自分1人で回しながら、俗にいう1人弁理士としてやっています。

昨今弁理士法が改正され、1人弁理士であっても弁理士法人化が認められたり、まだまだ弁理士という業界も、独立して事務所をされている場合、1人で事務所経営をされている方がメジャーである印象です。

私自身は、独立そのものについては組織に属しているときから少しずつうっすら考えてはいたとはいえ、その形について、絶対1人がよいとか、特にこだわっていたわけではありませんでした。

その後紆余曲折を経て、結局今後も独立してやっていく限りは、誰かと組んだり、事務所を大きくするというよりは、1人弁理士としてやっていこうという気持ちが強まった、というのが、今の私の心境です。

では、なぜ1人弁理士としてやっていこうと思ったのか、また、1人弁理士としてやっていく上で、どのような経営戦略プラン(というと少し大げさですが)を考えているのかについて、以下に書いていきたいと思います。

なお、今回の記事は少し踏み込んで書いている部分などもあるため、有料記事とさせていただきました。


1人弁理士としてやっていこうと思ったきっかけ
-その1: 基本、人に頼るのが苦手な性格である

少しずつ独立を見据えて、会社以外の人や、同業の人、一足先に独立した同業の友達などと話をしていくうちに、少なくとも私にとっては、人と一緒に弁理士業を行うことで得られるメリットよりも、デメリットの方が大きいな、と感じることがあり、すなわち私は弁理士としては、1人でやっていく方が向いているのだろうな、と、少しずつ確信をするようになりました。

もちろん例外もあって、プライベートや仕事を通してよく知っている人、そして信頼・信用が土台にある人間関係の方とは、仕事を依頼されたり、うまくコラボできるのですが、基本的にまだあまり知らない方と、信頼・信用の土台を築かないまま、何かをコラボするというのが、どうも私にとっては難しいようでした。

それはなぜかを考えると、おそらく私が基本的に人に頼るのが苦手な性格で、一緒にコラボするといっても結局私ばかりが手を動かすことになったり、また、不思議なことに、そうするとなぜか人を利用してやろうという人に捕まってますますその傾向が強くなる、というところに、おそらく大きな原因がある、という結論に至りました。

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